今日は拙著『リーダー感覚』からテーマをもってきました。
『リーダー感覚』のなかで、「リーダーとして部下に向き合うスタンス」について、私なりの考えを示しています。
言い換えれば、これは「リーダーとしての立場を保つ態度」ということになります。
私が考える「リーダーとしての立場を保つ」条件を列挙してみましょう。
第一は、支配を求めないことです。
第二は、常に部下に自発性を促すことです。
. . . 本文を読む
新刊『リーダーの人間行動学――人間を見る力を鍛える』(鳥影社)のなかに載っているクイズの一部です。
船が難破して乗客がボートに乗り移ってきたがボートは満員。誰かが海に飛び込み、泳がなければならない。どうやって説得するか。
日本人には
「ほかの皆さんも飛び込んでますよ」
で、日本人の感受性とは?
この本のなかで強調しているのは、人間の行動基準(感受性とも呼んでいます)は、実に様々だということ . . . 本文を読む
極めて大雑把な言い方をすると、人間には10種類の感受性があります。
拙著新刊『リーダーの人間行動学――人間を見る力を鍛える』では、歴史上の人物の行動を感受性パターンに基づいて分析しております。
そのような資料をお読みいただきながら、感受性を理解していただければと思います。
部下や交渉相手の人がどのパターンかわかり、リーダーとしての指導力や対人折衝力において非常に有益です。
なお、感受性につ . . . 本文を読む
昨日、東電の行動はいかにも腑に落ちないと書きましたが、想像通り、原発をなんとか維持しようという思惑が裏で働いていたようです。
週刊ポストは、揚水発電の数字が入っていないことに不審を抱き、エネルギー庁に取材したといいます。
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ことの発端は資源エネルギー庁作成の「東京電力の設備出力の復旧動向一覧表」という極 . . . 本文を読む
東電の行動はいかにも不明朗である。
このブログでも指摘したように、東電は夏の電力供給力を何度か上方修正してきたが、最近になって5700万KWまでにもってきた。
ちなみに夏の最大需要は6000万KW程度と見積もられている。
なぜ、このような上積みができたかというと、揚水発電をカウントに入れるようにしたからだという。
これについては、電力関係者は当初からクビを傾げていたという。
揚水発電とは . . . 本文を読む
案の定、この会議ではだめだ。
人が多すぎて…復興構想会議、運営めぐり危機感 (読売新聞)
東日本大震災復興構想会議は23日の第2回会合で、会議の運営方法をめぐって、各委員から改善を求める声が相次いだ。
赤坂憲雄学習院大教授は終了後、記者団に「あまりに人が多すぎて議論ができない。本当はしゃべりたいことがいっぱいあるが、時間が足りなくて煮詰まらない」と不満を漏らした。
会合では、下部組織の検 . . . 本文を読む
都心のホテルは外人客が逃げて、稼動率は相当落ちているらしい。
関西のホテルは、震災直後は東京の人が逃げてきて満杯の状態だったが、その後外人観光客がいなくなり、やはり相当アキが増えているらしい。
被災地近くの日光などの温泉旅館は、当然のことながらガラガラらしい。
北海道あたりも、外人観光客は大幅減だそうだ。どこでも影響を受けている。
東京の飲み屋街はどうなのだろう。多分、かなり落ちているだろ . . . 本文を読む
10年前に出した拙著『先見力訓練法』では「原発の安全性を高めたならば、発電コストはもっと上がる。原発が安くつくという主張は間違いだ」と述べました。
残念ながら、数字の裏付けはないわけですが、こんなことは直感的に明らかでしょうに。
自民党政府と電力業界は、「原発は安くてクリーンだ」とずっと嘘をついてきました。
それが、今回、ようやく嘘だとはっきりした。不幸なことです。こんな自明なことを、事故が . . . 本文を読む
孫さんはすごいですねえ。
ついこの間、震災復興支援に100億円を出すといったのに次いで、これです。
「脱原発」財団設立へ ソフトバンク・孫社長が10億円(朝日新聞) - goo ニュース
今後のことを考えると、LED電球とか自家発電装置とか、ともかくそういったシステムが今後猛烈に伸びるのではないでしょうか。
同時に、電力会社に自由に売電できるようになるでしょう。
電力需給構造が根本的に変 . . . 本文を読む
日本の全発電量の26%を占める原子力発電だが、福島原発事故を機に「原発はないほうがいいのでは」との声が上がっている。私も絶対そう思う。
こんなに大きな比率を占める原発を急にやめられるのかという疑問があるが、どうやら電力会社の嘘だったようだ。
「原子力がなくても、現在の火力と水力だけで充分にまかなえます」というのは、京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏。
「日本では、使われていない火力の発電所 . . . 本文を読む