今日は、おそらく今年最後の投稿になると思います。と言いながら、意表にも明日また書いたりして。でも、一応今年最後のつもりです。そこで、人間心理を扱いましょう。
「怒り」
怒る人の場合はどうか。いろんなケースがあります。そのなかの一つは、自分に力がないときに生じる怒りです。こういう人は、自分の力が奪われると危険を感じ、ますます怒ります。
以下は『リーダーの暗示学』で取り上げた私の例です。 . . . 本文を読む
人間の心はオセロゲームのようなものです。ひとつの信念が心を支配し始めると、それが心すべてを支配したくなる。それが心の統一感というわけです。この統一感を人間はずっと願っているのです。そして、そうでないものを排除しようとする。
「食生活の心的統一感」
12月のはじめだったか、お世話になっている出版社の鳥影社さんから、フジリンゴを送っていただきました。
さすがに贈答用だけあって、ものが違う。品のよい . . . 本文を読む
いよいよ押し詰まってまいりました。そこで、一年を振り返ろうかと。思いつくままに書いてみましょう。
年初の予想でいちばんはずれたのは、株が全然上がらなかったことですね。まあ、下がりもしなかったですが。ほとんど横ばいという感じです。
北京オリンピックがあるから、それまでは大丈夫と踏んえいたのですが…。実際、欧米諸国や他のアジア株はみな値上がりしているんですから。
日本株だけなぜか蚊帳の外という感 . . . 本文を読む
今日は東京は朝から雨。知人の三回忌なのです。ふと、ベルレーヌの詩を思い出しました。
「巷に雨の降るごとく わが心にも雨が降る このわびしさはなにものぞ・・・」
いろいろな人が訳しているので、微妙に味が違いますが、たまたま手に入ったものから。
『言葉無き恋歌』-金子光晴訳
巷に雨の降るごとく
わが心にも涙ふる。
かくも心ににじみ入る
このかなしみは何やらん?
やるせなき心のために
おお . . . 本文を読む
政府の審議会とか委員会というのはなんなんでしょうね。今日はこれを論じますが、その前におわび。昨晩、この新聞記事について書こうと思い、新聞記事だけ草稿モードに保存しておこうと思ったのですが、誤って公開モードにしてしまいました。そうしたところ、閲覧数がちょっと増えてしまいましたね。多分、がっかりされた、だまされたという人がいたと思います。だますつもりはなかったのですが、たいへん失礼しました。
. . . 本文を読む
日本ビクターが今たいへんなようです。
ビクターのグループにはビクターエンタテインメント、テイチクエンタテインメントなどのレコード会社も持ち、9月末時点のグループ従業員数は約2万8000人。
この会社は、米蓄音器メーカーのビクタートーキングマシンカンパニーの日本法人として設立されました。老舗の電機メーカーです。
戦時下は日産財閥や東芝などの傘下にあり、戦後は日本興業銀行(現みずほコーポレート . . . 本文を読む
案の定、6ヶ国協議はなんの進展もなく終わりました。議長国の中国は何を考えてこの会議を呼びかけたのだろう。北朝鮮の態度に対して、根本的に理解できていないことが露になったということだけでしょう。
それにしても不愉快なのは韓国の態度です。開城工業団地の11月の生産額は、前年同期の3倍に増えたうです。北朝鮮労働者の賃金支払額は2.5倍だとか。どうせ、国にもっていかれるのでしょうが。韓国政府は何を考 . . . 本文を読む
八洲学園大学で講義をしたときのことですが、宿題をだしました。宿題の内容は、「会社の同僚でも家族でもいい。誰でもいいからほめてみて、そのときの感想を書け」というものです。そしたら、思いがけないことをする人がいました。
たいていの人は、家族とか部下に、あれこれしてみたというレポートなんです。
ところが、その人は、「自分は人をほめるほどえらい人間ではない。とてもそんなことをできない」というのです。
. . . 本文を読む
先日もちょこっと書きましたが、グーグルで「ほめる訓練」で検索したところ、なんと犬の訓練の話ばかりが出ておりました。
それで驚いたのですが、先ほどまたグーグルで検索したところ、ようやく最初の頁に私の関連HPが3つほど載っていました。また、ほかに一名、主にコーチングに関するブログを書いているかたのブログも載っていました。
それにしても、ここまで基本がなおざりにされているかと思ったら、実にがっかりし . . . 本文を読む
今日は久しぶりにリーダーの暗示スキルを解説いたしましょう。詳しい理論や応用例は拙著を読んでいただくとして、今日はいちばん肝心なポイントだけ示しましょう。
「相手の観念の一部を壊せ」
多湖輝『言葉の心理術』(三笠書房)から、題材を選びました。
ある女性のスピーチ研究家が、口べたに悩む学生の矯正を試みたときの話しです。(140-141頁)
「彼女はその学生と二時間ほど話したあと、『あなた . . . 本文を読む