今日は拙著「リーダー感覚」のなかにある、「人をほめる訓練」について、人間行動学的に考えてみます。
「リーダー感覚」では、人をほめる訓練をリーダーシップ力向上の基本と考えています。
リーダーというのは人に仕事をしてもらわなくてはならない立場であり、そのためには他人に関心をもたざるをえないのです。
ところで、人をほめる訓練というのは、いやでも人に関心をもつわけです。そうでないとほめてもききません . . . 本文を読む
昨日はハイパーデフレかハイパーインフレかという話がでましたが、どちらも来ないような気がしてきました。
あるのは、緩やかなデフレではないでしょうか。緩やかと言っても、そこそこきつい下げかもしれませんが、超下げはないのでは。
世界で考えれば、依然として中進国の需要は旺盛でしょう。一時的には落ち込むでしょうが、長期的には伸びると見ます。
需要があるのなら、極端なデフレにはならないように思えます。
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先ほどまでL研ブックストアの手直しをしておりまして、いまからブログを書きはじめています。
お年玉プレゼントをL研ブックストアで提供しています。探検家スコットの行動分析ですが、これはリーダーとして人間を評価するときの態度について触れたものです。
リーダーとして人をどう見るべきかという点について、一種のトレーニングが含まれています。リーダーでない人でも、他人をどう見たらよいかのヒントになります。
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今日は20日。土、日を休んで一日おいたら、23日の火曜日も祝日ですから、そのあと数日で年末のお休みになだれ込みますね。
ほんとに早かったと思います。
今年は私にとって思いがけない展開になりました。
思い返せば、4月にホームページ作成ソフトをQHMに切り替えたことから、展開がはじまったようです。
これまで使っていたホームページ・ビルダーですと、変更・修正が面倒ですぐ画面が崩れてしまうのです。 . . . 本文を読む
今日は「感受性」について取り上げてみます。
感受性を辞書でひくと、こんなふうな説明がありました。
外界からの刺激を深く感じ取り、心に受けとめる能力。
使い方の例:「―が鋭い」「―が豊かだ」。
これはごく一般的な説明です。だいたい世間ではこういう使い方をされているでしょう。
これは、感覚が鋭敏なのであるとも言えるでしょう。
しかし、人間行動学的に言えば、もう少し細かく見ていった方がよいと . . . 本文を読む
12月9日に書いた「いよいよ筋にはまってきた組織行動」ですが、ますますこのシナリオが進行しているようです。
組織が破壊してしまうときは、最終段階で中枢に内部分裂が起きる――これが組織行動学の定石です。と、私が言っているわけではない。
これは歴史の大学者が言っていることです。中公バックスの「世界の歴史」というペーパーバックに書いてありました。第何巻だったかは忘れましたが。
私の場合は、「情報の . . . 本文を読む
昨日は午後から体操教室に出かけました。
そこで、かつていっしょにコンサルティングの仕事をしていた人と18年ぶりに会いました。
お互いびっくりしましたよ。
その人はIT企業にしばらく在籍しておりましたが、いまでは頭を丸めて宗教研究に転じているとか。
はじめ、遠目には坊主頭で何やら怪しげな感じがした。それで私はその人に近づかないようにしておりました。
ところが、休憩時間にトイレに行って、帰っ . . . 本文を読む
だんだん世の中に冷えた空気が広まっているようです。
私の見方ですが、景気はこれからあと1年半は悪くなると思います。短くてすめば1年ですが、まあ1年から1年半でしょう。
景気が立ち直って少し春めいてきたかな、空気が暖まってきたな、と感ずるのは、おそらく2010年の春以降でしょう。
来年1年は底冷えするような冬の日々が続くと思います。しかも、時間が過ぎるほどに寒さがこたえてくるでしょう。来年の年 . . . 本文を読む
このブログでは、いろいろな世の中の出来事を、人間行動学的観点から眺めております。
私のいう人間行動学というのは、「人間を観察し、その人の行動基準を判定し、そこから人間行動や組織行動について判断していく」という考え方です。また、その観察分析に基づいて、有益な指導をしていこう、という考えかたです。
その根幹にあるのが、「人間を観る」力をつけることですが、そのための理論も用意しています。これは私が開 . . . 本文を読む
大前研一さんによると、アメリカのサブプライム問題というのは、不動産の小口分散化ということらしいです。
私流に勝手に解釈してみました。
ふつうは1億円の土地を売ろうとすると、お金があってそれを買ってくれそうな人にアプローチします。しかし、まとまった金をもつ人はそう多くはない。そこで、この土地を1万円単位の債権にして、1万人に買ってもらおうということを考える。しかも、それにいろいろな金融テクノロジ . . . 本文を読む