佐藤直曉の「リーダーの人間行動学」 blog

リーダー育成のための人間行動と人間心理の解説、組織行動に関するトピック

電力買うより太陽光発電の方が安くなりつつあるらしい

2016-05-14 10:48:29 | リーダーの人間行動学
日刊工業新聞がそもそも一般紙でないので、あまり世間に知られていませんが、結構重要な記事です。

太陽光発電が原発をリプレースすることをこのブログでは10年以上も前から言及してまいりましたが、現実はそれに向かって着々と進んでいるように思えます。

自然エネルギー財団(東京都港区)の木村啓二上級研究員の研究によると、家庭用太陽光発電で1キロワット時の電力を作る発電コストが、電力会社の電力料金と同等となる「グリッドパリティー」に到達した可能性が高いらしい。

グリッドパリティとは、再生可能エネルギーの発電コストが、既存の電力のコストと同等かそれ以下となることです。

2010年に比べ、太陽光発電システムの購入や設置、維持にかかるコストが40%近く下がったのが大きいようです。



木村氏は14年7―9月に家庭用太陽光発電の発電コストが1キロワット時当たり26・29円となって電力料金の全国平均と並び、グリッドパリティーに達したと試算した。同10―12月には25・28円に下がり、初めて電力料金を下回った。

 東京電力管内は13年7―9月にグリッドパリティーに達した。中部電力管内は15年10―12月の太陽光が21―22円台と安いが、電力も値下がりしており同水準となっている。関西電力管内は同期間の太陽光が電力料金よりも4―5円安い。

試算はいろいろな仮定が含まれるので、それを変えれば数字は動くかもしれません。しかし、今後太陽光発電が普及していけばさらにコストは低下するのは間違いないところでしょう。

原子力発電よりコストが安いのが誰の目にもはっきりするのも、そう遠い未来ではないと思います。太陽光の普及が後押しされそうだ。

資料引用はこちら:電力買うより太陽光発電の方が安い―「グリッドパリティー」とは?(日刊工業新聞)


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