佐藤直曉の「リーダーの人間行動学」 blog

リーダー育成のための人間行動と人間心理の解説、組織行動に関するトピック

リーダーの暗示学218――タイプ別の暗示

2005-07-15 07:03:09 | リーダーの暗示スキル
 感受性によって、暗示のシンボルはいろいろ変わってきます。今日は3種に対する暗示の事例です。
 
 
「3種の女」
 3種というのは、丸顔で食いしん坊。感情、特に好き嫌いの感情が激しい人のことです。日本の女性は、このタイプが多いとされます。

 体の特徴としては、左右の重心の偏りが大きい。人間は多かれ少なかれ、右か左に傾いています。これはサルが直立したときからの宿命です。ただ、3種というのはそれが極端なのです。

 そのため、重心側の力のかかる側が太く短くなります。たとえば、顔が左右で大きさが違う、左右の目の大きさとか、鼻の穴の大きさが違う。重心側の足は太くて短い。
 
 3種の女性は、色白、美人で、気まぐれですが、明るい。仕事場では、職場の花という感じです。事務能力はあまりありませんが。男ばっかりの職場には、やっぱりこういう人が欲しい。場が和みます。

 3歳頃の子供はみんな3種なんです。だんだん成長していくにつれ、個性が現れてきます。したがって、3種の人は、子供のまんま大人になっている人のこと。頭の中は幼児。(ここだけの話ですよ。けっして口外してはいけません)。
 
 洋服の趣味はあまりよくない(と私は思います)。赤や黄色の原色をごてごて使って、すっきりモノトーンでまとめるということはあまりない。花柄なんかが好きではないかと思います。
 
 外見は素敵な美人ですが、バッグの中はぐちゃぐちゃ。押入れのなかもぐちゃぐちゃ。家には開かずの間があって、家中の荷物がそこに投げ込まれている。

 整理整頓がへた。でも、自分ではどこにあるかわかる。人が整理すると、かえってわからなくなる。
 
 3種は食いしん坊です。感情と胃袋は関係しますからね。
 
 
「3種の男の弱み」
 3種の典型は、男では、画家の梅原竜三郎先生です。カテゴリ「感受性の解説」のなかにあります。たしか昨年の12月に書いたもので、いちばん古いものです。

 3種がいかに食にこだわる人なのか、梅原先生を読めばわかりますから、読んでみてください。

 今日は私が経験した3種の男の話です。
 
 丸顔の知り合いの男が、私の事務所にたずねてきました。
 
 もう、会社がいやになってやめるんだと言う。聞けば、給料が安すぎて暮らしていけないとか。確かに相場に比べて、相当安いのです。
 
 でも、彼は中途採用なのです。ちゃんと面接したんだろうと聞くと、面接はしたと。
 
 でも、条件を決めずに入社しちゃったのだそうです。
 
 私はびっくりして、聞きました。
「面接で何を話したの」

「会社の概要を聞いたら、社長が料理屋で続きを話そうと言うんです。それで了承して、料理屋に行くと、ふぐ刺しをご馳走りました。オオ、なんて太っ腹の社長だと感激しました」

 それで、この会社に決めてしまったんですって。
 
 海老で鯛を釣る、というのは聞いたことがありますが、ふぐで人を釣ることができるとは。この社長、相手を見抜いていた。すごい暗示力の持ち主です。
 
 あんまりしょげていたので、昼食をご馳走してあげました。でも私は腹は出ていても太っ腹ではありません。スパゲッティをおごるのがやっと。
 
 でも、3種の食いしん坊さん、おいしそうに食べてました。
 
 
「暗示を使う」
 みなさんには信じられないかもしれませんが、世の中にはこういう感受性の人もいるんですよ。水戸黄門の八つぁんのような人でしょうかね。
 
 私、このときから、3種には食い物と決めております。接待がきく人種のようですよ。また、こういう人に暗示を使うなら、まずは食べ物の話をします。
 
 元気がない3種には、おいしい食べ物を空想させるのです。あるいは「おいしいものでも食べに行こうか」と誘う。すると、ほんとに元気が出てきます。嘘ではありませんよ。

 みなさんのまわりにそういうタイプがいたら、試してみてください。私の言葉が嘘でないことが分かります。
 
 以前、小泉さんが北朝鮮に行ったとき、金成日主席といっしょに昼食をとらなかったですね。日本から、水とか食糧をもっていって、別室でとったと聞きました。
 
 盗聴とかいろいろ警戒してのことでしょうが。でも、これは失敗ですね。3種にはうんとうまいものを食わせて、気をひかないと。

 私が総理大臣だったら、長嶋さんのように、日本から野崎さんでも連れて行って、最高の日本料理でもてなします。金主席はなまずが大好物だとか。
 
 拉致家族のかたがたは本当にお気の毒です。先日は、暑い日に、首相官邸前でしたか、座り込みをされておりましたね。それも3日間も続けて。

 お年を召した方も大勢いるのに。そういう方たちの姿をテレビのニュースで見るのは、やりきれませんね。なんとかならないものでしょうか。

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