佐藤直曉の「リーダーの人間行動学」 blog

リーダー育成のための人間行動と人間心理の解説、組織行動に関するトピック

自分の個性を仕事にどう活かすか

2010-01-27 10:10:05 | リーダーの人間行動学
今日は題材を本日の日経ビジネスオンラインの記事から取りました:

ジャパネットたかた 高田明の「みなさんの相談に乗りましょう」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100125/212389/?P=1

高田明さんが読者の質問に答えておられます。

「自分と他人を比べてしまいます。仕事がうまくいっている友人を見てうらやんだり、自分はこのままでいいのかと落ち込んだり…。その度に自己嫌悪に陥ります。(33歳、男性、販売)」

高田さんの答えを簡単に紹介すると、「周りの人と自分を比べて嫉妬したりうらやんだり、あるいは他人が気になるのはわかるが、人と比べることをせず、自分の日々の進歩に関心をもて」ということのようです。

「人間が成長する上で、目標や理想は絶対に必要です。だから、ライバルを持つこと自体は悪いことではありません。ただし、そのライバルを他人にしてしまうと、人は息苦しくなります。」

上のところはポイントです。

特に捻れ型というタイプは、競争意識が特に強いタイプですので、よきライバルをもてばいいが、そうでないと、息苦しくなるどころか敵を憎むようになります。それと、自分が負けたと思うとひどくコンプレックスをもつようになりやすい。

ですから、捻れ型のお子さんをもつ親は、子供によき競争相手をもたせないといけません。具体的には過去の偉人をライバルにするとよいとされています。

捻れの子は元来たいへんな努力家ですから「あんな偉い人のようになりたい」と猛烈に頑張るのです。起業家だったら松下幸之助さんなんかを選べばいい。

すでにこの世にいない人を憎むわけにはいきませんから、捻れ型はとてもよく努力ができます。

前後型タイプの人は、元々自分との競争という面が強い性格です。ですから、スポーツでも棒高跳びのような「記録との戦い的な競技」に優秀な選手が現れます。

これに対して、捻れ型はこういうのは全然ダメです。とにかく相手がいないと力が出ないタイプなんです。格闘技なんかはもろこれですから、捻れ型の人が多いといえます。

相撲ですと、朝青龍などは捻れ型でしょうね。一方、突っ張りなどのような腕を使う技を得意とするのは前後型5種でしょう。いま親方をやっている寺尾さんなどは5種でしょうね。

あと思いつくままに言えば、開型(10種)は「お客さんのために頑張ろう」と思うと力が出るそうです。だから、大衆的な芸能とか大衆相手の商売に向いているそうです。

自分の個性というか持ち味を、職業においてどう発揮していくか、とても重要なことですね。

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