サタン道

フリマ命!の中年オバハン愚痴日記。

年下への対応

2019-01-16 08:20:05 | Weblog
わたくしが今まで好きだったり、お付き合いした男性は ほとんど年上。




5〜15歳くらい上の方が多く 高校の時も好きだったのは部活のOBの先輩でした。




でも これは「自分が若い時に年上がカッコよく見えるのであり、自分がある程度の年齢になったら 今度は年下がよく見えるのであろう」とも思っていました。







が。








サタン50歳、ババアになっても「ステキだな」と思うのは 年上の方が多く、俳優さんだとリチャードギア様、リアムニールソン様、役所広司様、渡辺謙様あたりがストライクです♡





もし仮に「役所広司様と半日デートできる券」「神木隆之介様と半日デートできる券」がヤフオクで出品されたとしたら、わたくしは全力で入札合戦し「役所広司様デート券」を落札することでしょう。





どちらも熱烈なファンですが、本当にデートできるなら年上の方がいいのです。









今まで年下の方とお付き合いしたことが一人しかなく、どう対応してよいかわからないんですよ。。(汗)




「自分より年齢が下である」と思っただけで、とても引け目を感じ、

「こんなオバハンと話してもらってすみませんね」

と迷惑なんじゃないか、すごく気を使われてるんじゃないかと考えてしまうのです。





相手が若ければ若いほど引け目度が増えてゆき、できればなるべく接触したくない。




若い女性ならまだしも、特に男性の場合は

「彼の目には 自分はどんなふうに映っているのだろう」

と考えてしまって逃げ出したくなります。





ちなみに同級生などで 自分より誕生日が半年遅いなどの場合は「チッ」と感じます。(笑)














そんな「年下嫌い」のわたくし、先日 一人で原宿に買い物に行った時のこと、フラッと入った店で好みのワンピースを見つけてしまい、手にとって悩んでおりました。




セール期間が原宿はどの店も混み合っていたのに、この店はガラガラ。




タグを見ると 値段が1万以上のものばかりで ターゲットが20代〜40代くらいの店という感じ。











空いてる、というか自分しかいない店内で(爆) ジッとワンピースを眺めていると 背後に視線を感じました。




振り向くと20代前半、もしかすると18歳かも、、、くらいのハーフのような顔立ちの美しい女の子の店員さんが。




「うっ!」と思いましたが、ワンピースがとっても可愛く、定価20000円の札に 魅惑の「40%off」のシールが貼られています。




2つのワンピが目にとまり、凝った刺繍がレースがついていて「ステキだな〜」と交互に眺めていました。









シーンとした店内、2つを手にとりつつ固まるわたくし。




その間、彼女は2〜3mの距離をとり商品生理をしていて、わたくしに声をかけてきません。




「なんで声をかけてこないのだろう」

「やっぱ怖いからかな」

「こうゆう高い店では やたらと声をかけないのだろうか」

「それとも(オバさんはうるさいから接客しなくてよい)と言われてるのだろうか」

と、どんどん暗い想像が止まらず、冷や汗が。





若者への免疫がない上に、普段フリマで買い物をすませているため、こんな高そうな店に入ることはめったにありません。




一人オドオドしながら、そのまま突っ立っているわけにもいかないので 鏡の前に行き ワンピースをあててみました。




すると ついに天使のような女の子がわたくしに近づき、

「よろしければご試着もできますので」

と声をかけてきました。






その声がまた死ぬほど可愛く、天使のお言葉に 悪魔の自分がシュワーーーーッ!と溶けて死ぬんじゃないかと思いました。




映画「インタビューウィズヴァンパイア」で ヴァンパイアが朝日に当たって「ギャーッ!」って叫びながら粉々になってゆくシーンがありましたよね。




彼女の声には そんな破壊力がありました。




大天使ガブリエル様のお言葉に

「じゃあお願いします」

と小声で返し、試着室に入った時は 朝日からギリで逃れたヴァンパイアの気持ちが手に取るようにわかりました。




ふぅ、アセったわ〜〜、というところでしょうか。







広くて綺麗な試着室で ワンピに着替え、冷静にチェックするわたくし。




この年頃の悩みですが

「年齢に合っているか」

「清潔感があるか」

「親子で並んだ時に娘が恥ずかしい思いをしないか」

など チェック項目があるのです。







わたくしは試着の時に 必ず試着室の外に出て、大きな鏡で離れた距離からも見るようにしています。




近くだと上半身にばかり目がいってしまい、全体的にどう見えるか、がわからないからです。







外に出ればガブリエル様がいるので また溶けてしまいますが、ドアの外から接客する声が聞こえ、

(どうやらガブリエル様が他のヴァンパイアと応戦しているようだ)

の手応えがあったので「チャンス!」とばかりに バッ!と出て外の鏡でチェック。





他のヴァンパイアが どうやら自身と同年代であるのを横目で確認しつつ、すばやくチャックして試着室に逃げました。ふぅ。





試着した結果、1つのワンピースが とても可愛くて好みではあるものの、デザインが可愛いすぎて 50代には無理であると判断し、もう1つのワンピを買うことに。





恐る恐る試着室から出て、ガブリエル様に

「こっちは可愛すぎるので もう1つほうにします」

と言うと ガブリエル様が

「どちらも とってもお似合いでしたよ」

とおっしゃり、その瞬間にシュワシュワシュワーーーーーーーーッ!!!と溶けてわたくしは無になりました。






どう言われても溶けていたと思いますが、接客上「似合わない」とは口が裂けてもいえないでしょうし(爆)、ガブリエル様もどう返してよいやら さぞお困りになられたのではと思います。




お互いに困りながら会計をすませ、ガブリエル様に見送られて店を出た時には ドッと疲れが。




5歳くらい一気に老けた気がしました。











そうやって(自分だけが)苦労して手に入れたのが写真のワンピースです。




手染めと思われる深いネイビーにシルバーの刺繍が施され、細かい手技がすばらしく こちらにしました。




40%オフといえどもお高い金額ですので 清水の舞台から飛び降りる気持ちでしたが、あの状況で試着までして買わないで出てゆく勇気などございません。








ガブリエル様の対応も ご本人にしたら普通に接客しているのあり、こちらが過剰に受け取ってしまったために一人で疲れたのですが、年下さんと対面すると いつもこんな感じになってしまうのです。。







服1枚買うのに1時間かかってしまいましたが、「ついに買ったぞ!」と胸いっぱいのやりきった感が。(笑)







いい買い物ができました。





大事に着ようと思います。















コメント
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