京都市生まれ。大阪で地方新聞の記者として働きながら、2004年から自作曲をピアノで弾き語りを始め、全国各地で音楽活動を展開。
2007年、韓国「ナヌムの家」での「平和と友情のためのフェスティバル」出演。
2008年、ベトナムでの「日本ベトナム平和友好コンサート」出演。
CDは、2005年「多喜二へのレクイエム」、2008年「オリジナル集ー青い空を抱きしめて」、2009年「ひとりひとりがHERO」など。
両親は、おとなりの木津川市在住。
チケット・チラシを扱ってもいいという方、ご連絡ください。
今日はピースコンサートのご案内です。
と き 3月14日 日曜 午後1時半~
ところ かしのき苑 (精華町南稲)
参加費 500円
内 容 Kei・Sugarさんのコンサート
朗読&みんなで歌う会(リクエストOK)
精華9条の会4周年記念として、音楽と詩を通して平和のことを考えます。
前売り券は、佐々木でも扱っていますので、ご希望の方はご連絡ください。問い合わせも大歓迎です。
なお、車がない方は、祝園駅12時50分発の精華くるりんバス(100円)が便利です。
先日、タイトル名にある映画を観た。きょうされん30周年記念で製作された物で、精神障害者の作業所を通して、地域との軋轢と融和していく様を描いたものだ。本来なら、ものすごく長い時間を要して、紆余曲折があり進展していくものだが、1時間半程度の映画では、少し飛躍的な場面もあった。
「きょうされん」は、以前「共同作業所全国連絡会」(だったかな?)という名称だったが改名された。映画も、東京から和歌山県庁に就職するために帰省した方が、地域や家族の誤解を解き、お互い理解し合うというもの。地域の方は「自分たちのふるさとによそ者が入り込み混乱している」というが、作業所側は「ふるさとを少し分けてください」という。ふるさとというものは誰もがあるはずだが、その背景には、精神障害者への理解不足で、地域にいられなかったり、家族の縁談に差し障ると言って社会的入院をさせているケースが多いので作業所の仲間たちには「ふるさと」がないことによる。
私も、議員になる前の仕事で、同じような経験をしている。「いこいの村」という施設を作るための実態調査に回った。家庭もあったし施設もあった。病院関係は大半が精神科系統のところだ。中には「ろうあ病」というありもない病名で主会的入院を強いられていた方もあった。聴覚障害ゆえに職員や他の入所者とのコミュニケーションがとれず、「分かってもらえない」ストレスで暴れたために、手足をベッドにくくりつけてあった方もいた。そういう方たちを少しでも人間らしい人生を歩んでいただくために、仲間たちと力を合わせて施設建設を進めてきた。署名活動、カンパ活動、古紙回収などでの資金集め、各行政への実態報告と協力要請などである。そういう意味からも、この映画の意味するところはよく分かる。
今では、昔ほどの偏見は解消してきたが、まだまだ存在する。
京都の地は、その分野では理解が進んでいると思う。明治時代から障害者教育に民間人が立ち上がったり、岩倉の地域では地域ぐるみで患者のケアをしてきた歴史がある。
精華町内にも作業所は存在する。その存在自身が大きな意味を持ち、地域の理解を広げていくものだ。
昨年12月議会に、現在22人の議員定数を4人減の18人にするという議員提案がされた。この議案に関して、住民の意見を聞くために今日から3回、町内で「意見を聞く会」が開催される。
日程は、
11日 午後7時~8時半 精華南中学校
12日 午後7時~8時半 役場交流ホール
14日 午後7時~8時半 光台コミュニティホール である。
全国的には「削減」傾向があるものの、中には維持しているところもある。この問題を考えるポイントは、
①市町村長と議会は、権力を1か所に集中させない仕組みであるこ と。
これは、お互いにチェックしあう関係が、現代民主主義の基本だ からである。例えば、人気のあった小泉総理が権力を独占していれば、いまより「構造改革」が進んだかもしれない。しかし、それは庶民に今よりも苦しい暮らしを押しつける結果になっただろう。国会というチェックで、独走は防がれ政権交代にまで進んだのである。
②住民自治をどのように実現するかということ。
主権者は住民です。議員はその代弁者として存在します。もし、多数の声だけを代弁すれば、精華町でいえばニュータウン住民の意見のみが実現する。母子家庭や障害を持った方・難病者などは「少数者」として無視される(十分声が届かない)ことになります。議員が少なければ少ないほど、多数の得票がなければ当選できませんので、いきおい多数を擁する団体・地域に顔を向けます。それが、少数意見の抹殺につながるわけです。つまり、少数意見も汲み取ることができる(当然、少数地域もです)仕組みを作るためには、どの程度の議員数が必要かということです。
③すべての分野に目を届かせる仕組み。
現在、精華町の行政組織として、総務・民生・事業・教育・出納・上下水道・消防の7つの部があります。それぞれに日常多種多様な仕事をしています。それに対応する議会は、3つの委員会で分担しています。1委員会当たり7人の議員(議長を除く)で21人です。正直言って7人で分担しても、担当している部課の業務を把握し、問題点を洗い出し改善提案や新たな政策提案をすることは容易なことではありません。議員は4年に1度の選挙があり、毎回1/3~1/4の議員が新人と入れ替わります。これも、率直にいえば昨年初当選した議員の中には、十分分かっていないのに判断しているという現実があります。職員出身でない限り仕方がないのかもしれませんが・・・定数が減れば減るほど経験の浅い議員の占める割合が高くなり、議会の最大の機能とも言われている「チェック機能」を働かせる前にことが進んでしまうということになります。
現実に、議会を休んだり与えられた仕事を十分こなせず失敗している新人議員も存在するのです。また、そういう失敗している議員ほど、「定数を減らせ」と言っておられることもあり、住民からは「自分に与えられたことをこなしてから、言えば・・」という声も寄せられています。
まだまだいろんな視点はあるとは思いますが、ぜひ上記の会合に参加されて、「なぜそう考えるのか」という理由・根拠も示していろんなご意見を聞かせてください。私も、議運委員ですのですべての会場に参加します。