平成17年の統計がある。詳細を知りたい方は、厚生労働省のホームページで見ることができます。精華町は、男性80.2歳、女性86.0歳です。ちなみに近隣市町村は、木津町男性80.4歳、女性86.9歳。京田辺市男性80.2歳、女性87.0歳などである。一般的に、都市部の男性は80歳を切っている。
おもしろいのは上位と下位だ。女性の上位30位の中に、なんと12市町村が沖縄県だ。上から1位北中城村89.3歳、4位豊見城市88.5歳、5位南城市88.3歳、9位北谷町87.8歳、11位今帰仁村、13位14位15位と続く。男性の上位は、なんと1位横浜市青葉区81.7歳、2位川崎市麻生区81.7歳、3位三鷹市、4位国分寺市と東京周辺のベッドタウンが占める。他に長野・熊本・仙台・愛知などとなる。
男性の下位は、1位大阪市西成区73.1歳は別格だが、30位までの16市町村が青森県が占める。他に北海道・岩手・秋田など気候的にも厳しいところが並ぶ。女性の下位1位は東京・奥多摩町82.8歳、2位青森・大鰐町83.1歳だが、その次は東京・大阪・愛知・千葉・埼玉など都市部が顔を出す。
もちろん一概には言えないが、北日本の男性と都市部の女性は短命で、大都市周辺の男性と沖縄など郡部の女性が長生きしていることになる。要因は様々あると思うが、環境も大きな要素だろう。男女によって環境が及ぼすストレス、逆に言えば生きがいに大きな差があるように思えて仕方がない。本来、単に長寿ということだけではなく、「元気で長生き」が望ましい。その条件・要素とは何なのか知りたいものである。