精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

新幹線の事故

2010年02月01日 12時10分05秒 | 佐々木の想い
 先日、東海道新幹線の事故があった。もちろん、事故の予防も必要だが、事故発生後の対応に疑問が残る。
 一番の疑問は、停電区間以外の運行がなぜできないのかということだ。報道によると、品川~小田原の停電だという。そうならば、以西は停電していないので運行可能なはずだ。次の熱海駅が、2面2線ホームで困難でも、その次の三島駅には車両基地もあり折り返し運転は可能なはずだ。東京駅ほどホーム数が多くないので、間引き運転にはなるかもしれないが・・・
 ところが、報道では車両のやりくりが困難になるという訳の分からないことが書かれていた。やりくりという点では、事故が発生した時点で、東京エリアから出ることも入ることもできなくなっているのだから、同じことだ。しかも、東海道新幹線は、他の鉄道と比べ使用されている種類が限定されている。西日本が所有している物を除けばすべて16両編成だ。形式も、300系、700系、N700系しかない(500系は今月末で引退するため片手くらいしか使われていないので事実上考える必要はない)。座席配置も大きく変わらないのだ。
 新幹線は、以前にも長時間ストップした事故があった。今回は停電ということで、エアコンも切れたとのこと。真冬や真夏などは乗客はたまらないのではないか。しかも、状況を知らせるアナウンスも不足していたとのこと。JR東海は、以前の事故から何を教訓として学び、どのような対策を講じてきたのだろうか?「何もしていない」と言われても仕方ない状況だ。駅と駅の間で停車している乗客の救出方法、通過線(ホームのない線路)上にある乗客への対応などなど、考えるべき問題は多い。
 東海道新幹線は、日本の大動脈である。東京~大阪の輸送のみならず、中小都市と大都市間など需要は多い。こういうときの救出用車両として、ディーゼル駆動の車両を開発するとか、在来線に臨時の電車を走らせるとか考えて欲しい。JRに新幹線専用の会社はない。すべて、在来線やバス路線も経営している。在来線や他の私鉄・地下鉄との関係では「振り替え輸送」の体制も確立しているのだから、新幹線に関しても、即座に対応できる体制づくりを求めたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする