精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

職員を犯罪者扱いしていいの?

2010年02月14日 10時56分14秒 | 議会・地方自治
 うちの町のある議員が、情報公開請求をされたらしい。そのことは住民の権利である。
 その議員のサイトに、公開請求の結果が載せられていた。私は、内容を見ていないのでサイトに書かれていることの真偽は分からない。
 ただ、非常に気になる書き込みがあった。それは「開示された資料は作文かもしれない」という旨の書き込みだ。
 私も議員として、行政が所有する情報の開示を求めることはある。開示の程度によっては「まだ、もっと詳しいものがあるのでは?」という疑問を持つことはあるが、「作文した」というような「偽造」を疑うことはまずない。出された物は「事実」だと認識している。もし、偽造だと思うなら全ての事が信用できなくなるし、そもそも、仮に公文書を偽造しているなら「犯罪」である。これが、政治家の都合の悪い資金の動きを示した文書ならともかく、町職員が自分の職をかけてまでして偽造する必要がないのである。
 しかし、彼は「いくらでも作文できる」と公文書偽造の疑いを担当職員にかけているのである。彼も議員という公人であり、議員としてのサイトでの発言であり、責任があるのではないか?作文というなら、それを疑うに足りる証拠を示す必要がある。そうでなければ、議員が自分の自治体の職員を何ら証拠もないのに、犯罪者扱いしていることになり、政治家としてどうなのか?と資質が問われるのではないか?
 実は、先月開かれた会派の代表者で構成する「会派代表者会議」でも、この件とは別だが、同趣旨のことが話し合われており、そこでは「十分留意しよう」ということが確認されている。
 政治家である以上、他の会派や町長の評価・批判をするのは当然だが、それにはきちんと根拠を示す必要がある。もし、「噂」や「・・らしい」「・・だろう」という根拠の薄いことを理由として発言することが許されるなら、「あの議員は暴力団と関係ある」とか「不倫していた」などのデマも流すことができることとなり、それこそ健全な民主主義の発展を阻害することである。
 彼の書き込みから実は一定の時間がたっている。この間、私は彼のサイトを通じてでも訂正や謝罪をするのかなと待っていた。しかし、一向にその気配がないので、今回ここで指摘させていただいている。
 議会人として、また通常の社会人として、必要な行動を示すべきではないか・・・・
 この書き込みに対して、ご批判があれば遠慮なくご意見をお寄せください。

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