精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

理論と現実

2008年08月31日 15時30分36秒 | 佐々木の想い
 この世の中には、理屈・理論と現実の間にギャップがあることがたまにある。そして、よく耳にするのが「そんな理想論言っても現実をもっと直視したら、できるわけない」という論の方が多いように感じている。
 短期間の視点で見れば、確かに現実的な動きしかできないことが多いだろう。でも、20年・30年という中長期的な視点で振り返ってみると、意外と「夢物語」だったことが実現していることがある。
 私が初当選したのは19年前だが、そのころ取り上げた「バリアフリー」とか「防災計画」などのテーマは、当時の町長以下職員にとって「何の話」という受けとめだった。今では、かなり変化してきて、国の法律も整備されたこともあり、当たり前のことになってきている。
 「現実をよく見よ」という忠告は有難いし、地に足がついていない話は実現しないだろう。しかし、現実を「動かないもの」と見ていては、私たちがめざすところには永遠に行きつかない。
 自治体・議会・会社・地域社会・団体にしても、それらの存在意義と崇高な目標があるはずである。現実がまだまだ追いつかない(低いレベルにある)ということで、あるべき姿までレベルを下げてはならないと考えている。
 ものごとには、紆余曲折があるし、すべてのことが順風満帆に進む訳ではない。試行錯誤しながらも、めざすべき姿を見失わず、絶えず改善を続けることこそ必要ではないだろうか?昨今の短絡的な発想・議論を見ていると、多少なりとも不安を感じている。
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9月議会に向けて

2008年08月30日 16時38分47秒 | 今日のできごと

 昨日はいまいち体調が悪く更新できなかった。今日もあまなり芳しくない。
 月曜日から9月に入る。9月議会は昨年度の決算が提案される。「済んでしまったこと」には違いないが、前進面・評価点はみんなでさらに発展させ、課題・見直しを要するものは廃止・改善をするべく職員・議員が議論しながら共通意識を持つことが大切だ。また、そのことが、これから本格化する来年度の予算編成に反映されることにもなる。
 決算審議で、取り上げて欲しいことなどありましたら、遠慮なくメール・faxなどでご連絡下さい。

 

 


 

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「改革」って何だろう

2008年08月28日 17時51分50秒 | 議会・地方自治
 「改革」って何だろう。「行政改革」「小泉改革」「財政改革」などいろんなところに使われている。従来あった仕組みを変えることには違いない。変える理由はどこにある?「時代の変化に対応できないから」「対象物・者そのものがなくなったから」「もっと効率的な運用が可能だから」など、いろいろな理由がある。
 1つ忘れてはならない観点がある。それは誰のための「改革」なのかということである。その「改革」で誰が得をし、誰が損をするのかといった経済的な側面だけではなく、人類普遍の原理である「人間らしいくらし・扱い」となるのか否かだ。そして、それが民主主義の発展にとって有用であるかどうかでもある。
 1930年ごろ、不況にあえぐアメリカは「ニューディール政策」を実施した。簡単に言えば、政府が積極的に市場にお金が出回るような仕組み・事業をすることで、民間の仕事が増えお金が地域に回りだし、国民全体の所得を底上げするというものだ。ただ、今の時代に同じことをやっても同じ結果は生まれない。経済状況が異なるためである。以前にも書いたが、本来、物の生産力や価値を伴った(裏打ちされた)お金の動きなら実体経済と連動した株価・物価になるのだが、富を持つものと持たないものの格差がとてつもなく広がり、持つ者のところに集まった莫大な資産が「仲間」(お金のこと)を求めて、次から次へと暴れまわっている。石油にしても食糧にしても、本来人々の生活(産業活動も含め)のために供給されるものが、「金儲け」の手段と化しており、その恩恵に預かっている世界の主要政治家が「規制」する意思を持たないところに最大の問題がある。「改革」とは「規制緩和」だけではない。人間生活を妨害する活動を規制することも立派な「改革」である。
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パラリンピック開催

2008年08月27日 08時32分40秒 | 各地・分野の動向
 パラリンピックとは、障害者のオリンピックのこと。オリンピックの後、開催されている。今回は、同じく北京で9月6日から始まる。あと10日ほどだ。
 世間一般は、オリンピックは終わったという雰囲気になっている。確かにオリンピックは閉幕したが、どうかパラリンピックにも注目して欲しいと思う。パラリンピックも歴史があるが、これまでさほど取り上げられることがなかったため、世の中に認識されることが少なかったが、昨今では徐々にではあるが取り上げられつつある。新聞やテレビが、どの程度注目し中継するか見守りたい。
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子育てフリーマーケット

2008年08月27日 08時24分57秒 | 各地・分野の動向
 26日は、けいはんなのイベントホールで開催された子育てのフリーマーケットをのぞきに行く。昨年の「しごと館」より広い会場で「混雑」感はなかった。1人っ子家庭が増えている中、服やおもちゃなどを次の世代に引き継ぐためにもおもしろい企画だ。娘が小さい頃は、保育所や学童保育の父母間で「順送り」していたが、今ではこのような全町的な取り組みになっている。子育て支援センター・シルバー人材センター・同志社大学学生・南京都高校生徒の方々もコーナーを持ち子ども達相手に手伝ってくれていた。
 少し欲を言えば、せっかく大勢の人が集まるのだから、父母や子どもたちが学べる場などがあれば、もっと充実するのではと感じた。
 夜は恒例の手話サークル。ろうあ者のビデオでの学習とともに、夏にスイスに旅行されたお土産とおみやげ話、日本との文化の違いなどを語り合った。
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南山城学園の視察

2008年08月26日 17時48分35秒 | 議会・地方自治
 25日は、民生環境委員会の閉会中の所管事務調査のため委員会が開かれた。知的障害を中心とする施設・南山城学園を視察する。私は、元々福祉施設の職員なので、議員になる前に何度か訪れたことがあるが、20年以上昔のことで相当変化していた。障害程度や年齢に区分した機能別の施設体系となっていた。300人近くの定員を擁するが故のメリットでもある。
 昔からだが福祉職場の労働条件はさほどよくない。国の定めている職員定数もギリギリのもので、以前の職場でも絶えず誰かが入院・療養・休職などで倒れていた。収入は限られているので、労働条件を低めに抑えるなり正規職員を臨時職員に置き換えて(人件費が下げられる)職員の絶対数を確保していた。自立支援法の施行でさらに事態は悪化している。ここの職員体系も正規職員・準職員・パート職員と分かれている。かといって仕事の中身にはさほど変わりがないので矛盾も生じている。特に、不安定な準職員やパートの人材確保に苦労されていた。高齢者分野も同様だが、福祉職場の職員は、民間商社などに比べ多くの収入を求めない傾向にはあるものの霞を食べて生きてはいけない。数兆円の補正予算を組むなら、まず職場の確保と人間らしく生きていける労働条件整備に回すべきではないか。
 議会に戻り、相楽5市町村の覚書・町の委託施設の概要などについて調査を行う。

 ブログを始めてからいろんなブログなどを閲覧することがある。個々にユニークさや特徴があっておもしろい。政治以外のテーマで書かれているものも味がある。政治の議論は、誰の立場に立つか・現状をどう認識するかなどで様々な主張がされることは、住民参画に向けていいことである。
 しかしだ、事実確認せずに思い込みで一方的な「非難」をするのはいかがなものか。もちろん事実に基づいた「批判」や「意見」は謙虚に耳を傾けますが・・・ブログのテーマのところにメールアドレスも明記してありますので、堂々とご意見をお寄せ下さい。また、人格や名誉を傷つけるような記述は、いくらネットの世界とはいえ好ましいものではないと考えます。
 みんなでいい知恵を出し合い、精華町や国を主権者の力で革新していきましょう。
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戦争のルール

2008年08月25日 10時28分52秒 | 平和・憲法9条
 スポーツや市民社会にルールがあるように、戦争にもルールがある。例えば、よく知られているのが、レッドクロスの建物(病院施設)を攻撃してはならないということである。
 先週からNHKでBC級戦犯の特集をしている。前にも書いた映画「明日への遺言」もこのBC級戦犯の裁判での様子を描いたものだ。A級戦犯はよく知られている通り、戦争責任の最も重い中枢部にいた面々だが、BC級戦犯は、いわば軍の中間管理職的な位置にいた方々だ。軍の命令なので、自分のところで勝手に中止したり変更したりはできないものであるが、その執行段階での手続きを問われている。特に、捕虜や人質の扱いは、国際法で定めているにもかかわらず旧日本軍は教育されていなかったのかほとんどが守っていなかったと伝えられている。
 7月に講演していただいたベトナム帰還兵のアレンさんによると、「戦場では冷静な判断はできず、動いたものはすべて敵として認識し攻撃しないと自分が殺されてしまう」と証言している。現場では、騙し騙されという状況があったのかもしれない。また、日本兵に家族を殺された遺族は、少なからず「恨み」「殺意」を持っていて当然かもしれない。
 そういう状況を仮定すると、その時冷静な判断をしえたかどうかということを考えると自分でも自信が持てない。「戦争は理性ある人間的な感覚を喪失させてしまう」という体験者の話を聞くにつれ、現地での責任を問うことは難しい側面を持つ。誰1人としてそのような状況に立たせないためにも、戦争はするべきではない。
 また、戦争で殺すことが許される相手は、「軍人」である。軍隊同士が戦うのだから当然だと考えるだろう。しかしだ、第1次世界大戦の頃は、軍同士のぶつかり合いだったため、戦死者の95%が軍人で一般市民はわずか5%に過ぎなかったものが、直近の湾岸・イラク戦争などでは、軍人5%・一般市民95%と逆転している。空爆やミサイル、遠隔操作の武器が増え、しかも攻撃対象が無差別化していることを意味している。もはや、戦争は軍隊同士の戦いではなく、軍が一般市民を殺す「殺戮」「虐殺」の構図となっている。「他国の侵略から守るべき」と主張する方々は多いが、そのことで誰の命が奪われるのか、よく考えて欲しい。
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隣人まつりと夏祭り

2008年08月24日 11時46分53秒 | 各地・分野の動向
 昨日は、「隣人まつり」に参加した。精華町の地域福祉計画を作るための精華中校区の人たちによるワークショップだ。約80人が参加して、日頃感じている生活上の課題・福祉課題を出し合い、その解決策に知恵を絞りあった。「隣人まつり」とは、事務局の説明によると、イギリスである高齢者が孤独死をしたことをきっかけに、隣近所の人たちがいろんなことを話し合う場をもったことから名づけられたいわゆる小コミュニティのことらしい。
 内容的には、生活課題としては、「道路整備の遅れ・歩道が少ない」「くるりんバスのダイヤ・ルートの見直し」「子どもに関すること何でも学校に苦情が来る」「ゴミだしのマナーの悪さ」などが出された。福祉課題としては「若い層の地域活動やボランティア活動への参加をどのように増やすのか」「サービス供給量の不足」「障害児一時預かりの不便さ」「男性ボランティアの少なさ」などが出された。解決策も様々出されたが、読者自身の頭で一度考えて欲しいので、ここには掲載しません。いいアイデアがあればご連絡下さい。

 夕方からは、地元北ノ堂の夏祭りに参加。わたしもメンバーの「まちづくり協議会」は、恒例のおでん・焼き鳥・飲み物の模擬店とビンゴゲームを担当している。焼き鳥は昨年より200本多くしたが、それでも売り切れた。心配された雨も、本番中には降らずホッとしている。夏祭りには町長も参加。同日に6箇所あるらしく、慌しく次の会場に向かわれた。
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臨時国会に向けて、自民・公明のあがき

2008年08月23日 11時44分34秒 | 佐々木の想い
 オリンピックの陰で政治の世界が動いている。臨時国会が9月12日召集になったようだ。
 自民・公明の与党は、総選挙を目の前にして、党利党略の大型補正予算を組もうとしている。しかも、その規模数兆円ともささやかれている。内容も、「生活安定」といいながら、従来の支持層・支持業界へのバラマキと評される劣悪なものになりそうだ。
 みなさん、時間を半年から1年戻して考えて見ましょう。
 その1。年金記録問題が大きな問題として浮上し、1年以内に解決すると言いながら、ほとんど進まず。かえって問題が大きくなっている。時間がたつにつれてもらえるはずの年金をもらえないまま亡くなっていく高齢者が増加しています。
 その2。ガソリンの暫定税率を一般財源化すると総理が明言してから5ヶ月ほど経過したが、その内容は見えてこない。今朝の報道では、国土交通省が前年度より15%も増額要求する方針だとか。ちなみに、来年度予算の各省庁からの概算要求は8月下旬に出され、年末の予算編成に向けて調整されるもの。果たして、数兆円もの道路特定財源の使い道はどうなるのでしょうか。
 その3。後期高齢者医療問題。いくつかの負担軽減策が出されたものの、天引きと口座振替では同じ年金額でも税金の額が変わるとか10倍以上の不公平な格差が生じるとか、制度の根本をさわらず表面的なみせかけ修正なので、矛盾が大きくなっています。負担に耐えられず、現役世代の健康保険組合が解散したところも出てきた。後期高齢者医療制度は、廃止して1から考え直すべきです。
 その4。石油高騰でガソリン価格をはじめ、生活必需品の値上げラッシュが発生しているにもかかわらず、有効な手立てを打てていない自公政府。大手企業の景気回復はしたが、中小企業や国民の財布に届く前に、再び景気後退とUターンしだした。長引く低金利政策のおかげで、国民の利子は300兆円ももらい損ねている。
 一方では、毎年2200億円にものぼる社会保障経費の削減は続けるといっている。小泉政権時代から毎年続いたこの社会保障経費の削減は、病院の倒産・閉鎖、福祉施設職員の労働条件劣悪化、さきほどの後期高齢者医療制度による高齢者いじめ、自立支援法の矛盾による障害者福祉の後退などを惹き起こしている。
 冒頭に書いた数兆円もの補正予算を組むのなら、まずこのような生活自体に困っているところに優先的に回すべきではないのかと思う。
 遅くとも1年以内に総選挙は行われる。今回は、目の前のニンジンにだまされることなく、生活を支える政策をどのようにするのかという中長期的な視点で国民が判断する時ではないかと考える。
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教育のつどい2008

2008年08月22日 10時25分47秒 | イベント

 21日から「教育のつどい2008」が京都市内で開催されている。その開会全体会に参加した。オープニングの創作狂言は、古典としての重厚さと現代社会を風刺した内容が上手く交わり、観客の苦笑を博していた。
 メインの「井上ひさし」さんの講演は、日本の憲法が世界に与えてきた影響。とりわけ、平和を追求する分野では「手本・模範」として扱われていることが紹介された。私も不勉強で知らなかったが、1999年今から9年前に開催された「第3回ハーグ平和会議」では、日本国憲法に学び各国議会が政府に平和も求める決議をすることが同意されている。その他にも、全世界的規模で見れば過半数の国・国民が「非戦」の決意をしている。
 先日のテレビ番組で、今の気象が「異常」か否かということが論じられていた。学者として出演していた方は、「短期的にみればそういえるかも知れないが、例えば30年に1度の割合で発生する現象がたまたま今起こっていることもある。長いスパンで評価・検証することが必要だ」との弁。私たちも、目の前の現象が長期的な流れのように思わされる時があるが、そうではなく長い目で見ると「一時の道草」ということもある。長短両方の視点でものごとを観察し、一時の現象に惑わされることのないようにしたいものであるる。
 つどいの第2部では、開催地京都の教職員・実行委員の面々、高校生たちが、今の教育と地域をとりまく現象・課題や希望を歌を交えてパフォーマンスされた。ユニークさの中にも、現実の重さが感じられた。最後の大合唱「あなたが夜明けを告げる子どもたち」は、長く歌い続けられている歌だがいい歌だ。機会があれば、ぜひ聞いていただきたい。
 なお、この教育のつどいは、24日日曜日まで開催されており、地域の方・父母などが参加できるものもありますので、関心ある方は市内までお出かけ下さい。
 それにしても、京都市内は外国人が多かった。

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清掃センターはどこに行くのか

2008年08月21日 10時40分52秒 | 議会・地方自治
 私は、西部塵埃処理組合議会の議員でもある。この組合とは、精華町と木津川市で構成しているゴミ処理施設を維持運営する組織だ。
 昨日、その議会の研修会があった。名前は研修会だが、内容は遅々として進んでこなかった、木津川市の責任で建てる「第2清掃センター」の進捗状況を確認する場だ。2月の木津川市長の「木津中央地区断念会見」から、かなり混乱し精華・木津川の両議会でもこの間様々な議論が展開されてきた。昨日の話では、来年3月末までに提示する約束となっている「建設計画」に関し、立地場所・処理方式・財政見通しなどについて明らかにすることで作業を進めていると明言された。
 ただ、不安要素もある。7月に相楽内の5市町村長が交わした「確認書」には、清掃センターは相楽で1つと明記されていることとの関連性がいまひとつ不明確であることや府の広域化計画との関連も不明確のままだ。特に、木津川市の副市長が、市議会などでこれまでと異なる発言をたびたびされていて、何が市の考え方なのか分かりにくい。
 次回は、11月中ごろに開催することを確認した。
 この件で、ご意見のある方は、率直にお聞かせ下さい。
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お知らせ

2008年08月20日 08時22分59秒 | イベント

 以前もお知らせしましたが、再掲です。
 
 精華町国民健康保険運営協議会
   8月20日 午後3時から  役場6階にて
  傍聴できますので、お越し下さい。

 教育のつどい
   8月21日 午後1時半から 京都市・みやこメッセ
   井上ひさし さんの講演などあります
   要招待券…佐々木が2・3部持っています。希望者はご連絡下さい。

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手話のリアリティ

2008年08月20日 08時19分07秒 | 佐々木の想い
 昨日は議員団会議での、9月議会準備などがあった。夜は、恒例の手話サークルでビデオを見る。全国手話通訳問題研究会が、全国各地の「魅力ある手話」をビデオに収め、記録・普及している。
 (スペースの関係で若干不正確な表現となりますが)日本語対応≒音中心の手話ではなく、伝統的手話≒情景がイメージできる手話表現が豊かだ。この作業は、全国各地で取り組まれているが、単に昔の手話を記録にとどめるという意味を超えている。
 先日もNHKで放映されたが、数年前、長崎の8月9日平和祈念式典で、山崎さんという聴覚障害者が手話で被爆の状況を語った。全国放送されたので、ご覧になった方もあるかも知れませんが、8月9日前後のことが手話という音声言語ではなく「見るコトバ」を通すことで、リアリティを持って伝わってきた。手話を知らない人たちにも、そのリアリティは伝わり襲撃的だったとのことだ。
 昨日学習教材として使ったビデオも、すでに亡くなっている方もいたが、先の戦争経験者で、広島での疎開体験や尼崎の軍需工場での爆撃体験などを語られていた。単なる手話の記録ではなく、戦争時に障害者がどのような扱いをされていたのか・何に困ったのか・平和についてどのように考えているのかなどを後世に伝えることができる。
 先ほどの長崎の例でも、「ピカドン」の「ドン」がなく「ピカ」だけだったが、その時も情報不足が問題となった。現代風に置き換えると、被災した際、音声言語でコミュニケーションできない方々への情報保障がなかなかされないことに似ている。13年前の阪神・淡路大震災の時も、そのことで私たちも大変苦労した。
 でも、少しずつだが世の中も変化している。先日(このブログでも書いたが)出雲に出かけた。帰りに、岡山駅で乗り換えるのだが、その日四国内の大雨の影響で列車の部分運休・代替列車の案内というトラブルが発生していた(岡山は快晴)。私は健聴者なので、岡山駅に到着する直前に、車内の案内放送で知っていてた。聴覚障害者がしばしば日常生活の中で困る典型例だ。JRはそのへんのことを熟知しているはずなので、どのような対応をするかと岡山駅の状況を観察していたら、駅構内のところどころや待合室に設置してあるパネルモニターで、車内放送していた情報が表示されていた。いいことである。岡山駅は、この間大規模改造をして昨年にリニューアルされた駅なのでかも知れないが、最近都市部の駅の案内板には、電車の行き先・種別・時間以外に、停車(乗降)位置・遅れ状況などの情報も流されるようになってきた。これらの情報は、単に聴覚障害者だけでなく、私たちにとっても有益である。
 日本が「国際化」すれば、日本語を理解できない外国人も多くなるだろう。多種多様な人々がそれぞれの地域に共存していることを忘れず、行政を初め関係者はまちづくりに「配慮」してほしいと願う。
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詐称

2008年08月19日 10時33分03秒 | 佐々木の想い
 過去に何人かの国会議員等が、「学歴詐称」「経歴詐称」でせっかく当選したのに辞任している。そもそも、すぐにばれるような嘘をつくことが信じられない。商売上のセールストークならまだしも・・・
 最近、ぶつぶつとしたつぶやきが多くて申し訳ないが、今日もぶつぶつである。
 私も地方議員なので、衆院京都6区という地元に関係ある国会議員とは、党派は異なるが、面識があるし話したこともある。深いところまではともかく、実物の印象や外見は覚えている。人を第一印象や外見だけで判断してはならないというのは、言うまでもないが・・
 政治家・予定候補者というのは、全有権者と直接対話できることは不可能なので、チラシやポスターなどの宣伝物で自分達の政策や姿勢を知らせることになる。これはやむを得ないことだろう。
 福田政権の人気が低迷する中、「解散風」が吹き始めて、各陣営も準備態勢に入っているので、街角のポスターの数も増えてきた。街角によく貼り出してあるポスターは、実は演説会告知ポスターなのである(選挙本番中は、選挙用です)。どこかに、演説会の日時・場所が書いてあります。実物は、告知表示より顔写真や政策が大きなスペースを占めているので勘違いされやすい。
 しかしだ、地元の街角にある各予定候補(比例代表の政党も含む)のポスターを見ていると、多くのポスターには、「政権交代」「消費税増税反対」「生活重視」などの訴えたい政策が書かれているが、時たま顔写真ばかりが目立ち、政治家として何をしたいのか、何を約束するのかが書かれていないポスターもある(「一生懸命やります」のようなことは書かれているが、そんなこと至極当然のこと)。しかも、先ほど述べたように実物とはかけ離れた写真がでかでかと写っている。写真は文字ではないので、明確に「詐称」とは言いにくいが、ポスターの写真が実物と大きく違っていても許されるのだろうか・・・??政治家としての資質・倫理観を問いたいものである。
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お祭り騒ぎ

2008年08月18日 19時12分00秒 | 佐々木の想い
  今、高校野球にオリンピックと連日のように取り上げられている。オリンピックは4年に1度のイベントなので、理解もできるしそれぞれの選手にも全力で健闘して欲しいと思っている。また、損得勘定が働かず、すがすがしい場面にも出会うことができる。オリンピックや高校野球を批判したり否定したりするつもりは全くない。
  しかし、少し気になることがある。日本人のお祭り騒ぎに便乗して、その陰でものごとを良いように動かしている輩がいないのかということだ。これまでの日本では、特に政権政党に都合の悪い事態・事項が予測されたり発生したりすると、意図的に国民の目をそらすために、イベントを活用されることがしばしばあった。芸能人のスキャンダルや注目されたくない発表を、新聞休刊日や他の大きなできごとのある日にぶつけてくることと同じことだ。新聞の扱も、比較的小さくなるのが通例だからだ。
 マスコミなどがオリンピック報道にシフトしているのは仕方ないとして、政治の世界を監視する立場にいる面々まで、(時々ならまだしも)連日のようにオリンピックばかりに目を奪われているのではないかと危惧することもある。私も、政治家の端くれなので、しばしば政党や国会・地方議員のサイトやブログをのぞくことがあるが、この間、一部の政治家の中には、先ほど書いたような傾向が見られている。
 私の取り越し苦労で、本当はきちんと任務を果たされていることを願うのみである。
 
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