精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

正副委員長は司会役ではない

2009年09月29日 05時21分35秒 | 議会・地方自治
 この間、辛口のコメントばかりでつまらないかもしれませんが・・・
 9月議会を見ていて感じたことがある。それは、議会・議員の権限をわきまえない言動である。具体的なことを書かないと理解しにくいかもしれないが、個々の議員の名誉のため今回は避けたい。
 それと、議会役職についている方々の自覚のなさ?である。
 以前にも書いたが、今回初当選議員の何人かが副委員長となっている。当選した以上、22人は平等なので役職に就任することがけしからんとは言わないし、むしろ頑張ってほしいと思う。初当選議員に限らず、役持ちの議員は、それぞれの立場で責任がある。役がない議員は責任がないと言っているのではなく、その役をどのように役立てるかという責任である。
 正副委員長という役がある。全部で6つの委員会があるので12人となる。外見的には委員会の「司会進行役」を務めているように見えるかもしれないが、それだけで済むものでもない。私も、いくつかの正副委員長を歴任してきた。その経験から2つほど主な役割を述べてみたい。
 各会議や議員の発言を適法に運営する責任がまずある。具体的に言えば、もし議員が不適法な=議会の権限外のことを要求したり、個人のプライバシーに関わる発言など=言動をとった時、制止する、訂正を求めるなどのことが求められる。もし、これができないと、会議は混乱するし、行政側にも不必要な負担をかけることになる。
 それと、事態を収拾する中心的な役割を果たす責任である。もちん、正副委員長も1議員であるので住民の代弁者としてまた会派の代表として発言する権利はあるし、正副委員長以外の議員にも事態収拾の責務はある。しかし、「中心的」にはやはり正副委員長にある。政治の世界なので、見る角度によっては「問題」と思える事態が発生することがある。そのことが、住民にとって重大な影響を与える(例えて言えば、医療・福祉・教育などの機能廃止・縮小)事柄であれば、住民に知らせて、場合によっては一緒に運動しなければならないこともある。これは民主主義である以上、主権者の判断を仰ぐ必要からだ。しかし、一方「見解の相違」程度の事柄もある。例えれば、ある物を買う場合に、町内の個人商店ではメーカーもので130円するが、府外の「百均」で買えば105円で済むようなケースである。この場合、(百均の商品がすべてダメということではないが)105円のものが安いのだが性能が劣るとか壊れやすいということも考えられる。また、物そのものは安いものの、府外まで買いに行く手間とコストを加算すると130円のものとさほど変わらなくなることもある。「130円と105円」という側面だけで「105円で買うべきだ」という議員と「調達コストを考えると130円でもいい」という議員がいた場合、ある程度の議論の後、意地でも自分の主張を通すのか、お互いの主張を整理して、みんなが譲歩し納得いく道案内をするのかが、正副委員長には問われる。
 初当選か2期目以上かを問わず、欲してか推されてかを問わず、役職に就任した以上、「議員必携」(地方議員が最低限身につけるべき法令や議会のルールが書かれた文献)をはじめ関連法令をよく学び、「司会進行役」にとどまらない職責を果たしてもらいたいものである。
 今の精華の議会を見ていると、若干そのあたりが不安になる。
 誤解を生まないように付け加えれば、現在私は「無役」であるが、最低限自分の所属する委員会では、正副委員長が上記のようなコントロール不能に陥った時、その代役を果たそうとしているし実践もしている。「場外」で、ブチブチと不満を言っている方もあるようだが、それはどうだろう?
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民主主義を裏切るもの

2009年09月29日 03時55分32秒 | 議会・地方自治
 28日は、決算審議の3日目。偶然だがとんでもないことが発覚した。
 ある議員が、小学校の教育用パソコンを更新したことに関して、「古いパソコンの一部でも台数の足らない議会用に回せないか」という主旨の発言をした。これには、背景がある。現在、精華町議会では22人の議員に対して、10台のパソコンしか貸与されていない。これでは、全議員が同時に調べ物をしたり事務をとることはできない。だから、私物パソコンを接続させてほしいという声も出ている。しかし、庁舎内のネットワークを使用しているので、セキュリティーの関係上それは認められていない。
 1年ほど前、今年度の予算要求の際、各会派からの意見をまとめて「21年度予算に1議員1台になるよう予算要求しよう」ということが確認された。そのことが通るかどうかは別にして、それを額面のまま予算要望すべきである。しかし、当時の事務局はそれをしなかったらしい。だから、28日の行政側の反応は「そんな予算要求は聞いていない」ということだった。
 議会の各会派が、相談して提出し、それをまとめた作業で「とにかく予算を要求しよう」としていたものを無視してしなかったことは、民主主義のあり方として問題である。当時の議長と事務局長の責任は重いと言わざるを得ない。もしかしたら、他の項目についても勝手に削られているのかもしれない。
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運動会

2009年09月27日 10時32分28秒 | イベント
 昨日の土曜日は、町内5小学校で一斉に運動会が開催された。天気にも恵まれ、少々暑かったりもしたが、子ども達は元気に取り組んでいた。
 朝一番は、地元の川西小学校の運動会に参加する。20分足らずの開会式では、暑さのためか緊張のためか3人ほどが医務室に移動した。全校児童380人程度なのでかなりの確立かもしれない。
 その後、今年は「障害を持った子ども達が、どのように運動会に関わっているのか」を見たくて、5年生に在籍する精北小学校と、町外だが1年生に在籍するお隣の州見台小学校の運動会を見て回った。2人とも車イス利用だ。その他にも、「玉入れ」なのに自分の体操服の中=要するに服の下・お腹のところ=に玉をたくさん入れて籠には入れようとしないお子さんもいた。どの子達も精一杯、楽しそうに競技をしていた。
 1つ気になること。運動会には、教育委員会や学校は大々的に案内するし、地元の老人ホームのお年寄り達を招待している。だが、同じく通常秋にある「文化祭」には、さほどの案内もない。議員にも「運動会」の案内は欠かさずあるが、「文化祭」はたまにしかない。「文武両道」という言葉があるように、文化面と運動面のバランスも大切である。ぜひ地域に知らせてオープンな行事にしてほしいものである。
 それにしても、今の中学校では文化系のクラブが衰退している。20年程前には演劇部などもあったが、今では吹奏楽部程度になっているようだ。私たちが中学・高校の時には、ESS部、新聞部、演劇部、軽音楽部、無線部、歴史研究部、社会研究部、落語研究部などなどがあったように記憶しているが・・・今は文化部は人気ないのか、タブー視されているのか・・・若干不満である。
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保険会社の不払い

2009年09月27日 01時38分06秒 | 各地・分野の動向
 以前にコンプライアンスのことで、保険の不払いを例に挙げた。これに対して、「誤解がある」としている方があるので、もう少し具体的に述べておきたい。
 保険会社すべて、またすべての職員に悪行があるとは思っていない。しかし、不払いが多数発生しているのは事実であり、その中には悪質なものも多々ある。前述の方は「保険会社のスタッフがよく分かっていないので、保険加入者が分かるのは困難だ」という趣旨のことを書かれているが、そんな無責任な会社なのかと驚いている。自分の会社が売っている商品の内容を十分知らずに、善意の第三者に売りつけるなら、詐欺に近い。有害農薬がたっぷり使われている食品を「安くて良い物ですよ」と売りつけているようなものである。この場合、「安いのは農薬を多用しているからです。リスクと比較して選んでください」というのが良心的な企業であり職員だろう。
 保険不払いの事実は、私自身が当事者だったのだから間違いない。担当者がコロコロ代わったり、雑談的な会話を後日「正規の提示だ」と言い換えたり、一旦確認してその上に立って話を進めてきたのに(担当者のコロコロ変更に伴い)「これは何だ」と再確認を求めてきたりと極めてたちが悪い。また、すぐ怒り脅迫的な言動を示す方もいた。根競べをして被害者があきらめることを狙っているかのようだった。今は具体的な保険会社名や担当者名は書かないが、本当は明記したいくらいである。
 これが一部の「不良的バグ」なのかその会社の体質なのかは断言できないが、同じ会社が同じようなことをしていることがこの間の金融庁の調査で判明している。ということは、何らかの基準・マニュアルにそって対応していると考えるのが自然だろう。
 もちろん、代理店や営業の大半は、良心的にコツコツ努力している方が存在することも承知している。その方たちに「非」はないと思う。
 ただ、繰り返しになるが「第三分野の保険が開発されたから」とか「職員も十分理解していない」ということは、商品を売る立場の者として何の釈明にもならないし合理性がない。単なる「責任放棄」「責任転嫁」である。
 それぞれの方が関わってきたことを否定したくないという心情は理解するが、そのような心情が、JR西日本の社長に事故調査委員会のメンバーが(同じ国鉄OBという関係もあり)事前に情報漏えいしたようなことにつながっていくのではないか?似たような感覚を感じている。
 とにかく、事実を直視して、公平・公正な評価をしてもらいたいものである。
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議会の役割とは

2009年09月27日 01時21分25秒 | 各地・分野の動向

 世間の流れに乗ることは悪くはないが安易でもある。この間、精華の議会で「事業仕分け」について主張が目立ってきている。そのものを否定したり、提案したりすることを否定するつもりはない。しかし、よく考えてほしい。地方議会の役割は何かということだ。精華の議会も含めて、残念ながら町長提案に対して、イエスかノーかが役割と思い込んでいる節がある。だが、選挙でさまざまな公約や提案をして、住民から支持された公人として、それだけではお粗末だろう。
 「事業仕分け」でいう「仕分け人」は、議会そのものであるはずだからである。議会には予算編成権はない。しかし、予算修正権はある。ということは、不要不急の予算を凍結することも可能なのだ。多すぎると思えば減額修正すればいい。また、条例制定権があるのだから、行政側が遅々として動かなければ条例提案をすればいい。
 この間の主張を聞いていると、その本来議会に与えられた権限を使わず錆らせているとしか聞こえない。予算審議・決算審議などを通して、決算不認定や付帯決議、委員会の意見などできることも沢山ある。
 「環境分野の条例制定」についても、繰り返し一般質問している議員もいらっしゃる。しびれを切らしているような雰囲気が伝わってくる。しかし、この議員や会派から「この条例について検討しませんか」とか具体的な条例案を各会派・議員に提示されたこともない。しびれを切らしているならば、自分達が持っている権限を最大限生かす努力が必要だ。
 私たちの会派は、他の会派の抵抗で実現率は低いものの、おかしな条例や予算提案には、修正案などを積極的に提案して「代案」を示してきた。100%完璧かどうかは断言しないが、少なくともその時点での住民の声や実態を踏まえて提案しているものだ。
 町長や行政側の答弁を嘆いたり批判するものもいいが、より積極的な議員活動を求めたい。

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決算審議

2009年09月26日 10時43分23秒 | 議会・地方自治
 連休明けから昨年度の決算審議が始まっている。今回は、その委員なので連日30日まで続く。木曜・金曜と時間を越えての審議となっている。時間通りに進むのかどうか、不透明だ。
 時間がかかっている要因の1つに、新人議員さんたちの活発な発言がある。5月選挙だったので予算審議にはかかわっていない。だから、今回の決算審議が町政全般について体系的に議論できる最初の機械なのだ。初めてなので仕方ないこともある。先輩議員の中には、「質問が細かすぎる」とか「それは、地元で相談してほしいことだ」などの批判の声もあるようだが、誰にしても最初は仕方ないことでもある。分からないことを放置して年数を重ねるよりも、1日も早く分かる方が大切だ。ただ、中には「事項説明は、担当課・担当者に尋ねれば済む」というレベルのものもある。
 議員は、年数・期数を重ねると発言できない。しにくいこともある。「いまさら聞けない」の類だ。総じてベテラン議員の発言が少ないが、本当に分かっていて発言しないのかも分からない。
 議会は、政策論議の場なので、意見が異なることはある。当然であり、異なる意見。異なる視点からの議論が、よりレベルの高い政策・総合的な政策に高めていくものだ。
 行政側にも、積極的な情報公開をして、「事項説明」的な質問が議員や住民から出ないような努力が必要である。一方、議員や住民は、文句を言うだけではなく、積極的な提案をすることが求められている。それらを繰り返すことで「地方自治」の力が根付いていくものだ。
 水曜日まで決算審議の日程は詰まっている。実態は、質問するためには質問する側も「相当な準備」が必要となる。土日は、行事もあるが、その合間を縫って調査や意見聴取などに取り組まなければならない。
 地方議員は、委員会や本会議のある時だけ、役場に出かけていけば良いものではないことを、少しは理解してもらえたかな?
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お彼岸

2009年09月23日 22時26分25秒 | 今日のできごと
 今日は連休最終日、お彼岸である。以前から予定していた墓参に行く。その前に、こちらも最終日まぢかの「ルーブル美術館展」に行く。開館が9時なので、できるだけ9時近くに行けるように自宅を出るが、京都駅での混雑は早朝から発生していた。偶然、バスで一緒になった福岡の方も「ルーブル展」に行かれるところだった。美術館に着いたら、すでに55分待ちとのこと。ここで、またまた偶然に、以前の職場の同僚が家族連れで来ていた。
 福岡の方によると、東京と福岡で開催された「興福寺展=阿修羅展」は、福岡では5時間待ちという異常事態だそうだ。私は、奈良まで15~20分程度で行ける環境にいるので、信じ難い話である。同じようなタイミングで入館したので、またまた偶然に同じようなタイミングで見終わったようだ。次の用務のために乗車したバスに乗っておられた。
 いつものことだが、連休などになると京都は大混雑する。特に、帰宅の際に通った「京都駅」は異常な事態。新幹線の切符売り場にある指定席掲示ボードは、満席を表す「×」が東京方面・博多方面とも並んでいた。
 それにしても、市内の道路で他府県ナンバーの車をたくさん見た。全国規模である。こんな時に、京都市内に車で来るというのは、疲れに来るようなものだ。車で来るとしても、郊外の駐車場において、電車やバスで移動する方が、時間的に早いし環境にもいい。奈良市は、そのような取り組みもしている。
 かつて「マイカー拒否宣言」をした京都市も、ボチボチそんなことを考える時期ではないかと感じた。
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連休

2009年09月23日 07時01分30秒 | イベント
 この間、ブログの更新が止まっていたのは、連休でどこかに旅行に行っていた訳ではない。私たちは、世間一般の日程とはあまり関係なく動いている。
 かといっても、少しは時間的余裕があったので、先日、神戸に行ってきた。HAT神戸という地区だ。
 前々から一度行きたいと思っていた「震災の記念館」とその並びにある「県立美術館」ここでは「だまし絵」展が開催されている。すべてが「だまし絵」と思っていたことは裏切られたが、意外と面白かった。私たちの視覚による錯覚を利用したものや劇中劇のような絵の中の絵、2次元(平面)を3次元(立体)のように見せるものだ。よく見れば、実はそうではないというものだ。
 2005年の小泉劇場を彷彿とさせた。政治の世界、官僚の世界では騙しだまされることはしばしばある。みんなを煙に巻くようなまろやかな言葉は怪しい。どうでも解釈できるからだ。都合の悪いことになると、「のどを詰める」とか「一挙にできないので段階的に」とか、賛同を得やすい表現をするが、どちらも「やりたくないのでほどほどに」という解釈が正解だろう。みなさんも、ご用心ご用心・・・
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許せない議員の発言

2009年09月19日 23時16分55秒 | 議会・地方自治
 新聞報道によると、公明党の大阪市会議員が、議会の場で右耳が聞こえにくい市長に対して、「耳が聞こえないので、分からない(理解できない)のか」という趣旨の発言をしたとのこと。
 この記事を見て怒り心頭である。
 私自身は、長年聴覚障害者の分野で活動してきた。そして、20年ほど地方議員をしている。その2つの面からも到底理解できる発言ではない。というより、許せない発言である。
 この公明党市議の発言を解釈すると、「耳が聞こえない者は、ものごとを理解する能力に欠ける(低い)」と聞けるのである。現実の聴覚障害者はそんなことはない。きちんと情報を提供すれば、健聴者並いやむしろ健聴者より理解して、相手の心情を察知する能力を持っている方もいる。
 長年議員をしていると、議場や委員会室で各議員の建前と本音が見え隠れする。冷静な時はまだましだが、議論が白熱したり冷静さを欠くときは、つい本音を出す議員もいる。ましてや、休憩中や若干アルコールの入った時などは、聞くに聞かれないような発言をしている議員もいる。そういう本音の意識が、発言こそしないが、各議案への態度となって現れるときもある。
 今回の定例議会に、私たちは4つの意見書を各会派に打診している。「高校授業料の無償化」「給付型奨学金の創設」「難病救済」などである。はたして、すんなり賛成してくれるのか、いつものように難癖をつけて反対に回るのか・・・・ぜひ、これを読んだ住民からも各議員に自分達の意見を伝えて下さい。

         
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どうした?新人議員たち

2009年09月18日 00時57分02秒 | 議会・地方自治
 昨日の議会は、「議案質疑」だった。議案質疑とは、委員会で細かい審議をする前に、本会議で大局的な疑義を質すことと委員会に所属していない議員の質問権を保障する意味で設定されているものだ。
 今年は5月に選挙があった。新人議員も多数当選された。今回の9月議会は、その新人議員にとって初めての「決算審議」という町政全般にわたって様々な観点から、政策提起や政策論議ができる絶好の機会である。ここでいろんな提案や意見を発言することが、従来の政策ややり方の総括ができるとともに、これから編成作業に入る「来年度予算」に反映させることができる大きなチャンスでもある。また、新人議員にとっては、まだまだ細かいところまで分からない行政施策の内容や現状・課題を知る絶好のチャンスでもある。
 しかし・・・昨日の「議案質疑」は、実に低調だった。新人議員の発言はないに等しく、沢山の議案があるにもかかわらず、1時間半余りで終わってしまった。私はね決算審議をする委員会に属しているので、委員会に譲る意味でもここでは発言しなかった。新人議員の中にも、決算委員会に属していない議員もいる。少なくとも、そういう議員は発言・質疑をしておくべきだつたのではないか?
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公務員の責任とは

2009年09月17日 01時21分10秒 | 佐々木の想い
 この間の一般質問を聞いていて、気になることがあった。公務員の責任である。「コンプライアンス」ということが、役所や民間を問わずやかましく言われつつある。日本語に訳せば「法令遵守(じゅんしゅ)」というところだろうか。法律を守ることは当然といえば当然だが、業務遂行上このことが言われるのには背景がある。
 民間、特に株式会社など営利企業の場合は、利潤追求が存在理由なのだから、会社に利益をもたらした社員は評価され、損害を与えた社員は降格や減給などのペナルティがある。この仕組みがさらに企業に利益をもたらす原動力にもなる。しかし、社会的に明るみに出た事件だけでも数え切れないほど、民間企業は違法・脱法的な方法で利益を得てきた。政治家や官僚へのワイロ、インサイダー取引、偽装表示、保険金不払いなどである。これらの行為に対しては、法の定めるところにより処罰される。コンプライアンスとは、こういう手段をとらずに企業活動を進めることを意味している。
 また、民間では取引先の接待は常識かもしれないが、公務の場面ではワイロになることもあり、違法性を帯びてくる。
 公務員の場合、国民に奉仕する存在であり、特定の誰か・企業のために、また利益を得るために働いているのではない。不況の折、給与と身分保障の分厚さが反感を買っているが、逆に好景気で企業収益がよく民間社員が「臨時ボーナス」わもらえる時代でも、公務員はさほどもらえる訳ではない。
 さて、公務員も民間以上にコンプライアンスは求められる。しかし、組織の一員として合法的に仕事をした場合、その結果が後日評価されない結果を招いたとしても、責任を問われることはない。というか、個人の責任を問われるなら、学校建設や用地買収、はたまた医療保険分野など数億円以上の金が動く仕事は怖くて手がつけられない。かといって仕事を拒否することもできない。この春に例の「定額給付金」のバラマキが行われた。精華町では5億円以上の金が住民に渡った。今、政権が代わり「定額給付金は愚策で、間違いだった」という結論になった時、各市町村でその事務をした職員に、何らかの責任を問われることがあってはならないと思う。
 政治的責任は、政治家がとるべきものである。そして、政策などのミスがあれば、市町村長も議員も4年に1回は必ず「選挙」という洗礼を受けるのであり、住民・有権者が「失政の張本人」と認定し選挙で落選させることでその政治的生命に終止符を打たれるのである。それが、今の日本の民主主義制度ではないか。
 この間の議会論戦では、そのことを履き違えて、むやみに職員の責任を追及する論調がみられ、違和感を感じている。
 念のために重ねて申し上げれば、上記のことは「合法的に」仕事をした場合であり、違法な手段で仕事をしたのであれば、それ相応の責任が問われるのは当然だ。要は、結果からいろんな要素をごちゃまぜにして考えないで欲しいということである。
 
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1つのヤマを越えた

2009年09月15日 08時03分53秒 | 議会・地方自治
 昨日、9月議会の1番目のヤマである一般質問を終えた。
 今回取り上げたのは、「水道」「都市計画税」「菅井地区の整備」の3本柱。「水道」は、基本水量の見直しがメインだ。現在精華町水道の基本水量は10㎥で、それ以下しか使わなくても10㎥の使用料取られる。現実には、16%約1800世帯はそれ以下しか使っていない。高齢化が進み高齢者のみ世帯や独居世帯、また駅周辺のワンルームマンションが増えているのが原因だろう。そこで、基本水量の引下げを提案した。水道事務所は「基本水量の引き下げは経営の根幹に関わる」と慎重な姿勢を崩さなかったが、ぜひ考えてほしいことだ。一方で地下水の汲み取り規制も提案したが、こちらにも及び腰。企業進出が著しい精華町で、もし企業が水道を使わず地下水を汲み上げれば、精華水道の水源である地下水減だけでなく、水道料金も取りはぐれ、それに連動している下水道料金の収入も進まないことになる。本格的に取り組んでほしいものだ。
 「都市計画税」は長くなるので後日に回します。
 「菅井地区の整備」は、堀池川の改修と下水道整備わ質しました。改修の明確な時期は示されませんでしたが、天王神社南の下水道未整備地域については、区画整理事業と切り離して「整備する方向」で考えていることが判明しました。
 今日は、一般質問の3日目。3人残っています。それが終われば、9月議会の次のヤマ・昨年度の決算審議という膨大な資料との格闘が待っています。私はね今回決算委員なので、世間の5連休とは無縁で、準備に追われそうです。
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イベントのはしご

2009年09月14日 08時08分22秒 | イベント
 昨日の日曜は、いつもとは違う日程をこなす。
 朝一番に、町立図書館に行き議会関連の調べものをする。その足で、京都の嵯峨野にある、全国手話研修センターで開催されている「手話まつり」に参加して、障害者権利条約関連の書籍を買い求めたり、多くの関係者と京都・山城地域の手話通訳配置や福祉に関する、情報・意見交換をした。どこでもそうかも知れないが、この10年ほど福祉関連の学校が増えているにも関わらず(福祉分野では食べていきにくいという環境が背景にあるのか)若者の就労が少なく、後継者不足になりつつある。このことは由々しき問題でもある。
 昼過ぎまで「祭り」に参加して、地元にとんぼ返り。加茂で開催されている「相楽合唱際」を見に行く。20年近くの歴史の積み重ねの結晶なのか、どの団体も実力を高めている。ラストは、全員合唱で平和への思いを歌い上げる。「歌は平和とともに」=うたごえのテーマの1つであるが、その通りだ。最近、テレビコマーシャルでも流れている「金子みすず」の詩などを噛みしめると、その想いが伝わってくる。
 来年は20周年記念として8月に奈良県の「郡山城ホール」で開催が予定されているとのこと。以前、議会でも取り上げたが、なぜ相楽の団体が、特別な意味もないのに奈良で公演しなければならないのか疑問である。精華町にも「府立けいはんなホール」があるが、恐らく使用料の高さがネックになっているのではないかと想像する。「関西文化学術研究都市」の一部として、「文化」振興に本気度を高める必要があるのではないか?
 本来は、今日の一般質問のために時間を割くべき日だったのかもしれないが・・・多分、本日昼前か午後の早い時間帯に一般質問の順番が回ってきます。ぜひ、傍聴してくださいね。
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敬老会

2009年09月13日 08時27分05秒 | イベント
 昨日は、町の敬老会に参加する。精華町は対象者がかぞえの70歳以上だが、それでも4000人を突破している。1000席収容の会場で午前・午後の2部構成だが、どちらかというと午前は既存地域、午後は新興地域中心である。参加した当事者の声として、「式典が長すぎる」「同じことばかり繰り返し言っている」など・・
 成人式の式典は、沈黙の時間が持たないので、25分程度までで終わるようにしているが、高齢者からも同傾向の反応には少々ビックリ。時代の変化とも思われる。
 隣の木津川市は2年前に合併し、今年から統一会場方式に変更するとのこと。ここも2部構成だが、会場が500席程度なので、最大限1000人までだ。それゆえに、「今年は行かない」という高齢者が続出しているとのこと。
 成人式にせよ敬老会にせよ、自治体の規模が大きくなると、対象者を収容しきる会場が見つからない。ただ、年2回のために数千人が入れる施設を作るのももったいない。ボチボチ、自治体規模のイベントのあり方を見直す時期なのだろうか?

         
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9.11

2009年09月11日 23時22分54秒 | 佐々木の想い
 今日は、9月11日。
 8年前の今頃、テレビの前でニューヨークの中継を見ていた。ちょうど、ニュースステーションが始まった頃に、WTCのタワーが映し出され、しばらくすると2機目の旅客機がビルに突入したシーンをリアルタイムで見ていた。
 あれから8年が経過した。いろんな節も飛び出した。ブッシュ政権が、戦争したいので、わざと泳がせて犯行に至ったとか・・・
 真相は分からないが、FBIなどが情報を入手していたのは本当らしい。もし、それらの説が本当なら、政治というものは、多くの罪のない人々を犠牲にして、「国益」のために利用する、冷血名者に映る。
 あれ以降「テロとの戦い」は成功したのだろうか?
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