精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

権力のための権力闘争

2010年08月31日 09時55分23秒 | 各地・分野の動向
 民主党の代表選は分かりにくい。
 3か月前に普天間問題とカネの問題で退陣した面々がしゃしゃり出てきて余計に分かりにくくしている。
 政権交代の総選挙から1年が経過した。各分野の司法判断受け入れなど、自民党時代では考えられなかった面もあるが・・・後期高齢者医療制度、障害者自立支援法、政治とカネ、年金問題など、民主党が「やる」としていた諸々がそのまま放置されている。それどころか、もっと悪くなっている分野もある。
 選挙の時に約束したことができないというのは??である。
 同じ論法で政治家を批判している方々もあるが、自らの姿勢が問われるのではないか?
 今日、菅・小沢会談が設定されているとのこと。
 もし、この会談でどちらかが出馬しないといったことになれば、まさに密室政治=自民党政治の再来である。民主党の党員やサポーターもこれほどバカにされて黙っているのだろうか?結果を注視したい。
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景気の実感がない

2010年08月29日 10時25分17秒 | 各地・分野の動向
 しばらく更新できずに申し訳ありませんでした。
 この間、夏の条件下でいくつかの学習をしていました。文献に目を通すこともあれば、現地に確認に行くこともありました。
 改めて知ったこと、というか報道では知っていたけどということも・・・
 例えば景気の話。景気がいいというのはモノやサービスが売れている状態のことで、結果として儲かっていることになる。モノやサービスが売れるということは、「売る人」と「買う人」がいるわけだ。「売る人」に入った儲けが、循環して「買う人」に回らなければ、その後買う力が減るだけなので「売る人」も儲からなくなる。
 21世紀の初旬、いわゆる小泉政権とその後の自民・公明党政権下では、戦後最長とも言われる「好景気」が6年近く続いていた。でも、そのことを実感できずに、今の景気減退を迎えている。給料も上がらず、金利もほぼゼロ行進だった。
 今でも景気が悪いと言っているのに、日本の国の国際収支は「黒字」である。国際収支の場合は、電化製品や車のようにモノが売れて黒字になる以外の要素もあるので、「トヨタの販売実績がどうの」という事態とは連動しないこともある。
 それでは、日本に流れ込んでいるこの間の「巨額の富」は、一体どこにあるのかということが、今後の日本国民の暮らしを考えるときに注目すべき点だと思う。
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手話通訳とは どういう作業か

2010年08月16日 21時45分37秒 | 手話サークル
 「手話通訳」というとどんなイメージをお持ちだろう?
 一般的には、テレビの画面下や講演会場の壇上で、「話し言葉」を「手話」に変換するイメージがあるのではないかと思う。もちろん、その場面も手話通訳の一部であることに間違いはない。
 手話をコミュニケーション手段とする「ろうあ者」と呼ばれる方々は、50年ほど前に「手話のできる福祉司を役場に設置して」という運動を展開した。それが、その後の福祉事務所などへの手話通訳設置につながった訳だ。
 では、「手話のできる」ということがどのようなことなのか・・・ろうあ者たちが求めたのは、冒頭のイメージとは逆のことであった。もちろん「話し言葉を手話に変換して、聞こえている者の情報を欲しい」ということはあるが、もっと根本的なことは「自分たちの意見を健聴者に聞いてほしい」だったのだ。要するに「手話言語を音声言語に変換する」ことである。それは、長年、職場で・地域で・学校で一方的に言われっぱなしだつたことから、自分たちの意見もあるということを伝えたいのである。人間として当然の気持なのだが、そのことが長年理解されてこなかった。もしかすると、今でも理解されていないことがあるのかも知れない。
 少し考えれば明解だ。コミュニケーションとは「双方向」であることは誰でも知っている。しかし、この「双方向」ということが、いろんな場で困難となっている事実もある。
 聴覚障害者の世界だけではない。自治会でも、学校でも、生徒会でも、職場でも、当事者の意見を十分に聞かないで、ものごとが決まっているということはあるのではないか?行政や議会が広報活動をするとき、「住民の知りたい情報」ではなく「(町長・議員が)住民に知らせたい」情報のみを扱っていないか?
 このあたりも十二分に検証されるべきではないかと思う。
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歸國

2010年08月15日 10時59分23秒 | 平和・憲法9条
 昨夜放送されたドラマを録画で見た。ビートたけしや小栗旬などの熱演ものだ。ドラマは、65年前の戦争で戦死した旧日本兵が、わずかな時間だけ今の日本を見て回るというものだ。設定が深夜なので終始月明かりでの照明しかなくリアル感を演出している。
 もちろんドラマなので、フィクションではあるが、一部現実のものとオーバーラップする。ドラマ前半で出てくる「絵は、信州・上田にある」というのは、実際に上田の山の麓にある「無言館」という美術館のことだ。戦没美術学生の作品が展示されている。こじんまりした建物だが迫力がある所だ。私も行ったことがあるが、機会があればぜひ訪れて欲しい。
 「日本の南端にある任地」というのは、鹿児島・知覧基地のこと。現在は合併して南九州市となっているが、元知覧町。特攻隊の出撃基地があったところで、ここからたくさんの若者が片道分の燃料だけで敵の艦隊に突っ込んで行った。基地の跡地付近には「特攻平和会館」という展示館が建てられている。私が訪問したのは、30年ほど前のリニューアル以前の平和館だが、出撃した方たちの遺品・千人針などを鮮明に覚えている。現在はリニューアルされて大きくなっている。鹿児島中央駅からバスで70~80分のところにある。来春には九州新幹線が全通して大阪から鹿児島まで4時間程度に短縮されるので、ここもぜひ訪れて欲しいところだ。
 議論や理解は、事実の確認から始まる。海外にも類似の展示施設はたくさんあるが、まず国内であった事実から直視してほしい。
 今日は、終戦記念日である。
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宥座の器

2010年08月14日 02時45分32秒 | 佐々木の想い
 「ゆうざのうつわ」と読む。孔子の教えの1つである。最近、この器の実物を見る機会があった。紐で左右の中ほどがつるされているもので、空の時は傾いている。水を入れると垂直になるが、入れすぎるとバランスを失して水がこぼれ、元の傾いた状態に戻るというものだ。宝物館でみたので撮影不可なので写真はない。
 解説では、「足る知る」「中庸」の意味と解されている。資本主義の甘い汁に浸っている方々に学んでほしい言葉である。
 人は何が手に入れば「もっと」「もう少し」と欲が出るが、順調なのは当面の間であり、欲しすぎると結局何もなくなってしまうという意味だろう。
 今の日本も含めた資本主義経済は、モノの裏付けがない部分が多すぎる。カネが鉦を生む「金融資本主義」の面である。裏付けがないので不安定な状態。どこかで安定を欠くような事態が起これば、負の連鎖が起こり、恐慌となる。上場企業の役員報酬が平均2000万円に対して、労働者の多くが年収300万円以下、200万円以下といわれていることも同じである。
 儲けることを悪とは言わないが、そこそこにして一定のもうけ以上のところは、社会に還元すべきである。還元の方法は、寄付でもいいし、雇用でもいい、はたまた地元企業への発注でもいい。
 欧米では、社会に貢献してはじめて「エリート」と賞されるとのこと。ただ儲けただけなら「守銭奴」と言われかねない。
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愛知サマーセミナー

2010年08月10日 00時19分28秒 | 各地・分野の動向
 毎年、夏休みの入り口付近で「愛知サマーセミナー」が開催される。愛知県の私立高校が中心となり、教職員団体、父母の団体、生徒会、地域の団体、地元企業などが協力して開催されるものだ。
 今年のサマセミ(サマーセミナーの略)に久方ぶりに参加した。前回参加した時は、私の出身高校が会場だったので勝手知ったる校舎ということで自由に動けた。今回は、出身校と仲が良かった椙山女学園中高校が会場となった。高校生の頃は文化祭などで入ったことがあるが、勝手が分からず苦労した。特に、女子高は男子トイレが少なくて困る。
 それはさておき、このサマセミは、2~3日の日程で、1日に80分の講座が午前2コマ、午後2コマの4講座開催される。写真は、「井上ひさしの文学を語る」という講座である。見ての通り、高校生も一般市民も父母たちも参加している。お互い「学び合う」場である。この講座は大人が講師だが、高校生自身が講師を務める講座もある。フィールドワーク的なものもあれば、PTA交流会的なものもある。とにかく盛りだくさんの学ぶ場である。しかも、調理講座のような実費が伴うもの以外は「原則無料」なのだ。会場整理や案内、運営も実行委員会加盟団体が自主的に行っている。
 今年で22回?だったかの歴史がある。私も、高校生の頃は愛知の私学だったので、県立や他の私学の生徒とともに、高校生同士が語り合い・交流し合い・助け合うといったサークルを作り、規模は小さいが季節ごとくらいにさまざまな催しをしていた。サマーキャンプ、障害児学校との交流、ハイキング・オリエンテーリングなどのスポーツイベント、討論会、語る会、自主刊行の「同人誌」発行などなど・・・
 その頃、大阪でも高校生集会のようなイベントがあったし、京都では「春季高校生討論集会?」だったかのイベントが当時5000人とか8000人参加という規模で開催されていたと聞く。大阪には愛知から遠征したことがあるが、京都のイベントには参加したことがない。自分の目で見たわけではないが、「京都はすごい」と感じていた。
 当時は、教育委員会による高校生の自主的活動への「圧力」もひどかった。ちょうど、70年安保が沈静化して「三無主義」とか「四無主義」などと言われた世代だが、教育委員会は必要以上にけん制してきた。非行行為とか不純異性交遊などしていないのにだ。
 その時の「合言葉?」は、「自分の足で立ち、自分の頭で考える高校生になろう」である。完璧だという自身はないが、今の大人の中でもこれを目標としなければならない方もいるのでは?と思ってしまう・・・
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被爆4世

2010年08月09日 22時29分26秒 | 平和・憲法9条
 今日は8月9日、長崎の原爆忌である。夕刊によると、本日開催された平和祈念式典では、被爆4世の高校生が司会を務めたそうだ。17歳の女子高生だが、小学生の頃、学校の宿題で曾祖母=ひいおばあさんから被爆体験を聞いたとのこと。その山下花奈さんは、今日の式典で「・・原爆死没者名簿には、3114人のお名前が記されています」とアナウンスした。この1年間に亡くなった被爆者の数だ。山下さんが被爆経験を聞いた曾祖母は、現在93歳。「恐らく被爆者本人から経験を聞けるのは私の代まだだろう」と語る。そして、「5世、6世にも伝えたい」としている。
 広島と同様、長崎市長による「平和宣言」も読み上げられた。その中には、「不信と脅威に満ちた核兵器のある世界か、信頼と協力にもとづく核兵器のない世界か、それを選ぶのは私たちです。私たちには、子どもたちのために、核兵器に脅かされることのない未来をつくりだしていく責任があります」というくだりがある。
 ここらで、持っていても意味のない核兵器は、地球上からなくそうという世論を大きくして、次代の国民に誇り高くバトンをつないでいきたい。
 「核廃絶は夢ではない」、必ず人間の理性と叡智がそれを実現させると確信しています。みなさんも、勇気をもってともに歩んでいきましょう!!
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みんなの党の態度について 補足

2010年08月08日 09時39分49秒 | 各地・分野の動向
 先日アップした「みんなの党」に関する記載に対して、「nicky」さんから「反対していない」というコメントが寄せられているので補足しておきたい。
 もう少し正確に言うと、みんなの党は期間を短縮する対案を出した。そのことは認識している。ただこの法案が他の法案と決定的に違う点がある。それは、放置すれば社会保険病院・厚生年金病院の運営が成り立たなくなるということである。例えれば、いくら優秀な支店・営業所があったとしても、本社の存在根拠がなくなれば、その支店・営業所は継続できないことになる。
 みんなの党などそれぞれの政党が「期間が長すぎる」とか「対応が甘い」という個々の意見を持つことはいいだろう。しかし、放置すれば消滅するようなことに手を貸すことは、まともな政党としてはどうかということである。「継続法案に反対した」ことは事実であり、ほとんどの新聞も報道している。正式表明していなくても、緊急避難的としても継続法案に反対することは、「その存在がなくなってもいい」という意思があることになる。
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講演の補足

2010年08月07日 13時35分41秒 | 手話サークル
 昨日、相楽の手話教室(手話奉仕員養成事業基礎講座)で行った講義で少し補足しておきます。

 最後のあたりで、原爆や戦争のことにふれました。それは、障害者福祉と無縁でないからです。現在の法律は改定されていますが、もともと日本の身体障害者福祉法というものは、「傷痍軍人」ようするに、太平洋戦争で負傷して帰国した旧日本軍人のアフターケア的な側面がありました。戦死した方も悲惨ですが、戦場でまたは国内の戦災で負傷した方も多いのです。視覚や聴覚を失う、手や足を損傷するなど、社会の中で暮らしづらい環境に追いやるのが「戦争」です。要するに、戦争が障害者を作りだしてきた事実があるのです。だから、障害者本人や当事者団体の多くが、「戦争」に反対されています。
 戦争を起こすのも止めるのも「国家=政府」ではありますが、そのような事態を招かないように監視する権利と義務は私たち国民にあります。主権者としての役割を果たすことが、大きな意味では「福祉のまちづくり」につながります。

 ご意見などありましたら、またお寄せください。
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みんなの党は、福祉破壊政党?

2010年08月07日 13時24分19秒 | 各地・分野の動向
 今朝の報道を見てビックリ!
 社会保険病院・厚生年金病院を運営する「年金・健康保険福祉施設整理機構」の存続を延長する法案に、みんなの党が唯一反対していた。この法案が成立しないと各地にある病院が閉鎖に追い込まれるものだ。
 もともとは、年金を運営いていた社会保険庁関連の施設だが、あの天下り団体のように無駄な施設ではなく、各地で献身的な医療活動を展開している。年金掛け金の流用問題のあおりで運営母体がなくなってしまう事態に対応すべく作られた機構が前記の機構(RFO)である。
 みんなの党は、参院選では「無駄を省く」政党のように見られてきたが、国民の生命にかかわる病院までも「無駄」として、存続を認めないという態度に出るとは思っていなかった。
 もちろん大型開発や大企業優遇など改善すべきものはある。しかし、命を守る病院まで「いらない」という政党なのだろうか?第三勢力として期待していたら、いつのまにか医療も介護も福祉も貧弱になった・・・という事態にならないよう監視する必要がありそうです。
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65回目の広島原爆忌

2010年08月06日 17時11分03秒 | 平和・憲法9条
 今日は8月6日、65年前に広島に原爆が落とされた日だ。今朝の平和祈念式典を見ていた。秋葉広島市長は「非核三原則の法制化」「核の傘からの離脱」を求めるとともに、日本政府にもっと積極的に核廃絶に動くよう促した。ここに関しては、私も同じ意見である。最近は、非核三原則の1つ「持ち込ませず」が破られていたことが明らかとなった。こんな時こそ「国是」というなら法制化すべきである。そして、政府はもちろん、アメリカをはじめとする外国にも厳密に適用し、日本全体を非核の国にすべきだと思う。
 また、今年の海外の動きも注目に値する。昨日、国連事務総長が初めて長崎を訪問し、本日の広島での祈念式典に参加している。原爆を落とした側の駐日大使も式典に参列していた。これまで招待に応じてこなかった核保有国のイギリス、フランスも代理ではあるが政府代表として参列している。昨年からの核廃絶の一連の動きが、さらに加速して、「ヒロシマ・ナガサキ議定書案」にあるように、計画的に廃絶に向かい2020年には地球上に核のない世界が実現することを切望する。そのような世界を実現するために私も努力したい。

 今日はもう1つの出来事がある。相楽地域では1市4町村が共同で「手話教室」を毎年開催している。入門の次第2段階として「基礎」コースがあるが、そのカリキュラムの中に「講義」も組み込まれている。「ボランティア活動とは」というテーマでお話ししてきた。
 毎年同じような時期になるが、8月上旬というのは夏休みでもありサマーバケーションの真っ最中。「手話技術の学習には興味あるが、講義は・・・」という受講者もいて、例年は登録の半分ほどしか参加されないことが多かったが、今回はほぼ全員に近い参加率だった。
 長年の経験を1時間程度の話にしようと思うと、どうしても一般的で堅い内容になってしまう。たくさんの想いを伝えようとするのがいけないのかもしれないが・・・ともかく、今年も無事終わった。受講者の感想としては、いろいろだと思うが、この先手話学習やサークル活動、それぞれの人生の中で考える材料としていただければ幸いである。
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しびれ切らした議長会

2010年08月05日 12時47分36秒 | 議会・地方自治
 今朝の報道では、昨日3議長会(都道府県・市・町村)が、共同で緊急声明を発表した。
 内容としては、例の鹿児島県・阿久根市長が、議会を招集せず「専決処分」を繰り返している違法行為を、「議会の機能を封じ込める異常な事態」と指摘し、議会招集権を議長にも与えるべきとしている。
 事実、阿久根市長の一連の行為は、議会制民主主義を無視するにとどまらず、職員へのパワハラとも言える行為や、法令無視の数々に対して対抗手段がないというのは問題だ。しかも、一般市民の方もこの報道で気づいたかもしれないが、議会を開くのに議員自身が決められないということになっている。
 ただ悲しいかな、議員の中にもこのような阿久根市長の行為を礼賛し、憧れているという、これまた法令規定や民主主義の理念を無視した方もいる。自分を否定するものにあこがれるというのは、マゾ的な性格なのだろうか?
 このような議員に限らず、閉塞感のある社会では、「突飛な」行動・発言に「カッコよさ」を感じて、熟慮なくなびく傾向があるのも確かだ。そのような言動の多くはパフォーマンスであり、信用に値しない。
 どちらにしても、阿久根市のような異常事態が早急に改善され、法的にも二度とできないような仕組みを考える必要がある。
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島本町議会から精華町に

2010年08月03日 09時39分22秒 | 議会・地方自治
 福井の自治体学校の最後の講演が終わるとともに会場飛び出し、JRに飛び乗る。昨日、2時から大阪の島本町議会の議会改革特別委員会のみなさんが、精華町議会に視察に来られるためである。なんとか2時までには役場に到着できたが、2分ほど早め目にスタートしていたので「駆けつける」ことになってしまった。
 来町された目的は「議会基本条例」である。実は、以前にも確か議会運営員会のメンバーが「議会改革」だつたと思うが、それをテーマに来られたことがある。その時の顔ぶれもあった。
 議会というのは「前例」が幅を利かせるところでもある。私も議員になった頃は、それにはばまれたことも多々ある。「前例」が全て「悪」とも言えない。いい前例ももちろんある。しかし、議会の存在意義からみて、「自己都合」で解釈・運営している面もあり、住民の立場から考えると「改善すべき」ものも多い。
 このブログでも何度も書いているが、島本町議会さんも「基本条例づくり」を目的化しないでほしいと思う。個人的見解だが、精華町議会の議会基本条例前文と第1条「目的」に書かれていることが「めざすべき方向」だが、第2条以下は、そのための「手段」である。手段ということは、「絶対こうなければならない」「このルールは必要」と言い切ることもない場合がある。その地域、議会や行政の実態、各種住民運動など住民とのかかわなどによって採るべき方法は異なるからだ。
 ただ1つ言えるのは、旧態依然の議会のあり方を続ければ、住民から「要らない」と言われかねない。もちろん、権力を分散しお互いのチェック機能を果たすためには、議会を廃止することはすべきでない。
 昨日の研修は、形式ばったものではなく、たくさんの質問や意見が出された。同席した精華町の議会運営委員からの発言もあり、ざっくばらんの「懇談」ができたと思う。ただ、少々(私は)言い過ぎたかな?と若干反省している。
 研修に来られた議員さんたちが、本心のところどのように受け止められたか分からないが、島本町議会の今後に期待したい。
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自治体問題を学ぶ

2010年08月03日 09時22分59秒 | 議会・地方自治
 先週の土曜日から昨日午前中まで、福井市で「自治体学校」が開催され参加してきた。年に1度この時期に開催されていて、自治体職員・地方議員・一般市民・自治体関連の研究者などが参加するものだ。日常の活動では、壁にぶつかったり、「ここらでいいか」など下手をすると周囲の雰囲気に流される恐れもあるが、このような場で「最新の動向を学びつつ、初心に戻る」という時間・空間を体験でき、日々の議員活動に喝を入れることもできる場でもある。
 昨年の総選挙・政権交代からまだ1年もたっていないが、自治体をめぐる状況は大きく変化している。民主党政権になって、改善された面、自公政権時代の遺産を引きずっている面、さらには自公時代よりさらに悪化している面などある。地方自治体の財政問題は、地域が疲弊しているだけにめを離せない分野でもある。
 アップした写真は、全体会で報告する「派遣村村長」の湯浅誠さんだ。派遣村の経験から、ワンストップサービスなど行政の支援のあり方や内閣府参与になって分かった国民語と官僚語の「通訳」の必要性、そして運動のあり方として「作りつつ要求する」というスタンスなど報告された。
 他にも、財政分析と政策化などにも参加する。たくさんの分科会があり1人では参加できないが、医療・保険・交通・農商業・まちづくりなどなどの分野で学べます。
 来年は、7月下旬に奈良で開催が予定されています。京都からも近いので、多くの皆さんもご一緒に学びましょう。
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