チンチラ

私の日記ブログです

犬のチコには鎖骨がない

2024年08月12日 | いろいろ

岩合光昭の「猫識」で

人間は鎖骨があるので、手を大きく広げることができるし、後にも回すことができる。

 

猫もわずかに鎖骨が残っているので手を広げられるし

木に登れる要因のひとつになっている。

 

ところが犬は鎖骨が無いので手を広げられない。

 

一番初めに飼った犬チコは柴の雑種でおとなしく従順で我慢強い犬でした。

(クルミとは全然違う)

食べることが何より好きで(ここもクルミと違う)

餌の時間には部屋を覗き込みながら「まだか、まだか」と待っていました。

 

ホーローの深い片手鍋が食器。

炊き立てのご飯に生卵をかけた(チョッピリお醤油を垂らして)餌が大好きでした。

 

待て!をさせます。

「よせ!」と言うと「よし」ではないと判断して食べません。

「よめ!」「よな!」など「よ」の付く言葉は我慢します。

「よだれ!」と言うと口の端からよだれがスーと流れます。

 

お手もさせます。

右。左。

そして両手。

私の手を上下ずらして出すとチコも頑張って上下に手をのせます。

手を上下ではなく左右に広げて「両手!」と言った時は

鎖骨がないチコは手が広げられずにできません。

私は大昔に犬は手が広げられない事、学習していました。

 

さんざん可愛がった挙句、本当の「よし!」

片手鍋に顔を入れて完食します。

お鍋を洗わなくてお良いくらい丁寧になめてゲップをして終わります。

庭の隅に歩いて行ったかと思うと戻ってきてお鍋をチェック。

違う目で見たらまだ残っているかも・・・・と確かめるように。

 

私はいじめている感覚ではないのですが

この話を聞いたみんなは「チコ、可哀そうに!」と同情します。

でもこの話を聞いた人は、私がそっと見ていると餌をやるとき

すぐにはやらないで「よせ!」「よだれ!」と遊んでいます。

その頃飼っていたヒマラヤンの「マミ」

チコの写真が1枚もありませんでした。


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