「1948年の国連総会で、韓国が韓半島(朝鮮半島)の唯一の合法政府であることを決め、憲法にも韓国領土は韓半島とその付属島しょだと規定されている。韓国政府は、韓国の同意なしに北朝鮮地域でどのような軍事行動もできないことを日本に強く周知させなければならない」と強調。
安倍、山口自公政権が戦争法を使って、朝鮮半島有事において北朝鮮に自衛隊を派兵するとの見解を示したことに対する韓国政治指導者の間での議論になっているものです。当然のことです。安倍、山口自公政権が狙っていることが外交上の懸念としてすぐに浮上したことを示しています。自衛隊を使って、他国を威圧する。外交上の圧力に使用する。本当に懲りない面々です。朝鮮半島における紛争は中国、韓国、北朝鮮、日本などが話し合いによって解決すべき問題であり、軍事的な対応は有害でしかありません。
日本国憲法が禁じている戦争行為、国内外での自衛隊による武器使用を絶対に許してはなりません。
<朝鮮日報>朴大統領「自衛隊の韓半島進駐はあり得ないこと」
朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は22日、与野党執行部との会合で、日本の自衛隊が有事の際、韓半島(朝鮮半島)に進駐するのを容認するか否かをめぐる論議について「それは国家元首である私が決める問題だ。韓米同盟が強固な状況にあって(自衛隊が)韓半島に進駐するというのはあり得ない」と一蹴した。
朴大統領は、この問題をめぐる黄教安(ファン・ギョアン)首相と野党・新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表の発言を問題視し「(自衛隊の派遣に)同意するか否かというのは大統領の権限だ」として、冒頭のように述べた。「韓国の同意なしに自衛隊の韓半島への派遣はあり得ない」という点を明確にしたというわけだ。朴大統領は「今回、米国のオバマ大統領が一言で片付けたことだ。今回の訪米で整理できたことだ」と述べ、訪米の際にこの問題について韓米両国間での議論があったことを示唆した。
宣政敏(ソン・ジョンミン)記者 , キム・アジン記者
韓国与党議員「中谷防衛相は傲慢で無礼」
与党セヌリ党の金正薫(キム・ジョンフン)政策委員会議長は22日、日本の防衛相が「自衛隊は韓国の同意なしに北朝鮮に入れる」と示唆したことについて、「ごう慢で無礼だ」と述べた。
これは、金議長が同日午前、国会で開かれた党最高委員会議で、「有事の際、日本の自衛隊が(韓国政府の)事前同意なしに北朝鮮で軍事作戦を展開できるというもの」とした上で述べたものだ。
日本の中谷元防衛相は、20日に行われた韓日国防相会談で、自衛隊が北朝鮮に入る問題について、「韓国の有効な支配が及ぶ範囲は、いわゆる休戦ラインの南側だという一部指摘もある」と発言した。
金議長は「1948年の国連総会で、韓国が韓半島(朝鮮半島)の唯一の合法政府であることを決め、憲法にも韓国領土は韓半島とその付属島しょだと規定されている。韓国政府は、韓国の同意なしに北朝鮮地域でどのような軍事行動もできないことを日本に強く周知させなければならない」と強調した。
ソン・ドクホ記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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