“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

青森の東通原発再稼働はダメよ

2013年08月26日 06時00分28秒 | 蜂助の呟き

こんにちは、蜂助です。

岩手県平泉の道端で見つけた「河原なでしこ」です。とても可憐で清楚な花です。

この写真は1923年に宮城県仙台の宮城野原で撮影されたものです。今から90年前の話です。飛行機といったって、張りぼてのようなものです。

福島第一原発1号機の稼働が1971年です。今から42年前のことです。40年も経った自家用車はよっぽど手入れをしっかりしていないと動かすことはできません。部品ももう製造していないでしょう。

42年前には携帯電話なんてありませんしパソコンもありません。計算機もまだ普及していないため計算尺を使っていました。何隠そう、私だって計算尺を持っていましたから・・・。今やっている映画「風立ちぬ」で主人公の堀越二郎が設計の最に使用していたあの計算尺です。

1970年代に作られた原子力発電所の施設はみんなこの仲間でしょう。危なくてしかたありません。ポンコツです。古いものを悪いと言っているわけではありません。安全が求められているものは旧式は問題があると言っているのです。

東北電力の電気料金値上げは9月1日から行われますが、値上げ申請にあたって公表していた青森県の東通原子力発電所は2015年7月から再稼働するとしています。東通原子力発電所は敷地を東北電力と東京電力が2社で保有しています。東北電力の1号機は2005年に稼働した最新式の沸騰水型軽水炉で、2号機は2021年以降に稼働させようとしている改良型沸騰水型軽水炉です。東京電力側は1号機も2号機も改良型ですが運転開始は未定になっています。この東北電力東通1号機の再稼働は原発再稼働の原動力としようとしている意図が感じられます。

敷地内にある破砕帯は活断層であるとされているのに、再稼働しようとはどのような神経をしているのでしょう。いくら新しくても、原子力発電の技術が産業廃棄物の最終処理もできない技術であり、危険を垂れ流しする許されない産業であることを自覚すべきです。

福島第一原発の汚染水をどうするのですか? いつになったら事故処理の計画を発表できるのですか? 使用済核燃料はどこに置くのですか? 原子爆弾の原料になる膨大な放射性プルトニウムをどうするつもりなのですか? こんなことに答えられずに再稼働を考えるのは図々しすぎます。

 

 


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