おはようございます。蜂助です。
公共図書館から「チェルノブイリの真実」という古いビデオテープを借りてきて鑑賞しました。チェルノブイリ原子力発電所の事故から10年が経過した時点の1986年での映像記録映画です。広河隆一さんという「チェルノブイリ子ども基金」の代表を務めている方が総監修をしています。
このビデオを見ながら、すぐに福島第一原発の現実と重なって「これは日本のこと?」と思ってしまいました。
「本当のことを何も知らされなかった」
「死の町になったプリピャチ市、汚染がひどいため、恐らく永久にこの町は復活しないだろう。事故当時5万人が住み、彼らは事故の翌日、3日間の避難と告げられ、街を離れた。」
「3日で帰れると思っていたが、10年たってしまった」
「住居禁止の村に戻った老人は放射能で死ぬより先に寿命が来るだろうと、村に住むことを大目に見られている」
「汚染の情報はほとんど極秘扱いになっていた。住民は強制避難させられた。」
これらは7ヶ月前に現実に福島県で起きたこととほとんど同じです。
10月1日の地方新聞で「飯舘などでプルトニウム」という見出しで一面に報道されています。福島県内の6地点でプルトニウムが検出されました。プルトニウムは粒子が重く、遠くまで飛散しにくいと言われていますが、30km以上離れた飯舘村まで行ったのです。プルトニウムは原子力発電に使う燃料からしか作られることの無い物質です。すなわち原子炉が破壊して燃料がの一部が放出されたことを示しています。これは、「核爆発」により破壊したものを「水素爆発」とウソをついていたかもしれない事実です。
10月2日の朝刊では、「ストロンチウム90」が79ヶ所で検出されたと報道されています。ここまでくると、何が起きても驚かない、と言う感じです。ストロンチウム90はカルシウムと化学的性質が似ていて、これを摂取すると骨などに蓄積します。チェルノブイリでもストロンチウムが子どもや人々の白血病やガンを大発生させました。半減期が29年と長く生きものへの影響が大きい危険な放射性物質です。
茨城県東海村の村上村長が東海村JCO臨界事故発生から12年となる9月30日に注目すべきことを言っています。
福島第一原発の事故処理をめぐる政府や東京電力の対応について、事故で故郷を追われた人たちが将来のあてもない状態におかれ、行政機能も根底から壊れたまま放置されているとし、「このように人に冷たく、かつ無能な国では原発など持つべきではない、その資格などはないと考えるにいたった」と発言したそうです。東海第二原発をかかえる村長は「村民と東海村の将来を思うとあいまいな妥協は許されない」と語っています。
政治家の方、今回の事故に関わる役人さん、東京電力などの電力会社の役員や管理職の皆さん、電力労連の役員の方々、ゼネコンなど原発マネーに群がっている人たち・・・
東海村の村上村長の決意に少しは学んでください。
公共図書館から「チェルノブイリの真実」という古いビデオテープを借りてきて鑑賞しました。チェルノブイリ原子力発電所の事故から10年が経過した時点の1986年での映像記録映画です。広河隆一さんという「チェルノブイリ子ども基金」の代表を務めている方が総監修をしています。
このビデオを見ながら、すぐに福島第一原発の現実と重なって「これは日本のこと?」と思ってしまいました。
「本当のことを何も知らされなかった」
「死の町になったプリピャチ市、汚染がひどいため、恐らく永久にこの町は復活しないだろう。事故当時5万人が住み、彼らは事故の翌日、3日間の避難と告げられ、街を離れた。」
「3日で帰れると思っていたが、10年たってしまった」
「住居禁止の村に戻った老人は放射能で死ぬより先に寿命が来るだろうと、村に住むことを大目に見られている」
「汚染の情報はほとんど極秘扱いになっていた。住民は強制避難させられた。」
これらは7ヶ月前に現実に福島県で起きたこととほとんど同じです。
10月1日の地方新聞で「飯舘などでプルトニウム」という見出しで一面に報道されています。福島県内の6地点でプルトニウムが検出されました。プルトニウムは粒子が重く、遠くまで飛散しにくいと言われていますが、30km以上離れた飯舘村まで行ったのです。プルトニウムは原子力発電に使う燃料からしか作られることの無い物質です。すなわち原子炉が破壊して燃料がの一部が放出されたことを示しています。これは、「核爆発」により破壊したものを「水素爆発」とウソをついていたかもしれない事実です。
10月2日の朝刊では、「ストロンチウム90」が79ヶ所で検出されたと報道されています。ここまでくると、何が起きても驚かない、と言う感じです。ストロンチウム90はカルシウムと化学的性質が似ていて、これを摂取すると骨などに蓄積します。チェルノブイリでもストロンチウムが子どもや人々の白血病やガンを大発生させました。半減期が29年と長く生きものへの影響が大きい危険な放射性物質です。
茨城県東海村の村上村長が東海村JCO臨界事故発生から12年となる9月30日に注目すべきことを言っています。
福島第一原発の事故処理をめぐる政府や東京電力の対応について、事故で故郷を追われた人たちが将来のあてもない状態におかれ、行政機能も根底から壊れたまま放置されているとし、「このように人に冷たく、かつ無能な国では原発など持つべきではない、その資格などはないと考えるにいたった」と発言したそうです。東海第二原発をかかえる村長は「村民と東海村の将来を思うとあいまいな妥協は許されない」と語っています。
政治家の方、今回の事故に関わる役人さん、東京電力などの電力会社の役員や管理職の皆さん、電力労連の役員の方々、ゼネコンなど原発マネーに群がっている人たち・・・
東海村の村上村長の決意に少しは学んでください。
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