畑の放射性物質の除染

　こんにちは。蜂助です。

　東京電力福島第一原発からまき散らされた放射性物質の量は、広島や長崎の原爆で放出された放射性物質とは比較にならない程に莫大なのでしょうが、今のところ資料やデータが見つけられないでいます。どなたか知っている方がいたら教えてください。





　昨日、福島市のあるところで畑の放射性物質除染のための測定と予備作業を行ってきました。その結果と現地の詳しい方からの情報は次の通りです。
①畑は耕作放棄に近い状態で今年の耕作はありませんでした。
　　雑草と腐葉土の除去前　　　　３００～５００ベクレル／土１ｋｇ
　　雑草と腐葉土の除去後　　　　２１０～３００ベクレル／土１ｋｇ
　　地上１メートルの空中線量は１．０マイクロシーベルト／時
※野菜の移行係数（放射性物質が野菜に移行する率）０．０１以下ですから、この畑で作物を作っても野菜１キロ当り最大でも一桁のベクレル数です。野菜の暫定規制値は５００ベクレル／１ｋｇですから全く問題ないわけです。

②空間放射線量と土の放射性物質濃度は比例しません。
この畑に耕作しようとしていた方は空中線量が高いので畑の土も高いと考えていたようですが、空中放射線量は、回りの木などに蓄積した放射性物質から出されているものが相当あるからです。

③福島第一原発からの汚染はだいたい３月中でほとんど終わっています。したがって、それ以降に生えた草は、ほとんど放射性物質を含んでいません。問題になった牧草などは根と根の近くについた土の放射性物質です。

④土の表面５ｃｍより上の部分、木、屋根、アスファルトに放射性セシウムがたくさんあります。福島県の桃の放射性物質による汚染は、かなり低いもので「検出せず」や検出しても基準の５００ベクレル／１ｋｇの１０分の１以下がほとんどでした。この放射性セシウムは土から吸い上げたものではなく、桃の木の枝や芽についていたものと言われています。

　８月２０日（土）、２１日（日）に除染作業を行います。ボランティアで作業いただける方は「コメント」で連絡お願いいたします。
　　

３．１１震災から５ヶ月が経ちました。

仙台市、福島市も猛烈な暑さです。夏だから仕方ないのかもしれませんが。アパートのベランダに「せみ」が来て鳴いて（泣いて）います。新盆、原爆死没者の慰霊で来たのでしょうか。

福島の果樹園は元気がありません。お盆前に売れないと後は投売りと木で腐らせるだけです。もも栽培農家の苦労と無念さを考えると怒りがわきます。でも自分ひとりでは買い上げることも出来ず。食べられる分を買ってきています。東京電力は許せないです。補償をしっかり行うことを要求します。当たり前のことを当たり前に行うようにして欲しい。勝俣、西沢社長は誠実に対応すべきです。一軒一軒謝罪するくらいの誠実さを見せて欲しい。

３．１１震災以降５ヶ月が経ちました。何が進んだのでしょうか。瓦礫もまだか片付いていません。義捐金はまだ支払われていません（１５０日たってもです）。岩手県山田町では被災者の転居先が２０％の町民が分からないそうです。義捐金は渡らず、次月の県知事選挙の投票も出来ないとのことです。本当に日本は先進国なのでしょうか？？？？お金に目がくらみ、何でもかんでも金で買えると思っています。お金、お金、お金、金、利益、利益、利益、利益、働け、働け、正規職員を減らし、派遣社員、パートで正規の仕事をまかなう、そして、利益が出たと。おかしいと思わない企業、経営者たちです。

民主党政権は震災対応をすっかり忘れて、子供手当て、高速道路料金などを放棄しました。自民党、公明党にいい様に揺さぶられています。自民党のモラルのなさと反社会的な本質が遺憾なく発揮されていますね。その自民党に何もいえない民主党は存在価値がありません。
「民主党はなくなりました」お焼香をあげましょう。
そして、仕事が出来ない政党として謝罪し政党助成金を国庫に返してください。政党助成金を被災者に渡してください。被災地では生活できない人があふれています。お願いします。その位は行って当然です。

津波でなくなった方に！
どうか安らかに眠ってください。天国に必ず行けますように祈ります。