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“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

考えたいこと

2011年08月14日 08時06分40秒 | 臼蔵の呟き
おはようございます。お盆で信州の実家に帰っています。気温が高いのですが、回りが田んぼ(水があり緑)、木が多いので夕夜間は涼しくなります。お盆で兄弟も帰り、話題は原発、震災、民主党政権などのことが沢山出ています。兄や姉は自分とは政治的な考え方は違います。でも原発、東京電力の見方、今の政治の混迷などは批判的です。当たり前といえば当たり前ですが。

信濃毎日新聞の今日の社説は「立ち止まって考える」です。書いている内容は8.15を前にして終戦ーー太平洋戦争はなぜ防げなかったのか、原子力発電所の事故をなぜ防げなかったかです。戦争を引き起こしたことに関して終戦後、きちんと反省しなかったとしています。(政治家、国民が)。当時の日本が考えることを「すり抜けた」と表現しています。私は政治家、当時の戦争推進派が意識的に米軍、アメリカと裏での取引を行い政治的思惑で「総括」「戦争責任」追求を曖昧にし、ソビエトなど共産主義諸国を意識した対応をとったことが実態(日本を共産主義化しない盾)だと思います。国民が考えなかったことが主たる要因ではないと思います。

原発は、安全神話のもとで利益最優先ですすめてきた。また、その中で電力会社、重電メーカー、金融機関、一部政治家、政権が組んで利益をむさぼってきたことで成り立ち、継続してきたのだと思います。当初から反対、継続的に反対した人たちには嫌がらせ、村八分、レッテルをはって阻害しました。したがって、全ての人々が原発に賛成していたわけではないこと。=歴史的には重要なこと。問題は今でも原発事故、フクシマの問題を自らの問題として考えない傾向があることではないかと思います。私は東京電力の責任をあいまいにし、歴史的に推進者の免責、その勢力が現実政治で力を保持していること、地域分断、東北の農業とその他地域と違うとの考え方などが現実的にあることが問題だと思います。

原発事故警戒区域では立ち入りが出来ず、お盆の墓参りが出来ない住民が多数出ています。お墓参りもできない人々がいることを考えることが必要です。なぜこんなことがおきるのか。自分がその立場に立たされる可能性があるとしたら、どうすべきかです。蜂助さんが東京電力の元社長がマスコミ、重電メーカー、金融機関の役員をしていること明らかにしていますが。知りませんでした。このようなことを知ること、この知ったことを自分は考えたいと思います。その考え方で自らの行動を変えることを1つ1つ継続的にしたいと思います。

電力会社の信じられない体質

2011年08月14日 07時00分40秒 | 蜂助の呟き
 おはようございます。蜂助です。今日は電力ネタです。

 電力会社は全国に9つあり、そのうち沖縄以外では原発を持っています。地域を割り当てていて競争が無い独占です。私は東北に住んでいますので残念ながら東京電力の電気を契約することができません。すなわち一般社会と違うことは
①地域内の独占が認められている。
②発電と送電を同じ会社がやっている。いわば製造と最終ユーザーへの販売まで同じ会社がやっている。

 このことが「ぬるま湯」な体制となり、経営チェックなども甘くなっている元凶だと思っていました。ところがまだあったのです
①東京電力元社長 南直哉氏(現東京電力顧問)はフジテレビ、ニッポン放送(ラジオ)、扶桑社(出版)の持ち株会社のフジ・メディア・ホールディングスの監査役を06年から勤めているそうです。
②東京電力元会長 荒木浩氏(今年4月30日迄東京電力顧問)は02年からテレビ東京、04年から鹿島建設と三井住友フィナンシャルグループ、06年から三井住友銀行の監査役をやっています。
③この二人は02年に発覚した原発の点検記録改ざんの責任を取ってやめたのです。
 鹿島建設は多くの原発を建設し、三井住友銀行は東京電力が一番多く長期借り入れを行っています。

 これに原子力行政に携わっていた原子力保安院などの官界・政界を加えて、まさに三つ巴、四つ巴(こんな言葉は無いですね)の談合体質そのものに違いありません。臼蔵さんが時々「原発ムラ」などと書いていましたが「電力ムラ」いや「電力利権むさぼり共同体」です。

 あきれるばかりです・・・