そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

怪我を負った野良猫

2022-02-08 11:38:04 | 病気&事故の話し/猫編
ここのところ多い相談の中に餌をあげているいないに関わらず
怪我もしくは要治療の猫の話が舞い込んできます。

手術をしてリリース、が一般的な中
びっこがひどいとか頭に怪我を負っているとか・・・。

先ほどは調子が悪そう・・・と。

わたしは獣医師ではないので、実際野良気質の強い猫の治療を
先生方がどこまでやってくださるのかとか
診察そのものができるのかとか
そういう問題もあるので、わからないことが多いのが正直な回答です。
治療費の問題もあり、ご自分でどこまでかけてあげられるのかの
金銭的な問題もあると思います。

自分自身が気になってしまった子なら
自己責任でどうするのかを決めることができます。
でも、あくまで相談となるとどうするのかを決めるのは
相談者さん自身です。

先日の方は、びっこをひいてる餌をあげている男の子の相談で
2軒の先生に診察してもらい、けっきょく骨折がわかりましたが
そのまま元に戻すことにしました。

手術をしても、野良気質が強すぎてお世話ができないであろうとなり
抗生剤の投与や、消毒などの問題もクリアできないと・・・。
病院の先生方が、3本足でも生きていけると判断されてのことです。

同じ野良ちゃんでも、ギリギリお世話ができるかどうか
ケージに入れて何とかなるかどうか
そのあたりが治療方針にも大きく影響します。

なんとかならないものかと必死で捕獲してくださったのですが
致し方ない結果となりました。

続いては、耳に怪我をしてるということで捕獲をした大きなオス猫くん。
ご近所さんがみんなで嫌っているということで、
こちらはなんと家で飼いますと・・・・。
餌もあげたことがないのに、そこまでしてくださるとは。



びっくりです。
全然慣れてないです。
担当したスタッフさんも大丈夫なのかと心配してますが、
ご本人の意思は強く
しばらくケージ暮らしですが、いきなり家猫になりました。



徐々に治療もできると思います。
ご自分たちが怪我をしないように、時間をかけて慣らしてください
としか言えませんが・・・。
きっと、こうした強い決意ならきっとうまくいくのではと思います。

そして昨年、捕獲に失敗して餌だけはあげていたけれど
頭にひどく怪我をしたオス猫を何とかしたいという相談です。



今度こその思いで捕獲に成功。
怪我のせいで弱っていたのと、昨年より仲良くなっていたのも良かったかも。

捕獲できた翌日、スタッフさんも立ち会って受診です。
猫同士の喧嘩で噛まれて、化膿してしまったようです。
持続性の抗生剤の注射で対応し、庭先の小屋でしばらく様子をみることに。



傷が癒えてきたら、リリースの予定です。
この子も、容易に触るのは難しい子です。

こんな感じで、今の繁殖シーズンはオス猫同士のケンカなどで
ひどく怪我をする猫を見かける機会が多くなるのです。
どの子も、去勢手術をしていないがために
メスをめぐっての喧嘩や、強いオスに追われて飛び出したときの
事故などが原因です。

増やさないためだけではなく
怪我や病気からも守ってあげることにもつながりますから
手術することは大切なことですね。

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