ここのところ多い相談の中に餌をあげているいないに関わらず
怪我もしくは要治療の猫の話が舞い込んできます。
手術をしてリリース、が一般的な中
びっこがひどいとか頭に怪我を負っているとか・・・。
先ほどは調子が悪そう・・・と。
わたしは獣医師ではないので、実際野良気質の強い猫の治療を
先生方がどこまでやってくださるのかとか
診察そのものができるのかとか
そういう問題もあるので、わからないことが多いのが正直な回答です。
治療費の問題もあり、ご自分でどこまでかけてあげられるのかの
金銭的な問題もあると思います。
自分自身が気になってしまった子なら
自己責任でどうするのかを決めることができます。
でも、あくまで相談となるとどうするのかを決めるのは
相談者さん自身です。
先日の方は、びっこをひいてる餌をあげている男の子の相談で
2軒の先生に診察してもらい、けっきょく骨折がわかりましたが
そのまま元に戻すことにしました。
手術をしても、野良気質が強すぎてお世話ができないであろうとなり
抗生剤の投与や、消毒などの問題もクリアできないと・・・。
病院の先生方が、3本足でも生きていけると判断されてのことです。
同じ野良ちゃんでも、ギリギリお世話ができるかどうか
ケージに入れて何とかなるかどうか
そのあたりが治療方針にも大きく影響します。
なんとかならないものかと必死で捕獲してくださったのですが
致し方ない結果となりました。
続いては、耳に怪我をしてるということで捕獲をした大きなオス猫くん。
ご近所さんがみんなで嫌っているということで、
こちらはなんと家で飼いますと・・・・。
餌もあげたことがないのに、そこまでしてくださるとは。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/03/08538d2c1e1dbf9d893ae68d72a7da6c.jpg)
びっくりです。
全然慣れてないです。
担当したスタッフさんも大丈夫なのかと心配してますが、
ご本人の意思は強く
しばらくケージ暮らしですが、いきなり家猫になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/e2/b152ab5f5a66e734ab0103477c8c101e.jpg)
徐々に治療もできると思います。
ご自分たちが怪我をしないように、時間をかけて慣らしてください
としか言えませんが・・・。
きっと、こうした強い決意ならきっとうまくいくのではと思います。
そして昨年、捕獲に失敗して餌だけはあげていたけれど
頭にひどく怪我をしたオス猫を何とかしたいという相談です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/1a/4309b9d6aa4100eac150badc1b76e4bc.jpg)
今度こその思いで捕獲に成功。
怪我のせいで弱っていたのと、昨年より仲良くなっていたのも良かったかも。
捕獲できた翌日、スタッフさんも立ち会って受診です。
猫同士の喧嘩で噛まれて、化膿してしまったようです。
持続性の抗生剤の注射で対応し、庭先の小屋でしばらく様子をみることに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/67/789ba5ca88e4818363dcfa1441560e7d.jpg)
傷が癒えてきたら、リリースの予定です。
この子も、容易に触るのは難しい子です。
こんな感じで、今の繁殖シーズンはオス猫同士のケンカなどで
ひどく怪我をする猫を見かける機会が多くなるのです。
どの子も、去勢手術をしていないがために
メスをめぐっての喧嘩や、強いオスに追われて飛び出したときの
事故などが原因です。
増やさないためだけではなく
怪我や病気からも守ってあげることにもつながりますから
手術することは大切なことですね。