そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

帯状疱疹と相談現場

2024-10-04 18:41:27 | 不妊手術・TNR
9月30日の月曜日
保健所浜北支所から相談が入った現場に、現場確認と
状況を把握するため、スタッフさん3名といっしょに
朝早くから行きました。

わが家からは離れているので、自宅にいる保護っこたちのお世話や
簡単に家のことなどしてから出向きました。

で、現場で・・・大汗だらだらで捕獲に入りました。

家にはたくさんの猫がいて、あたりをうろうろしていました。
用心しながらこちらを見ています。



まず子猫2匹と大人猫4匹が捕まりました。



しばらく粘りましたが病院への搬入時間もあり、2名のスタッフさんが
そこから離れて動物病院に向かってくれました。

ギリギリまでいましたが、いったん保留。
ちょっと間があった方がいいのかなと、気持ちを切り替え撤収しました。

猫達を増やしちゃった現場当事者の方と、いろいろ話して
捕獲の間は、ご飯をあげないこと。
耳カットして戻ってきた猫にだけご飯をあげてねと
こんこんと伝え帰宅しました。

実はすでにそのあたりから、激しい頭痛に襲われて
なんじゃこりゃみたいな気分でした。
そのうち立ってることもまともに座ってることもできないほどの
頭の痛さに、熱中症を疑いました。

OS1を飲んで、身体を冷やしてただ寝てるだけでしたが
おさまってはズッキーン、どっかーんと来る痛みに
頭が痛いんだか、右の内耳から来る痛みなんだか、もしかしたら
右の奥歯がどうかなってるのかななどと
そのあたりをおさえては、アイタタタタタタ・・・・。

お前はすでに死んでいる
byケンシロウ

状態でしたから、夜も痛みに耐えていました。
きっと脳梗塞とかなんかなのかもと、またしても勝手に病名をつけて
けっこうおびえて一晩過ごしました、

脳神経外科を朝いちばんで受診。
MRIとかレントゲンとか血液検査などなどしまして
結局のところ、右側の耳の後ろの神経に沿って
帯状疱疹にかかったのではないかという診断でした。

帯状疱疹特有の水ぶくれはまだ出ていないのですが
すでにそれを見越してすぐに治療すれば、悪化を防げるとのことでした。


こんな冊子までいただきました

お薬を飲んで、とにかく安静にして睡眠をしっかり取るようにとの
指示をいただき、ちょっとはおとなしく過ごしてみようとしましたが。

夢のまた夢。

絶不調の子猫たちの受診や、ものすごい難易度のお薬と目薬の量。
1匹づつのオーダーが異なり、これまたどうしようかと
途方にくれそうな看護もあり、でも今は自分しかいないと覚悟を決めて
がんばっています。
がんばってるうちに、はや4日過ぎ
あの激しい頭痛からは解放されました。
だるおも~はありますが、だましだましです。

そんなわけで、今週は自分の体調と具合の悪いちびっこのお世話しか
できないままでした。

月曜日、『さあ行くわよ!』みたいなノリノリのわたしでしたが
スタッフさんたちに丸投げした形になりました。
みんな本当にがんばってくれて、当初の目的の
3匹の子猫の保護、4匹の雌、2匹の雄の手術が見事に終了。
さらに相談者の方が難色を示したものの、そこに来ているんだから
がんばろうねと大きな雄猫2匹も手術出来ました。



残りはあと1匹です、
その猫も、近隣を渡り歩いているボス猫で、本来はこの相談者さんが
手術をするべき猫でもないのですが、
乗りかかった船だし、せっかくだから「この種まきおやじも手術しようよ」
とお話しするうちに
考え方を変えてくれて、捕まれば手術することになっています。

帯状疱疹の間に、そんなわけで本当に申し訳ないことに
スタッフさんたちががんばってくれて
この、日ごろ苦情があるという現場の問題は、すっきり解決したわけです。

めでたしめでたし

としか言いようがないですね(;^_^A

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さて今回こんなにうまくことが運んだ理由に
手術をするようにと行政の担当者の方が動いていて
餌やりのおばあちゃんを説得できていました。

その後電話で確認作業をしましたが、そのときも
おばあちゃんが正直にいろいろ話してくれて、
手術費用の工面も快諾してくれました。

そして、なんといっても猫たちの把握がしっかりとできていました。
その場にいる猫の色や柄などがきちんとわかっていると、
捕獲はかなりうまく進んでいきます。

こういったことが、トラブルなく進んだ要因だと思います、

また、途中苦情を言っていたのかなと思われる方とも
お話しすることができました。
増えないように手術をするため捕獲している話ができたこと
わたしたちの姿を見れたことは、安心材料に繋がったかなと思われます。

餌だけあげるのは絶対にNGです。
そして、文句だけを言って殺処分しろと言うのも乱暴な話です。
どちらにしても、そのために命を落としたり犠牲になるのは
そこに暮らす猫たちです。

人と人との問題解決に、命を落としてこなければならなかった猫たち。
そういうの、もうやめにしてほしいと思います。


コメント
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