スタッフＦさんのお家では黒猫を２匹飼っています。
ちよちゃんは旧名サラダちゃん
2018年の10月に譲渡しました。
処分ありきで行政に持ち込まれた猫で、体にはシラミがたくさんいました。
でも、とてもなつっこい子で
いくらシラミだからって、こんな可愛い性格の子を
どうして殺処分でいいなんて言えるんだろうかと不思議な気持ちでした。
Ｆさん宅は前年、可愛がっていた猫のピンちゃんを亡くしていました。
1年経たないうちに新しい子を迎えることに抵抗があったようなのですが、
娘さんのたっての希望でした。
その娘さんが、譲渡会場で気に入ってくれたのが黒猫のサラダちゃんです。
三毛猫を探しに来て、黒猫が気に入る・・・。
縁というか、感じるところがあったようです。
勘の強い娘さんで、日ごろからたぶん良くも悪くも
目に見えない何かを感じ取ることが多いようです。
猫には守り神的な、つまり厄落としができる能力があるとも言われています。
その中でも、黒猫は最強です。
第6感の優れた人の家には、猫は必須じゃないかなと思います。
そんなわけで、守り神を得たＦさん宅。
なぜかここから猫との関わりも一気に加速していきます。
半年後、Fさんのお兄さんが会社で子猫を2匹保護。
お兄さんが1匹飼い、残った子が黒猫でＦさん宅で飼うことに。
ちかちゃんです。
黒猫をあえて選んだわけではないのですが・・・。
川沿いに位置するお宅で、家の構造上
霊の通り道になりやすいと何かで知ったFさんは
樹を植えたり工夫しているそうです。
でも何より最強の黒猫2匹がいますから、
悪い方の何かが寄って来たり、留まることはないと思います。
運気も上がり、家の中もにぎやかになり
Ｆさんと娘さん、地元の猫のＴＮＲや里親探しなどに
力を入れてくれるようになりました。
自宅の猫たちから受けた恩恵を、今度は他の人や
他の猫たちのために、社会貢献という形で返還してくれています。
それも黒猫2匹の持つ力のおかげかなと思います。
もちろん黒猫に限ったことではありませんが
猫と暮すことで、家族同士で会話が増えたり、
猫そのものに話しかけたり
一見、馬鹿馬鹿しく思えることのひとつひとつが
無機質な中に、大きな潤いを与えてくれるんだと思います。
かけがえのない命を救ったことで、その子たちが逆に
自分たちの生活を豊かに彩ってくれます。
幸せになるもならないも、案外小さなことの積み重ねなのかもしれませんね。
