三笑会

三笑会は、平成30年6月1日~陶芸活動と陶芸教室、喫茶室、自家野菜販売、古美術・古物商経営を総合的に活動していきます。

「薩摩藩道中記」⑨

2020-11-04 23:24:09 | 日記
「薩摩藩道中記」⑨

 今回、知覧特攻平和会館を訪れた時に、私は前庭に「特攻の母」と呼ばれた鳥濱 トメさんと特攻隊員が並んで写っているモニュメント(写真)を見つけた。
 この会館には、毎日のように全国の至る処から大勢の老若男女が訪れている。戦死した特攻隊員に対する崇敬と慰霊の想いは、多くの名もなき日本人の共通した感情であり行動であると思う。マスコミが上から目線で特攻隊員のことを批判しても、国民の特攻隊員に対する価値観はマスコミの思い通りになっていかない。
 それは、SNSの普及が日本人の既存のマスコミに対する見方や付き合い方を変えているからだ。マスコミが自分の思惑に乗らそうと、国民にいくら笛を吹いてもそれに乗っていかない、自分で世の中の事実を探求しようとする国民が若い世代を中心に確実に増えている。多くの名もなき日本人にとって、戦死した特攻隊員や知覧特攻平和会館に対する想いは今も昔も変わっていないと思う。変わらなければならないのは、旧態依然として偏向報道を繰り返す既存のマスコミの方だ。



「薩摩藩道中記」⑧

2020-11-04 22:36:32 | 日記
「薩摩藩道中記」⑧

 神戸空港からJR三ノ宮駅前までは、ポートライナーと呼ばれるモノレールで18分かかる。今回の鹿児島旅行では、天文館通、知覧、城山、仙厳園、桜島、水族館と多くの場所を訪れることができた。また、美味しい魚や肉だけでなく、本場、鹿児島の芋焼酎を存分に味わうことができたし、沢山のお土産も頂戴した。これもみな娘夫婦の真心のこもった接待の賜物であると深く感謝したい。しかし、私にとって一番のプレゼントは娘の幸せそうな笑顔の数々である。
 写真は、ポートライナーから六甲の山並みを望んだところ。三宮バスターミナルから自宅までは、寝ていてもたどり着く。



「薩摩藩道中記」⑦

2020-11-04 18:22:02 | 日記
「薩摩藩道中記」⑦

 11月3日9時15分発のスカイマーク神戸空港行に搭乗するため、娘がブイブイと九州自動車道を飛ばして鹿児島空港に着いた。鹿児島空港のターミナルビルの大きさには只々唖然としたが、無事に検査にもパスして搭乗口付近で時間が来るのを待っていた。
 大きな窓ガラスの向こうには、雲一つない快晴の青空と霧島連峰が広がっている。写真に見えるのは高千穂峰で、阿波古事記研究会の面々となれば一言あって然るべき場所といえるだろう。
 鹿児島空港から神戸空港までは45分、これが水戸黄門なら「助さん、格さん、懲らしめてやりなさい!」とご老公がはっぱを掛けている時間帯となる。結構、近いのだ。



「薩摩藩道中記」⑥

2020-11-04 13:32:16 | 日記
「薩摩藩道中記」⑥

 仙厳園を見学した私と妻は、再び路線バスに乗って鹿児島駅前まで引き返してきた。目の前には雨に霞む桜島があることからフェリーに乗って行ってみようということになり、バス停から500mほど歩いてフェリー(片道一人200円)に乗り込んだ。
 フェリー乗り場のレストランで「桜島カレー」(写真)を食べた後、島内の一部を1時間かけて周遊する「アイランドビュー」と称するバス(一人440円)に乗って雨の中を観光してみた。
 バスは、2004年8月21日に長渕剛がオールナイトコンサートを開催した跡地も訪れ、その場にある石造の記念モニュメントも観ることができた。フェリーで帰ってきた我々は乗り場に隣接する水族館を訪れて見学し、娘夫婦の住むマンションに帰ったのは午後6時を過ぎていたと思う。



「薩摩藩道中記」⑤

2020-11-04 08:30:50 | 日記
「薩摩藩道中記」⑤

 開けて11月2日、娘夫婦は勤務日ということで仕事に行ったため、私と妻は路面電車とバスを乗り継いで仙厳園を訪れた。
この庭園は、万治元年(1658)に島津家19代光久によって築かれた島津家の別邸で、28代斉彬もこよなく愛し、篤姫など多くの人を魅了している。桜島を築山に、錦江湾を池に見立てた雄大な景観を楽しむことができるが、生憎の雨で桜島が良く観えないため、季節の花でもある菊をまとった島津斉彬公をご紹介したい。