三笑会

三笑会は、平成30年6月1日~陶芸活動と陶芸教室、喫茶室、自家野菜販売、古美術・古物商経営を総合的に活動していきます。

「薩摩藩道中記」④

2020-11-03 22:49:08 | 日記
「薩摩藩道中記」④

 知覧特攻平和会館を後にした我々一行は、西南戦争最後の激戦地であり、西郷隆盛が最後の5日間を過ごした城山を目指した。
 明治10(1877)年2月、鹿児島城下を出発した薩軍は、熊本城や田原坂など九州各地で転戦したのち8月に解散する。その後、西郷隆盛の一行は9月1日、再び鹿児島城下に戻り城山に立て籠もったが最後には自決している。西郷もここから桜島を眺めたことだろう、私にはいまだに西郷のことが良く分からない。



「薩摩藩道中記」③

2020-11-03 21:37:37 | 日記
「薩摩藩道中記」③

 知覧特攻平和会館を私が訪れるのは今回が2度目である。健在なうちにもう一度訪れたかったのと、妻や娘をどうしてもこの場所に連れてきたいという想いがあったためだ。
 会館の中に入って右手の方に一台のピアノが置いてある。1993年に映画化された「月光の夏」のモデルとなった特攻隊員がこのピアノを弾いて出撃していった話を、私は文庫本で読んだことがある。
 この日も、会館には老若男女問わず多くの人が訪れていた。自分の生まれた時代を誠実に生きて散華した若者たちが安らかに眠り続けることを、私は心の底から祈りたい。



「薩摩藩道中記」②

2020-11-03 20:39:09 | 日記
「薩摩藩道中記」②
 翌朝、娘夫婦と私たち夫婦は、知覧へ向かう途中に鹿児島市内のAEON(イオン)に立ち寄り、数ある焼酎の中から土産物にする芋焼酎を買い求めた。とは言っても焼酎に関しては素人同然の私だから娘の旦那に選んでもらったのだが、これほど多種多様の焼酎があるとは思いもよらなかった。
 あれやこれやと迷っているうちに、娘の旦那からお父さん(私)へと「百年の孤独」という焼酎をプレゼントしてもらった。4合瓶なのに1万円払ってもおつりが10円もないという超高級品、どうしたものかと今から思案橋ブルースの私なのである。



「薩摩藩道中記」①

2020-11-03 19:50:42 | 日記
「薩摩藩道中記」①
 10月31日、徳島空港から福岡空港まで飛んだ私と妻は、博多で娘夫婦と落ち合い、夜には鹿児島市に到着した。博多駅から鹿児島中央駅までは九州新幹線の「さくら」に乗り込んだ。何とも縁の深い名前と感じながら、1時間30分程度の新幹線の旅を楽しんだ。
 夕食は、歌にも名高い天文館通に繰り出し、鹿児島特産の肉と魚、それから芋焼酎を堪能した。事前に1週間ほど自宅で芋焼酎のお湯割りを飲み、予行演習をしてきた甲斐があったというものだ。