「やがて役に立つ」
全国的には「憂国忌」として有名な今日という日も、我が家にとってはここ数日を掛けて自宅の生け垣の刈り込みを行った後始末に追われた一日となった。
刈り込んだ後の木の葉や小枝を集めて軽トラで畑まで運び、それを果樹と果樹の間に置き、やがてのこと肥料になれば儲けものという計算を立てて作業に励んだ。
私が本当に子どものころ、60年くらい前までは畑で刈り取った草は牛のエサの一部となり、山で切り取った小枝は家事の燃料として役立っていた。生活や労働というものが循環することで営まれていたことから、ゴミとして廃棄することもなく、現代の生活よりも圧倒的に無駄を出さない生活様式であったと思う。
昨今のゴミ事情や環境汚染を考えると、近代文明の発達はゴミの排出と環境汚染によって成り立っているといえる。生垣を刈り込んだゴミはやがて役立つが、自然に廃棄されたプラごみは生存を脅かす。
全国的には「憂国忌」として有名な今日という日も、我が家にとってはここ数日を掛けて自宅の生け垣の刈り込みを行った後始末に追われた一日となった。
刈り込んだ後の木の葉や小枝を集めて軽トラで畑まで運び、それを果樹と果樹の間に置き、やがてのこと肥料になれば儲けものという計算を立てて作業に励んだ。
私が本当に子どものころ、60年くらい前までは畑で刈り取った草は牛のエサの一部となり、山で切り取った小枝は家事の燃料として役立っていた。生活や労働というものが循環することで営まれていたことから、ゴミとして廃棄することもなく、現代の生活よりも圧倒的に無駄を出さない生活様式であったと思う。
昨今のゴミ事情や環境汚染を考えると、近代文明の発達はゴミの排出と環境汚染によって成り立っているといえる。生垣を刈り込んだゴミはやがて役立つが、自然に廃棄されたプラごみは生存を脅かす。