三笑会

三笑会は、平成30年6月1日~陶芸活動と陶芸教室、喫茶室、自家野菜販売、古美術・古物商経営を総合的に活動していきます。

「柿と大根」

2020-11-05 17:33:39 | 日記
「柿と大根」

 鹿児島から帰った私は、畑に出て柿と大根の収穫を行った。柿は、私の一番好きな果物なので自然と力が入る。大根は、まだ間引きの途中なので大きさにバラつきがある。
 ついでに人参とべんり菜も間引いたら、これも使い道があると姉が言う。無農薬栽培なので葉っぱに沢山の穴が開いている。青虫は、子どもの絵本なんかでは主役を務めて人気者らしいが、私から見ればやたらと野菜の葉っぱに穴をあけまわる悪い虫でしかない。
 怒ったところで仕方のない話なので、穴の開いた野菜を食べるだけだ。島倉千代子の歌ではないが、人生いろいろ、野菜もいろいろ、ということか。



「薩摩藩道中記」⑩

2020-11-05 00:11:09 | 日記
「薩摩藩道中記」⑩

 この道中記を終わるに当たり、西郷隆盛について、私の想いの一端を書き留めたい。いわゆる維新回転の大事業は、西郷隆盛や大久保利通を中心とした薩摩藩の活躍に負うところが大きいが、その西郷隆盛や大久保利通を中心とした薩摩藩が動員する人員及び武器弾薬を調達するのは西郷の人望だけでは難しく、それらの資金調達をして陰で支えてきた小松帯刀の存在を見逃せない。
 私が西郷を評価する点は、明治4年12月から明治6年9月まで岩倉使節団が外遊して岩倉や大久保がいない間、留守を預かった西郷らが学制公布、太陽暦採用、徴兵令、地租改正など近代国家建設に不可欠な政策を、大久保らとの約束を破って断行したことにある。
 これ以外のことは、いつの日にか書きたいと思う。写真は、城山から観た桜島、薩摩藩士なら毎日のように眺めたであろうこの山を、最後の時なって西郷はどんな想いで眺めたのであろうか。