アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

土曜日の騎乗馬と予想

2011-01-14 23:27:54 | 競馬
今週は土曜5鞍で日曜3鞍の8鞍。引き続き良い馬が揃った。
寒い日が続くけど、頑張って欲しい。
この糞寒い中、馬上にてあの薄着で60キロで走る騎手達を見ていると、
あんまり寒い寒い言ってられんなと思うものです。
明日は仕事だけど、アンカツ騎乗馬の健闘を祈りつつ働いてまいります。






土曜 京都
5R 3歳未勝利 芝1800m アドマイヤカーリン ◎
松田博厩舎、ディープインパクト産駒の3歳牡馬。

松田博師
「追いきりだと手応えほど弾けないが、出来は変わりなく良好。
 もう何とかしないと」

初戦は、後にラジオNIKKEI3着のコティリオンに惜敗。
惜敗というか、カーリンが勝手に外に暴走しており、
自滅で相手に勝ちを譲ったという内容。
走破能力は明らかにカーリンのほうが高かったが、
競走馬としては大きく劣っているという内容だった。
2戦目はもたれないように慎重に馬群の内を走らせていたら、
馬が全く走る気を見せず、ただ雪崩れ込むだけの凡走で2着。
3戦目はさらに前に出て堂々と進めていたところ、
初戦と同じく派手に外に吹っ飛んで、その間に差されてしまった。

大きく走らせれば力は見せてくれるが、
競馬場を本当に大きく使ってしまってロスだらけw
真っ直ぐ走らせようと制限をかけて行くと、
機嫌を損ねて適当にしか走ってくれないというのが現状。
今回は前走よりさらに内目の2番枠。
ここからどのように持って行くのか、要注目だ。
現時点で未勝利最強馬と呼んで差し支えない馬だが、
これからOPで戦えるのかどうかを見るレース。
兄モナークと同様の道を進むなら、まだ3年ほど猶予があるがw
何があるか分からない世の中、とりあえず1つは早く勝っておきたいね。

同じく3連続2着で戦ってきた相手が非常に強いダノンシャーク。
そしてハイレベル戦で順調に着を上げてきたサンライズレガシー。
カーリンを含め、この3陣営は完全に必勝を期しての参戦。
各調教師それぞれ、「もう決めたい」と同じ事を言っている。
これは見ごたえのあるレースになることだろう。
カーリンが本気を出せば相手にしないような気もするが。

前走で逃げた馬が2頭、4番ヴァレノーヴァと10番タイタン。
枠の差で4が行くことになるだろうけど、まあどちらでも同じ。
スローからの瞬発力勝負のレースを作りそう。
先行馬が少なく、8番ミエノスペシャル、14番タガノエベンヌ、
このあたりがジワッと前に押し上げて行くところ、
スタートさえ決めればダノンシャークも前に行くことだろう。
続けて、サンライズレガシーもマークするように行くはず。
最内からジェントルマンがそこそこ出て行くとして、
過去走から前に行く脚がありそうなのはこれだけ。
カーリンは3走して徐々に行き脚がついてきたので先行も可能だが、
どこから運ぶかはアンカツの心一つ。出方次第かな。
どの位置ってより、どう集中させるかを重視しそうだ。

ダラッと進んで、4角前からダノンが外から進出。
続いてサンライズが行って、2頭の脚が他よりはるかに速いだろう。
カーリンもそれを逃がすようなことはせず進出。
3頭が馬場のどこを走るかは展開次第だけども、
他馬を置き去りにしての争いにはなるだろう。
そこまでの予想は容易だと思うが、順番と着差がどうなるかだな。
カーリンにはシャークを圧倒してOPでの活躍を期待させて欲しいものだが。
単勝と、3連単2点で行きたい。




6R 3歳新馬(牝) 芝1600m テイクザサン ◎
松田国厩舎、キングカメハメハ産駒の3歳牝馬。

松田国師
「牝馬なので今週はしまい重点で十分。
 もう少し体が増えてほしいが、潜在能力は高い」

出走を予定して何度回避したことやら、
ようやく出てくることになった期待馬だ。
アンカツが10月に調教に乗って、これは走ると言った馬で、
この馬で阪神JFもあるかなという期待をしたくらいだったが、
とにかく食の細い馬らしく、強く追いきるとすぐに駄目になる。
それの繰り返しで、ついに年が明けてしまった。
それでも、軽めの調整をずっと続けることは出来ており、
仕上がりに関しては全く問題ないであろう。
レースでもそれほど強く追えないんじゃないかと思うんだけど、
何か光るものを見せて欲しいなと思っている。
馬なりで勝つようなことがあったら盛り上がるんだが。
どうあれ「全力は出さ(せ)ないもの」と思って組み立てるべきではあるだろう。

アドマイヤエレノア、エルカラートとの三つ巴の様相。
メディアの評価的には3番手になっているので、
単複を買いやすい状態ではあると思われる。
というわけで、単複だけ買って楽しみにしたい。




9R 逢坂山特別 芝2000m セイクリッドセブン ○
松田博厩舎、フジキセキ産駒の4歳牡馬。

松田博師
「前半フワッと乗って、馬任せに運ぶ形が合っている。
 このクラスでも通用する力はある」

デビュー時から見せていた末脚が素晴らしかったので、
将来をかなり期待された馬であると思うが、
500万を抜け出すのに3歳シーズン全てを使ってしまった。
しかし、ようやく爆発した前走の強かったこと。
むしろどうやって負けていたのかと疑問に思う内容で、
あれならば1000万条件でもすぐに上位で戦えるだろう。
元々、末脚だけならさらに上でも戦えそうなものを持っていた馬、
相手弱化と平均に速いペースがはまって弾けたわけだが、
それをきっかけに飛躍を期待したいところ、将来を占う一戦。

この馬、決して二の脚がないというわけではない。
スタート自体はまあ、松博厩舎の馬らしくやや遅め程度だが、
ちょっと気合を入れると前に取り付くくらいの脚と気持ちは持っている。
過去1度だけ先行したことがあり、それがアンカツ騎乗の5走前。
休み明けだったのだが、強く促したら凄い速度で加速した。
そこから最後までそれなりに粘る脚もあったので、
やろうと思えば先行する競馬でも上を目指せると思うが、
馬の本質は、フワッと入って差したほうが良いというジャッジだね。
レベルはまるで違うが、同厩舎のブエナビスタと同タイプだろう。

今の京都で差しと決め付けていくのはやや心もとないが、
頼りは逃げ馬テイエムシバスキーの存在になる。
レースごとにラップの刻み方が違うのだけど、
先頭を奪ってスローにしないことだけは確定している馬。
鞍上が赤木となれば、他馬など見向きもせずに逃げてくれる。
これを指標に、全体はそこそこ速めに流れることだろう。

やや離れた位置にナリタシャトル、ハギノアスラン、ニシノラブキング、
自分で動ける、ある程度の実力馬がつくだろう。
サクラエルドール、サンマルエミネム、ニシノメルモなども、
それほど離されずに先団を窺って行く構え。
距離は2000mと長いわけではなく、さらに小回りなので、
このメンバーなら、やや前がかりの競馬を期待することが出来ると思う。
トウカイオーロラ、スマートグリッドあたりが中団で構え、
セイクリッドにアドマイヤプレミア、キンショーオトヒメ、
このあたりが後ろ目で溜めて末脚に賭ける組。
前後綺麗に分かれて・・・というか、綺麗な縦長になりそうだ。

京都の2000mには決着パターンが大まかに分けて二つあり、
1つは、コース形態通り単純に前の内を走った馬での決着、
もう一つが、小回りゆえに途中から速くなりすぎてのズブズブ決着。
後者のパターンのほうが少ないわけだけども、
今回はそれを期待しても良さそうな構成なので、それに期待。
まずはセイクリッドの単複を買って、
それから相手にトウカイ、スマート、アドマイヤの3頭を。




10R 石清水S 芝1600m レインボーペガサス ◎
鮫島厩舎、アグネスタキオン産駒の6歳牡馬。

寺井助手
「前走は気持ちが乗り過ぎて引っ掛かってしまった。
 あれがいいガス抜きになればいいね」

前走は外々をかかり倒しての大惨敗。
何がそんなに気に入らないのか?というかかり方だったw
デビュー時は、相当に気性のカリカリした馬ではあったのだけど、
アンカツが慎重に乗っていたので徐々に落ち着いていったのだが。
ダービーを機に、前目での競馬を模索し始め、
それが上手く行ったとはとても思えないが、
しかし気性だけなら、そんなに悪いところは見られなかったんだけどね。
屈腱炎からの復帰初戦でも折り合いはついていたのだけども、
前走で新馬戦以来にテンションの高いペガサスになってしまった。
このままにしておくわけにはいかない。
即座に戻して新しい競争生活を軌道に乗せたい。
実力的には負けられないというか、負けるはずが無いと思っているが、
それよりもとにかく、折り合い最重視の落ち着いた競馬をしたいところ。
それを出来たら、結果は勝手についてくるはず。

内目の枠を手に入れたことは大歓迎だね。
隣のショウナンタキオン、ミッキーパンプキンが出て行くだろうから、
それに釣られないようにジワッと入ってもらいたい。
外回りのマイル戦ならば、中団からで十分すぎる。
逃げ馬不在でどれが逃げるかは読みにくいが、
ショウナンとミッキーのどちらかがそのまま逃げてしまう可能性が高いか。
最内のホッコービクトリーも、出脚がつけば可能性がある。
後は、外からクレバートウショウ、ロリンザーユーザーあたりの伏兵、
これらが思い切ればその辺が先頭になるだろう。
まあ、スローに近い流れになるだろうと思う。
外枠だったら速攻でかかってしまいそうな感じだが、
ここは内枠であることをフルに生かして折り合いたい。
中団で折り合えたらそれが最高であるけれど、
多少行きたがったら、ショウナンとミッキーを壁にして好位で止めたい。
これは、勝つ負ける以前にやっておきたいことだ。
これまでに積んできたものが破壊されかねない前走の暴走だったので、
今回だけでなく、今後のためにもしっかりと折り合いを。
場合(スタート)によっては、逃げても構わないと思う。
とにかく我を忘れた競馬だけは避けたいところだ。

スローからの前残りが濃厚であるとは思う。
後ろから間に合うのは相当に瞬発力のある馬だけ。
まあ、ペガサスとカネトシディオスくらいだろうか。
まともなら今回程度の相手には負けんだろうけど、
屈腱炎の経験と前走の暴走があるので、勝負する気まではさすがに。
軽く単勝を買って、相手を決めてパラパラと。
まず人気になるだろうが、ミッキーの好勝負は濃厚だと思う。
それから、クレバートウショウとロリンザーユーザーは面白そう。
これにカネトシディオスを加えた4頭を相手としたい。




11R 大和S ダート1400m アンダーカウンター △
中竹厩舎、ストラヴィンスキー産駒の6歳牡馬。

白倉助手
「障害練習の効果なのか、久々にいいレースをしてくれた。
 きっかけはつかめたのでは」

昨年2月のすばるSで騎乗して3着、
期待以上の末脚を繰り出して、おっと思わされた馬だ。
もう一度乗ったコーラルSは完全に不発で、
次のオアシスSも不発に終わって休養放牧に出ていた。
復帰戦の前走は中団から粘りこんでの5着。
休み前の凡走続きの悪いイメージは払拭できた。
さらなる上積みを見込むことは出来ると思う。

ただ、今回は普通に相手が強いんではなかろうか。
前走で先着されたダノンカモン、アーリーロブストは、
これから重賞でもそこそこ戦っていけそうな馬だし、
近走こそやや不振だが重賞で断然人気を背負った馬である、
ナムラタイタンの力はたかがOP程度のものとはとても思えない。
トーホウドルチェ、ケイアイテンジンあたりの骨っぽい馬も含め、
昨年のすばるS以上の走りを見せないと勝ち負けは無いと思う。
障害練習をして腰が強くなったのだと思われるが、
その効果には大いに期待してみたい。

最内のセレスハントに大外のアーリーロブスト、
真ん中から10番のトーホウドルチェ、
そしてダート経験の浅い4番マルブツイースター、
この4頭がハナを本気で狙うのではないかと思っている。
ハイペースは間違いないが、超がつくかどうかだな。
ケイアイテンジン、ダノンカモン、ペプチドルビーは、
慎重に好位から進めることになるだろう。
ナムラタイタンもそれらと一緒に進むか、
もしくはもう一つ前を意識して行く可能性がある。
アンダーは、ガツガツ行く前を見ながら中団になると嬉しいところだね。
末脚の良い馬なので、上手に溜めて行きたい。

このレース、先行馬に有力どころが集中していて、
後ろの馬はハイペースでも間に合わないと思われる。
間に合わないというか、単純に力不足というか。
ナムラタイタンが前を掃除して、掃除された馬たちがどれだけ頑張れるか、
そんな感じのレースだと思っているんだけど、
アンダーだけは有力どころの中で掃除されない位置からなので、
潰しあいの後で上位入線があると期待して単複を買いたい。
正直、勝ちきるところまではイメージできないんだけども。
速くなった上にタイタンの進出が早すぎたらチャンスはあるかな。