アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

日曜日の騎乗馬と予想

2011-01-29 18:25:01 | 競馬
改めて書かなくても、誰もが分かっただろうけども、
京都競馬場の芝の状態、がらりと変わった。
例年通りの京都開催後半の姿に近づいている。
差しが利くようになったのは当然として、
おまけに芝の状態が明らかに「軽く」なった。
ゴールドアグリのときに少しだけ書いたんだけど、
これまで、どれだけスローの瞬発力勝負が続いても、
上がり33秒台がほとんど出てこなかったのが(8日で僅か7頭)
今日1日だけで17頭も現れた。
9Rの梅花賞のように、超の上に超をつけるスローペースになって、
ようやく前の馬が残れるといった感じで、後の先行馬はほぼ用無し。
これまでの京都開催の事は忘れたほうが良いと思われる。





9R ダノンスパシーバ ◎
佐々木晶師
「落ち着きが出てきて、完成の域に近づいてきた感じ。
 ここでも能力は上だと思っている」
京都の馬場の変わりぶりは、スパシーバにとっては大歓迎。
とにかく外枠に入る運を持っている馬だが(これで6戦連続二桁馬番)
前走、外枠を初めて生かせたアンカツの手綱で再び外目の枠ならば、
再度力を出し切ることが叶うだろう。
メンバーが揃ったが、特にステージプレゼンスという絶好のライバルを迎え、
これを相手に現在のスパシーバの位置を図ることが出来る。
一発でこのメンツを一蹴するようなら、OP入りも確実だ。

12番のニチドウルチルがいつも通りに逃げを打つが、
14番のエリモクイーンもハナを取りに行きそうな気配。
出方次第だが、多少競り合うところがありそうだ。
休み明けで鈍ってなければ、大外のデコルテも前に。
それらを見ながら、9番アンプレシオネがいつも通りに番手へ。
7番コンカラン、8番ナムラボルテージも前で組み立てて好成績の馬。
前走が不完全燃焼の11番サクラエルドールも前目。
10番トウカイオーロラもそこそこ出るとして、速い流れが濃厚だ。
それらを見ながら中団にステージプレゼンスが待機。
それを1、2馬身前に見ながらスパシーバだろう。

このレースの有力どころは名を挙げた馬たちで、
基本的に前がかりな競馬をする馬が揃っている。
特にサクラエルドールあたりが早めの競馬をしそうで、
放っておいても、4角から潰しあいが始まりそうだ。
それを見ながらステージプレゼンスが上がって行くので、
スパシーバはそれを目標に外へ出て行くのみ。
スパートしたプレゼンスに並びかけるように持って行けば、
後は力比べで堂々と差しきってくれるだろうと思う。
非常に乗りやすいレースになると思うし、
力を出し切れそうなメンバー構成になっていると考える。

スパシーバ→プレゼンスの1、2着は堅いだろうと見る。
3着を決めてパラパラと流すのも良いが、
ここは単勝と馬単1点に絞って行ってみたい。




11R アプリコットフィズ ◎
小島太師
「予定通りの調教をこなせた。
 昨年よりもカイ食いが良くなっているから、直前輸送は心配していない。
 この相手なら力は上位で、好勝負を期待」
京都の馬場状態ががらりと変わったことで、アプリコットの考え方も変わる。
先週までならば、気性に任せた競馬で何も考えずとも良かったが、
ここは安易に任せてしまうと、次々に差し込まれるシーンがありそうだ。
運が良ければ簡単なレースになるかなと考えていたが、
どうやら運は味方しなかったので、ならば鞍上から手を加えたい。
この馬の気性でどこまで上手に行けるか分からないが、
出来る限り脚を溜めて直線に入りたい。

改めてこの馬の特徴を書くが、とにかく気性の勝った馬。
前へ前へという意識が物凄く強い馬で、走りたがりと言える。
競走馬としては好ましいものなんだけども、
それも度が過ぎると碌なことにならない。
(例・断然の能力を持ちながら負け続けたリーチザクラウン)
この馬の場合は何とか制御が利く部類だが、
少し間違えると変なレースをしてしまうことになるだろう。
よって、距離がマイルになるのは大幅なプラスであると言える。

過去走、特に近走のレースを振り返ってみると、
クイーンS、秋華賞共に鞍上が苦労しながら道中を過ごしている。
それは、鞍上の豊のこぶしの位置を見たら一目瞭然。
騎手と馬が折り合っている時というのは、こぶしの位置が低いものだが、
アプリコットに乗る豊のこぶしの位置は終始高いところにある。
他の騎手と比べたら物凄く分かりやすいはずだ。
これが、行きたい馬と行かせたくない騎手のせめぎ合いが常に行われている証拠。
それがなんとか合格ラインで収まっているから、好結果を出せているということだ。
馬が自分でペースアップダウンを考えてくれるようになったら、
いよいよアパパネの域に迫ることが出来るだけの素質を持つ馬だと思うが、
それはこのレースから、古馬になっての課題として注目させてもらいたい。

行くのを抑え切れなかったら碌なことにならないと書いたが、
前向きで行く気の強い馬なので、抑えすぎるとそれもまたマイナスをもたらす。
そのさじ加減がこの馬に乗る場合に最も重要なこと。
これがマイル戦で前に行くだけとなったら物凄く簡単になるのだが、
条件に外差し馬場が加わるので、途端に難しいレースになっている。
それを前提に、レース全体のことを考えてみたい。


逃げるのは当然ながら7番のアグネスワルツだろう。
飛ばす気になればかなりのスピードを発揮するが、
基本的には平均ペースで逃げを打つ馬である。
今の馬場の変化を考えると、そんなには飛ばすまい。平均ペースだろう。
続いて、短距離戦で前に行っていた馬が続きそう。
4番ジュエルオブナイル、6番サングレアズール、
14番ヤマカツマリリン、15番ケイアイデイジー、
このあたりの伏兵が仕掛け気味に出て行きそうだ。
これらには、後ろで待機しても瞬発力で勝つだけの力がないしね。
幸運を祈っての雪崩れ込み狙いで前のはずだ。

アプリコットはそれらを見届けて5~7番手で待機できたら文句なし。
スタートから仕掛けずともやたらと速い馬なので、
とにかくフワッと入りたい。難しいことだが多少遅めに出るくらいのほうが良い。
3番レディアルバローサ、5番ショウリュウムーン、10番ベストロケーション、
それから14番ブロードストリートあたりがこちらを目標に進む。
はっきり言って、格好の目標としか言いようがない立場だが、
直線まである程度脚を溜めて進むことが出来たならば、
後は全てを返り討ちにする覚悟で、自分で進出をしないといけない。
変に突っ込みすぎる形にならなければ大丈夫なはず。
アプリコットの進出によって、ブロード以下が一斉に動き出し、
それらを目掛けて8番ヒカルアマランサスの大外強襲が来るだろう。
騎手としたら、ヒカルアマランサスに乗るのが一番楽だと思われる。
相当なスローにならない限りはヒカルが展開有利だと思うが、
それを凌いでこそ、G1勝ちを狙えるというもの。
アプリコットがそれだけの馬ならば、あっさりと行って欲しい。

上記は全体が自然とやや早めに動いた場合の話だが、
予想外に伏兵の先行勢があまり動かなかった場合、
その時はアグネスワルツの真後ろにつくくらいでも良い。
その判断は、当たり前だがレースが始まって少ししてからしか出来ず、
軽く仕掛けても反応する馬だからとても難しいことなのだが、
そうなった場合、それくらいの落ち着きも見せて欲しいところ。
まあ、俺はスローにはならないと思ってるけど。
どうあれ、ペースが速くなろうとも遅くなろうとも、
アプリコットの気性が成長したかどうかを見れるレースになる。

基本的には差し差しだと考える。
アプリコットは力上位の先行馬代表で追撃を凌ぐ側として、
これを目標にどの馬が飛んでくるかを考えれば良い。
ショウリュウムーン、ブロードストリート、ヒカルアマランサス、
この3頭の力はやはり疑う余地が無い。
もう1頭、コスモネモシンの堅実な末脚も買ってみたい。
この4頭を相手に流すかな。

土曜日の結果

2011-01-29 12:52:50 | 競馬
6R ナガラダンディ 4着
スタートが一息で、さらに首を上げてしまっていたので、
普通の態勢に戻るまでに時間を食ってしまった。
ダート1200mの内枠ではまさに致命傷。
内目を押し上げていったのだが、
案の定と言って良いだろう、囲まれたところで嫌がるような格好に。
おそらく砂を被って進めなくなっているのだと思われる。
前にいた8番サクセスリアンが全然進んでいかないので、
4角ではこれを嫌がるように下がってしまった。
外枠だったらまだ挽回のしようがあったのだが。

外に持ち出せてからはそれなりに動いているのだが、
序盤に消耗しまくっていてはどうにもならず。
前が遠すぎたので途中からもう追っていないけども、
走りそうなフォームをしているとは感じた。
今日は内枠だったことに尽きる。
力はありそうなので、次はやってくれるだろう。
ちなみにアンカツは距離が短いかもと言っていたので、
次は1400mに出てくるんじゃないかな。