アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

先週の反省

2011-01-25 21:35:17 | 競馬
土曜 京都
3R トーセンレラ 4着
「手応えほど伸びないと聞いていたので積極的に乗ったけど、
 今日の感じなら思い切ってタメた方が良さそう」
えらく逃げ馬(結果勝ち馬)に突っかけていったわけだが、
馬のタイプを聞いてそのように乗ったようだ。
ちょうど前にド本命の馬がいたこともあって、
これ幸いと今回の作戦を取ったのだろう。
で、4角までは余裕があったが、伸び切れなかった。
逃げれこそしなかったが相当に突っ込んで行っているので、
出して行く競馬には限界が見えたと思われる。
相手弱化がなったときにこっそりと勝ち上がる程度では上が無い。
アンカツの言うとおり、次は思いっきり溜めてみることだろうな。
序盤に使っている脚を全部終いに持ってこれたら、
相当な脚を使いそうな感じは確かにする。
新しい競馬に期待してみたい。
次走は、安定感を期待することは出来ないが、しかし頭は期待できる。




8R ウォーターサウンド 11着
コメントなし

なんというか、馬にやる気が無かったとしか。
出して行くと終いが甘くなるということでゆったり行ったが、
それに馬が甘えて、これ幸いと休んでしまった感じだ。
今回のメンバーで凡走するほどに弱い馬ではないのだが、
次、普通のメンバーになったらちと苦しそうだ。
まだ様子見が必要。




9R アドマイヤロイヤル 2着
「少し前につけて行ったけど、長く脚を使えなかった。
 もっと下げて行ったほうが良いかもしれないね」
現在の京都開催で最も前を意識している騎手がアンカツだと思う。
最初から追い込みと決まっていた馬を除いて、
とにかくスタートしてから出して行くことを心がけている。
それでこのレースも2番手まで押し上げてレースを進めた。
ロイヤルはそれも出来る馬である。
幸いにも、4ハロン目で急激にペースが落ちる形になって、
圧倒的に有利な状況になることが出来たのだが。
最後方にいたジョーメテオの豊が、やることがなくて暇だったのだろうw
それはもうありえない勢いでのマクリを見せて一気に先頭。
アンカツを含めて全体が反応はしなかったのだが、
それでもその影響は避けられず、やや前崩れのレースになってしまった。
中団インで溜めていたエアラフォンの末脚が爆発し、
追い込み勢のナリタスレンダーやピースピースも楽々と届く展開に。
そんな中で、2番手で頑張り通したロイヤルは立派だったと思う。
陥った展開なりに、最善の結果を残すことが出来た。

まあそれはそれとして、
最初に楽をしていた割には伸びなかったのもまた事実。
並の馬なら、これで満足次に期待で終わるところだが、
ロイヤルはもっと上でやれると目されている馬。
今回のようなジリっぽい感じを出していてはとても上では通じない。
もう少し下げたほうが良いという意見に全面的に同意したい。
次走に期待。京都の馬場も変わりつつあるし、その面でも良いだろう。




11R ナムラカクレイ 3着
「出負けしたのであの位置から。
 4角から前を捌くのに手間取り、
 ラスト1ハロンだけのレースになってしまったが、
 追って確実に良い脚を使ってくれるね」
これはもう、出が甘かったからね。
出していったけど馬群の後ろについたところでそれ以上動けず。
前走で差す競馬になっていたので、その経験は生きたと思うが、
今回は前がずっと壁になっていてあまりに苦しい。
とにかく最初の遅れが次から次へと悪いほうに向かってしまった。
それでもまあ、最後はよく抜け出せたけどね。
あのまま包囲されて終わってもおかしくない位置関係だっただけに、
最低限の結果は残せたかなという感じだ。

まあどのみち、勝ち馬は覚醒して次元が違ったしね。
上手く行っていても、2着馬を差せてただろう程度、
その2着馬には前走でも後塵を排しているわけだから、
何かおかしな結果だったかというとそんなことはなく、
実は人気がおかしかったと言ってしまっても良いのかな。
引き続き現級の最上位を形成して行く。
近いうちに勝ち上がることは出来るだろう。






日曜 京都
5R アドマイヤバートン 4着
「ゆっくりと行って、出来るだけ追い出しを我慢。
 直線で出るところがなかったが、
 開いてからもスパッとした脚は使えなかったからね。
 どんなレースが合うのか、正直何とも・・・」
まあこれは前が詰まっただけだと思うんだが、
アンカツの感触では、ラスト100で開いてからでも、
捕まえきるような脚を使って欲しかったようだ。
確かに、ラスト1ハロンは全体が12.0になっているので、
計算上はスパッと切れたら間に合っているわけだが。
今の京都はちょっとキレを発揮しにくい状態なので、
そのあたりも関係してるんじゃないかと思う。

俺の感想としては、今回の競馬が一番合ってるのではないかと。
アンカツは珍しいことに「まったく分からん」といった感じだがw
今回の競馬で問題ないんじゃないかな。




9R タニノエポレット 5着
「段々、進んでいかなくなっている。
 外を回ると良くないから内を突いたけど、
 ジリジリ伸びてくれた」
おかしかったねえ、とにかく最初からおかしかった。
何か、走ることに意識が向いていなかった感じ。
どこか夢見心地で走っているような入り方で、
それを無理に強制せずにゆったりと入らせたので、
これまで以上に置いていかれる形になった。

それでも、1角を回って少ししたら戻ってきた感じで、
4角までに馬群に取り付いたあたりはいつものエポレット。
コーナーでは、インを突きながら雰囲気は悪くないように思えた。
それが、直線に入ったらまたフワフワしだした感じで、
走力が高いので何頭か交わしては行ったんだけど、
本気で走っているようにはとても見えないまま終わってしまった。

これまで通り、大負けを喫したわけではないんだけども、
今回が一番走る気を見せなかったように思う。
次はどうだろう?どのみち展開も大事な馬だが。




10R ゴールドアグリ 9着
コメントなし。

1200m戦で出遅れてしまったので、それが全て。
序盤に休んだ分、終いは33.3と物凄い脚を繰り出している。

ちなみに今年の京都開催、
芝もダートも明らかに時計を要する状態になっているわけだが、
今回のアグリの上がり時計は、今開催最速だった。
たとえスローになろうと33秒台が出ない状態になっているので、
(33秒台で走ったのは、492頭中7頭。33.5を切ったのは3頭だけ)
アグリに未だ素晴らしい切れ味が残っていることは間違いない。
どこかでこれを生かして勝ちあがって欲しい。




11R マチカネニホンバレ 5着
「フットワークが大きいので、
 今日のような乾いた馬場だと上滑りして、スピードが乗り切らないんだ。
 決して力負けではないと思う」
まず過去最高体重となった馬体重に関して、
アンカツは影響を感じなかったと言っている。
感じなかったというか、走れる状態で気にならなかったという感じ。
これは確かにその通りなんだろう、
実際に前走はそれなりに頑張って走っているわけだから。
ただ、じゃあこの体重がニホンバレのベストなの?となったら、
それは断固としてNOであると言える。

何故ならば、マチカネニホンバレは6歳だから。
馬でも人でも、成長というのは若いうちに一気にするもの。
人間であれば、20歳までに大半の成長を終える。
馬だと、急激に成長するのは2~3歳の夏であると言われ、
4歳も半ばになれば、成長が止まる。それが人で言う成人。
この成長が止まるというのは「身長が伸びなくなる」ということで、
身長が伸びなくなったら、そこで体型が固まり、ベストの体重が決まるわけだ。
身長が伸びないのにベストの体重が増えるという道理は無い。
だから、遥か昔に成長(身長の伸び)が止まっている馬のベスト体重が、
壮年期に入って急にドンと10キロも増えてしまうって事はあり得ない。
仮に、この540キロ超がベストであると仮定するならば、
それまでの調整が全て間違っていた、もしくは鍛え方があまりに軽すぎた、
ということになるが、まあそんなことはないだろうw

やはりニホンバレのベストは530キロくらいにあると思われる。
実際、今回は最終追い切りの動きがかなり軽かった。
また年末年始に追いきりをしていなかった事実もある。
太ってしまってもおかしくはない調整過程ではあった。
(ニホンバレを馬券から切った人は、ここを根拠に切ってると思う)
っつっても、そこは天下の藤沢和厩舎、
当たり前だけども、考えなしにこんなことをしたわけではない。
おそらく、長距離輸送を考慮した仕上げだったはずなのだが、
ニホンバレが輸送に全く動じなかったということかな。
レースでもそうなんだけど、日常生活でもズブくなってきていると思われる。

こんな感じだが、その辺も含めて次走は上手く調整されてくるだろう。


で、レースでは好スタートを切って追っつけて出て行ったが、
馬なりでスイスイ進むダイシンオレンジに対して、
鞍上が喝を入れてようやく食らいつく程度のニホンバレ。
この地点でもう勝負があったような感じなのだろう。
滑る感じだったというのはもう乗ってる人にしか分からない感想なので、
これは貴重な意見としてしっかりと頭に入れておきたい。
最初から下が走りにくくて仕方なかったのかな。
急かされても食らいついていくのが精一杯で、
1枠から全くコースロスなく、不利なく、
展開に恵まれた伏兵のような競馬をした(出来てしまった)のに、
ダイシンの影を踏むことすらなく負けてしまった。
もちろんこれが力負けだとは思わない。
一概にダートと言っても質に差があるのは誰もが知る通り。
今回の京都の馬場は、ニホンバレには無理だったのだろう。

競馬ブックの記者である橋本氏が、
「今の京都は時計が2つかかる」
というようなことを様々なジョッキーから聞いている。
1つというのは1秒のことを言うが、
これが2つとなると、もはや別競馬場であると考えて良い。
実際、京都ダートの時計は信じられないくらいにかかっている。
今回は京都競馬場で負けたというより、地方の競馬場で負けたと考えたい。
大袈裟でなく、そのような解釈で構わないと思う。
度外視は度外視として、今回の敗北条件はしっかり理解しておきたい。
日本レコードホルダーであり、盛岡でぼろ負けを食らった馬であり、
おそらくこの解釈は当たっている。
似たような条件になれば、何度でも人気を裏切るだろう。

次は一応フェブラリーSに登録するようだ。
馬体と馬場、二つの問題を解消することが出来るはずなので、
出れるならばちょっと期待してみたい。