アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

9日の騎乗馬と予想

2011-01-08 23:50:03 | 競馬
遅くなりました。

今日も騎乗はまずまずか。
外枠は力上位でないとどうにもならない今の京都競馬場で、
フラアンジェリコに外枠は無理がありすぎた。
まずスタートが上手くないのでサッと前には行けないのが悪いし、
前残りを意識して早めに動いて行ったのだとは思うが、
遅れたものを外枠から外々ではどうにもならない。
出遅れて後方の内に入ったほうがまだマシという馬場状態だ。

タニノエポレットはスタート直後に内のロザリオと接触。
そこでもう気持ちが乗るまで待機に切り替えたね。
馬場は外が不利だが、エポレットはそれでも待ったほうが良い。
もうちょっと待っていても良かった気がするが、
3角過ぎから進出を始めて外目を捲くり気味に上がり、
大外からよく脚を伸ばしての3着入線。
前走があまりにも不甲斐なかっただけに、今回は上々の内容。
神戸新聞杯4着の実績を持つ馬だが、
あくまで自分のペースに徹して末脚だけに賭けるべき馬だろう。
2走前、4走前は中団後ろにいたのに伸びあぐねたのに対して、
今回と3走前は最後方で脚を溜めてしっかりと伸びて3着。
走らせ方はもう明らかだ。
そういうタイプなので、条件戦でも平気で負けたりするが、
上に上がってからは面白いところがあるはずだ。

さて、これで年始から5戦して0-1-1-3。
ダノンマックインは痛恨の不利を食らっての負けであり、
残る2頭は力的にどうにもなってないので、
1年の入りとしてはとても良い感じであると思う。
日月の2日は、普通の騎手で言うなら1日の後半戦w
ここからいよいよ本命サイドのレースが続く。期待大だ。







1R ヒラボクウィン ○
加藤敬師
「ダートで変わってくれたけど、まだ1度だけでは判断し難い。
 今回でどこまで走れるか」
前走の川須の騎乗内容が、明らかに自分の馬に自信のないものだったが、
それが終わって上々の結果が出た後でも、まだ師が半信半疑とはw
そりゃあ、前走みたいな内容になるわな。
前走のレベルはそれほど高くはないのだが、
しかし牝限ならちょっと自信を持っても大丈夫な内容だったと思うけどね。
今回は当面の敵が後ろにいることになるだろうから、
ちょうど前走くらいの慎重な運びでちょうど良いと思う。

逃げるのは初ダートの10番メジロマリシテンかな。
仕掛けて出て行くように思われる。
大外の16番ビューワールドも行けたらと思っていそうだが、
京都ダ18で大外から行ききるのは結構厳しい。
この馬は出れて好位の外までだろう。
2番手に行くのが、最内になったヒラボクウィン、
4番のフローガ、7番ツィンクルブーケ、8番カイアナイト、
9番オカノジョーカー、それから14番のクローバーリーフ。
初ダートで人気するであろうクローバーリーフは、
外枠でもあるので、慎重に先行馬を見ながらとして、
1、4、7、8、9の5頭の2番手争い。
枠の差でヒラボクが2番手を確保することになるか。
最初からそこそこ流れそうなので、無理に出る必要はないが、
スタートしてコーナーがすぐに来ることを考えると、
自然とそうなる可能性が高いんじゃないかとは思う。

クローバーリーフとホワイトアルバム、
この人気サイドの2頭が6~8番手あたりで待ち構えて、
4角からサッと脚を使ってきそうなレース。
特にクローバーリーフのほうはダートをこなされたら、
とても抵抗できるレベルではないだろうけども、
その場合はどうしようもないので諦めはつく。
後ろは標準レベルでやってくると仮定して、
こちらはメジロの逃げにしっかりと乗っかって、
直線入り口で先頭に立つような形に持って行って粘れば。
前走の感じだと、簡単には止まらずゴールまで行けると思う。
クローバーリーフ、ビューワールドの初ダート2頭に圧勝されなければ、
勝つか連を確保することが容易なのではないかな。
相手次第になるので自信を持って買えるわけではないけれど、
幸運を祈ってまずは単勝と、
3連単マルチでクローバー、ビュー、ホワイト、フローガへ。




10R タガノジンガロ ◎
松田博師
「前走くらい走って当然の馬。
 出来は変わりないし、昇級戦でもチャンスはあると思う」
前走はさすがに相手が弱く2番手から競馬を進めたが、
基本的には3~6番手あたりからレースを進める王道型。
形が出来ており、このまま自然と強くなりたいところ。
あと一息伸び切れないレースが続いての6連続2着だったが、
前走の勝利で何かを掴んでいて欲しいところだ。
一昨日も書いたとおり、2走前の内容が1000万最上位級で、
昇級、初めての1000万と言っても、はっきり言って形だけだろう。
キクノアポロより強い馬が今回の相手にいるかと言ったら、まずいない。
ならば、断然人気ムードも素直に受け入れて、
力の違いを見せ付けるだろうと思ってレースを見たい。

7番ナムラフューチャーが先手を主張しそう。
続いて6番のタガノショータイムも抵抗するか。
どちらかというとショータイムのほうが逃げ馬であるが、
まあ滅茶苦茶に競るようなところまでは行くまい。
内から2番のバトルブリンディスが上がって行き、
この3頭を見ながら、8番になったジンガロが行く。
外の9番フェイマステイルが並びかける感じで来るか。
その外から13番キンショーダンデーが仕掛けてやってきて、
しかし外枠から前に出るには至らず中団に後退、
これで先団が形成されることになりそう。
平均ペース、淀みない流れになりそうだ。
対抗格に追い込み馬が揃っている感じのレースで、
ヒカリコーズウェー、ナリタスプリングは中団から。
これ以降に出番はないだろう。

自力でレースを動かせそうな馬はおらず、
好位のジンガロが動いてレースが始まるだろう。
ジンガロは基本的に少し早めに動く馬であるが、
今回は前に同馬主のショータイムがいるので、
多少可愛がってあげることになるかもしれない。
というか、そんな気がしてならない。
好位の外だろうから、いつでも行けるだろうし、
6連続2着があることからジリっぽいとは言っても、
今回ジンガロより終い切れる馬は後ろの2頭だけ。
中団までに、ジンガロより0.5秒速く切れる馬は見当たらず、
余裕をもっての進出から脚を伸ばすんじゃないかと見た。

そんなわけで、相手はナムラとショータイムとバトルの3頭で。
とりあえず単勝で元を取るようにして、
馬単頭固定の3点と、3連単頭固定の6点買いとしたい。




11R マルセリーナ ▲
松田博師
「使ったことで毛ヅヤが良くなってきたし、
 ピリッとして気合も乗ってきた。
 まだ時計も詰まるはず。
 この相手に、どこまでやれるか楽しみだ」
調教の映像を見ても、ピリッとしたという感じを受けるね。
あたりがとても暗く、また内を走っているので分かりにくいのだが、
併走馬が鞭でバシバシ追われているのに対して、
手綱をしごかれただけでサッと反応しての半馬身先着。
長めをやってきて、ラストを11秒半ばで伸びたのも良いね。
調教時計自体はデビュー戦とほとんど変わらないが、
中身が伴ってきたなというのを感じることが出来る。

内の偶数枠を手に入れたことは大いに歓迎したい。
京都の外回りのマイル戦なら、他場よりも詰まる可能性が格段に少ない。
現在の馬場状態だと、内に殺到するのは間違いなく、
平常よりも窮屈になるのはなるだろうけど、
それでも、そもそも外々では話にならない前提がある以上、
外枠よりは、多少リスクがあっても内枠のほうが断然ありがたいね。
それから、初戦は意外に出たのであまり気にされていないが、
スタートがそんなに良くない馬なので、偶数枠はとても良いね。
中団の内を取れたら、それが最高の位置取りだ。

ただ、とても不安な点が一つ。
今日は栗東CWで最終調整をされているのだが、
それを見た松博先生のコメントが、
「まだボーっとしていて、ハミ受けがもうひとつ。
 素質はあるが、前向きさが欲しい」
というものであった。
内の前目が欲しい現在の京都競馬場において、
もはや致命傷に近いコメントではないかw
ハミ受けしないって事は、序盤に仕掛けてもそれほど動くまい。
それを無理に動かすのは、今後を潰す可能性が高いので出来ない。
覚悟を決めて後方のインで待つことになる可能性が大だな。

今日の10Rでタニノエポレットに乗ったアンカツは、
序盤を後方のインでやり過ごして3角から外に行って3着に間に合ったが、
これは、そこそこ経験を積んだ終いに賭ければ伸びる馬だからであって、
キャリア1戦の馬で、後ろから外に出して間に合うかというと果てしなく疑問。
今の京都は、内しか伸びないのは幼稚園児が見ても明らかなことで、
全ての騎手が、出来る限り内を狙ってくるだろう。
中団からならリスクはそれほどでもないが、
後方からになるとさすがにリスクが大きくなってくる。
馬場状態はそれでもインを突くべきといったところだが、
(もちろん、物理的に無理になったら外に出るしかないのだが。
 当たり前だけど、出走全馬が内を突けるわけではないのでね、物理的に)
そうなりそうな以上、今回のマルセリーナは全面的には信頼出来そうもないね。
それでもなお、豪快に突き抜けて超新星となる可能性も十分にある馬ではあるが、
先生のコメントを見て、ちょっと評価を落とさざるを得なくなった。


7番シゲルソウサイの逃げ。
前走は予想外にも2番手に控えたが、最内の馬に中山で行かれただけであり、
芝でも序盤の速さは変わらなかったことから、今回はハナで間違いない。
続いて7枠に入った橋口厩舎の2頭、ツルマルレオンとシャイニーホーク。
どちらもかなり前向きな馬なので、外からグイグイ行くだろう。
シャイニーのほうは慎重に行かないと暴走するだろうけど、
ツルマルを壁にして3番手を狙って行くと思われる。
内のほうでは、8番のレッドデイヴィスがシゲルに続いて前目へ、
人気を背負うドナウブルーがその後ろ、6番手あたりになりそうだ。
スローペースってことにはならないだろうけど、
シャイニーホークがド派手に引っかかったりしない限りは、
各馬に喧嘩する理由は無く、平均ペースだろう。
捲くり馬マーベラスカイザーが内枠に入ったのも大きいね。
直線まで、ペースが乱れる要因がほとんどなさそうだ。

このレース、内枠には序盤に動かない馬が揃っており、
前走くらいにでも動けたらマルセリーナは楽に中団になれるのだが、
上記のような、不安としか言えないコメントが出てしまっているので、
それほど動けないことを覚悟しておきたい。
オルフェーブルやらトキノゲンジやらの追い込みに近い馬や、
途中で捲くりはするけど序盤は確実に遅いマーベラスカイザーなど、
マルセリーナにとって最高の枠順になっているんだけどねえ。
これらも後方インで追い込みに賭けるだろうから、
それより後ろになってしまったら泣くしかないかもw
中団からの差し馬であるアドマイヤサガスにとっては、
この構成での5番枠は最高の枠と言えるだろう。

残りの馬も、あらかた差しに構える馬が揃っているのだが、
馬場が馬場だけに、行けそうならある程度出て行こう程度の考えを持って、
先団から中団狙いでジワッと上がってくるだろうと思う。
後はゲートを出た格好で自然と順列がついて行くものとして、
前目につけれた馬が絶対的に有利であることは言うまでもないか。

ツルマルレオン、シャイニーホーク、ドナウブルー、アドマイヤサガス、
順当なら、このあたりから勝ち馬が出ることだろう。
マルセリーナが無理なく中団につけられたら、これに加われると思う。
が、今回は慎重に考えておきたい。
単複はもちろん買うが、上記4頭との馬連BOXも買っておきたい。