アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

アンカツ手記・火曜日

2008-12-23 19:00:35 | 競馬
アンカツ手記・火曜日---------------------------------------

昨年の有馬記念をダイワスカーレットで2着に終わってからちょうど1年。
アッという間に最終週を迎えた気がします。
今年は、落馬や大きな怪我なく、しかも騎乗停止もありませんでした。
一心不乱に突っ走った1年で、
自分では結構充実していたかなと思います。

おかげさまでJRA通算900勝を達成することが出来、
阪神JFではやっとG1を勝てました。
最後に有馬記念を優勝して有終の美を飾れたら最高です。
明日は手応え、明後日は僕が乗る追いきりの感触を書いて締めたいと思っています。

その前に、先週の競馬を少し振り返ります。
14戦して4勝2着2回3着2回とまずまずの結果でした。
2歳未勝利を勝ったスマイルミッキーは、短距離の差しタイプでしょう。
北節特別を鼻差勝ちのセトノアンテウスは、
以前乗ったときよりも馬に活気がありました。
1800mの2歳新馬戦を差しきったキタサンガイセンは、
自身の上がりが33秒7。
ゲート試験を合格するまでに手間取ったり、
仕上げに苦労した馬でデビュー勝ち出来て満足です。
スペシャルウィーク産駒の当たり年に、
また楽しみなスター候補に巡りあえました。

同じ松田博厩舎が大きな期待を寄せるダイシンプランで、
21日の逆瀬川特別を競り勝てたのも嬉しい1勝でした。
菊花賞では手応えほど伸びきれず、ちょっとがっかりしたものですが、
距離が敗因なのがはっきりしました。
乗った感触からはマイル戦でも良いかもしれません。
オープンで戦う来年は大きな夢が見たいものです。

逆にがっかりしたのが阪神Cのジョリーダンス。
さあ行けと気合いをつけたらジリジリ。
良い頃はもっと鋭く伸びた馬なんです。
あるいは7歳という年齢的なものがあるかもしれません。
同じ丈夫な牝馬でもダイワスカーレットはバリバリの4歳馬。
ますます元気ですからご心配なく。

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もう火曜日が終わる。
明日の朝にはスカーレットの最終本追いきりが終わる。
明後日の16時には枠順が決定。
5日後の今には、全ての結果が出ていて今年が終了している。

アンカツの言う通りに、本当にあっという間だった。
今年最初に掲げた理想はなかなか上手くはいかなかったけど、
それでもまあまあ、充実していたんじゃないかなと思う。
アンカツが全部勝つのにこしたことはないが、
思い通りに行かないこともまた面白い。
それを愚痴るのも競馬、ひいては人生の醍醐味だろう。

が、今年の有馬記念は愚痴で終わらせたくはないものw
完勝で締めくくっていただきたい。
最大最強の敵、マツリダゴッホin中山も磐石の態勢のようだが、
現役最強馬は誰であるか、奴の根城である中山で見せつけてやってくれ。


先週の回顧はさっきしたのであれだが、
キタサンガイセンはまさにスター候補だと思う。
そうそうお目にかかれるレース内容ではなかった。
かつて、京都新聞杯で必勝態勢に入ったスズカマンボを、
凄い勢いで差しきったハーツクライを思い起こさせる脚だった。
鋭く伸びている馬を、それを上回る脚で差すってのはなかなかないんだよね。
2着のキングストリートの末脚も現在の阪神で最上級の素晴らしいもので、
追われるたびに、3着以下がみるみる引き離されていっている。
このレースから、互いの存在を消してみると、
キングストリートは好位から直線早々に先頭に立って独走。
キタサンガイセンは中団から直線だけで全馬をぶっちぎり。
2頭はスケールが違ったとしか言いようがない。
さらに2頭の比較で、ガイセンが一枚上だった。


ガイセンはキタサン冠号の馬であり、
誰もが知ってる北島三郎さんの持ち馬。
趣味の競馬にたくさんお金を使ってみえることは知っている。
そろそろ大当たりがあっても良いんじゃないかな。
競馬場も競馬界も大いに盛り上がるだろうしねw

先週の反省

2008-12-23 18:49:26 | 競馬
遅くなりましたが先週の回顧。



土曜 阪神
1R アリデッド 4着
「直線でひと脚は使ってくれたが、
 そこからがいつもと同じだったなあ」
伸びかかったのは4角から少しだけだね。そこで終了。
雰囲気だけを言えばもっと走りそうなんだが、
実際に走らないんだから、こんなものなのかもしれない。
前走後も書いたが、今後も信用は出来ないし買い方が難しい馬。


2R スマイルミッキー 1着
「ゲートで遅れたけど、
 ジワッとハミを取ってくれて良い手応えで運べたからね。
 上手く行ったね」
遅れたけど、鞍上が焦らずに対応。
じっくりと進んで最後まで脚を伸ばした。
意外に苦労したが、レースの形が良かったのだろう。
貫禄勝ちではあるが、思ったほどに差がなかった。
上手く行った、という言葉が相応しいと思う。


3R クリアソウル 4着
「ゲートは少し遅れたが、道中は手応え良く追走できたし、
 追ってからもしっかり。
 距離はもう少しあっても良いタイプじゃないかな」
今週の阪神芝コースはスローペースが多かったのだが、
(それでも差し物理的に無理という感じはなく、
 バランスのとても良い理想的な競馬場になっていると思う。
 特に秋開催からだが、何で急にこうなったのかは分からない)
このレースは牝馬限定としてはそれなりに速めの流れ。
後方でじっと我慢していたが、差せる展開だったと思う。
鋭く伸びてきたがあと一息だった。
でも前走が凡戦だっただけに、すぐ払拭出来てよかった。
アンカツの言う通り、折り合うし2000mくらいでも大丈夫な感じ。
もし京都に来るならまた乗って欲しいが、
中山なら相手弱化であっさり行けるんじゃないかと思う。


7R キタサンガイセン 1着
「ゲートは遅いとのことだったが、気が乗っていたから出てくれた。
 聞いていた通り、追ってしっかり伸びてくれたね。
 まだトモが甘いから、これからもっと良くなってくるよ」
レースラップとレース映像を見比べていると、
ラストは11.3-11.3-11.1って感じだなあ。
これは凄いわ。見直せば見直すほど凄い。何が凄いって、
今の阪神はラスト1ハロンで11秒台を出せる馬がほとんどいない。
芝が重く、ほとんどの馬が坂を上って苦しくなってペースが落ちてしまう。
(このレースでも、2着馬以外がどんどん離れていくのが分かる)
9割くらいの馬が12秒台、または13秒台になっている。
そんな中を、10秒台に突入しようってんだから。

まだ余力があるラスト2ハロン目で10秒台ならば可能だが、
ラストをさらに加速して10秒台に迫るのは相当な器。
かつて、アグネスタキオンとディープインパクトが新馬でそんな走りをした。

直線に入ったあたり、追い出すところで明らかにバランスを崩してるし、
スタートが遅いのも、静止状態から動き出すのに後ろ脚に力がないからだろう。
それでいてこれだからたまらんな。
持続的な脚を使った後に、極限の一瞬の脚が来る感じ。
あんまり見ないタイプの馬だ。次走が待ち遠しい。
今回はあくまで新馬戦で流れが緩かったこともある。
重賞でやれることを確信させてもらいたい。


8R サンマルチーフ 4着
「どうも窮屈そうに走っていた。
 ずっと使ってきているから、目に見えない疲れでもあったのかもしれない」
走破時計的にはいつもと同じ時計で走っている。
何度やっても1分12秒の前半の馬だから、
そんな悲観するほど走らなかったわけじゃなくて、
単純に上位3頭が速過ぎたんだと思う。
まあ、疲れてるんじゃないかというのには同意できるところ。
俺もローテーションには突っ込まざるを得なかったしw


9R セトノアンテウス 1着
「返し馬が良い感じだった。
 前に乗ったときより柔らかさがあって力強いフットワークをしていたからね。
 その分、道中の手応え通りに伸びてくれたよ」
予想外にトーホウドルチェが逃げてどんなもんかと思ったが、
作られたペースは実に淀みのない全馬が力を出せる流れ。
グッドキララが打って出たことで、最後まで緩むところがなかった。
これを目標にスパートしたアンテウス、
一歩一歩確実に追い詰めてきっちりと交わし、
4角で一度は反応が鈍ったボストンオーの追撃を振り切った。
ここしかないという感じの見事な勝利だった。
勝ち時計は翌日の阪神カップと同じだった。


10R フライングメリッサ 4着
「ペースが遅かったから位置取りは悪くなかったと思うが、
 気の良い馬だし、瞬発力勝負になると分が悪いね」
位置は悪くない、というか絶好。
ただ、その位置で平均遅めで行ってるから、
急速なペースアップ、瞬発力勝負であっさり負けた。
やっぱりなあってことを再確認しただけの結果。
こういう流れなら、理論上は自分で早めに飛び出していかないといけない。
ただ、アンカツがレースで初めて乗った感触として、
気の良い馬で行かせたらどんどん行ってしまいそうに感じたらしいから、
今回4角までじっと待っていた意図は分かった。
際限なく突っ込んでしまったら、後が大変だからね。
数字を見て空論を語るのは簡単だが、やるのはそう簡単ではないって事。
さて、次はどうするかな。


11R ピサノデイラニ 2着
「ステッキを入れて追いたいけど、耳を絞りそうだったからね。
 力は持っているけど、難しいね」
あー、映像で確認できる限り、鞭は一発も入ってないね。
4角で後続を突き放しながら直線に入るときから、
ずっと頭が高いままで、それを押して走らせているが、
こうじゃないと駄目だってのを鞍上が感じ取ってのことだろう。
外から見ているだけでは分からないことだが、
相当に難しい馬のようだ。力は大したものだと思うが。
下級条件でこうなっているわけでなくて、今は準OPの所属。
問題が解消したら重賞の上位常連も夢ではなさそうだ。

当たり前だが、馬にだって性格がある。
人間と同じように、馬の数だけ違う性格がある。
これが言葉を話さないから難しい。
怒られて伸びる馬なのかしぼむ馬なのかは分からない。
こういう馬は調教次第。藤沢先生の腕次第だな。



日曜 阪神
1R ナニハトモアレ 3着
「多少はマシだったけど、まだやる気がないんだ。
 腰なんかはしっかりしてきたけど、もう少し距離が欲しい」
6番手を追っつけ気味に追走して、最後もじわじわと伸びてはいるんだが、
前の2頭が大差先ではどうにもならない。
きっちりと3着に入ってくれて良かった。
この時計では、相手に恵まれないと勝ちあがれないが、
今はまだ走らされているだけということ。こんなものではあるまい。
叩きつけるのは簡単だが、それをやるのは3歳夏の未勝利で良い。
今はゆっくりと、走ることが嫌にならないように教えていかないとな。
距離が延びたほうが良いというのは、現在の気性的にその通りだろう。


3R ペパーミントラヴ 10着
コメントなし

中団後ろ目からの競馬だったが、
2角過ぎからえらく行きっぷり良く浮上を開始。
と思いきや、3角過ぎて後退の一途。
4角までにズルズルと後方集団まで下がってしまったが、
直線ではそこから下がらずに踏みとどまっていたりした。

何がなにやらw
直線で少しだけ追っていたし、故障したわけではないだろう。
何か気性面の問題だと思われるが。
間違いなく、力負けしたわけではないことだけは記しておきたい。


7R エーシンビーセルズ 3着
「スタートが速くなっているし、
 大分、真面目に走るようになってきた。
 力はあるから気性の問題だけ」
なにやら絶好のスタートを切ってしまって楽に前へ。
前に出してから少しずつ下げて脚を溜める作戦を取った。
アンカツの言う通りに、道中に活気を感じる走り。
3角過ぎあたりから他が動いて包まれ気味になったが、
そこは追い込みを教えている段階でもあり我慢。
他馬が動ききった後に外に出てスパートをかけた。
追われてから、特に逆らうそぶりもなく良く伸びてきて3着。
差す競馬を徹底させてきたが、ついに常識にかかってきた感じだな。
力は十分。あと1戦か2戦で勝ちあがれそうだ。


8R グランプリサクセス 2着
小崎調教師
「1頭になると気を抜く面があるからね。
 その割にはよく踏ん張ってくれた」
アンカツお得意の2番手で後続ブロックの展開。
アンカツが番手だと、3、4番手の騎手がそれに乗っかるので、
誰も動けなくなってスローになる。
非常に遅い流れになって、遅くなりすぎて自分で出て行くことに。
4角回って余裕十分で楽勝の雰囲気まであったのだが。
抜け出してから確かにフワッとするような感じも受ける。
それでもアンカツの激に応えてよく走ってくれているが、
目標を持って追ってきた人気のトーセンスターンに寸前で捕まった。
流れ的には圧倒的に有利な状況を作ったが、
目標物の問題でそれが相殺されて互角のレースに。
よく頑張ったが、逃げ馬が弱すぎたのがついてなかったかな。


10R ダイシンプラン 1着
「前走が早めに抜け出して甘くなったので、ジックリと乗った。
 いろいろな距離で乗せてもらったけど、
 折り合いがつくし終いも伸びてくれるから、
 この馬にはこの距離がピッタリかもしれないね。
 順調に行ってくれればオープンでも楽しみ」
スタートして2ハロン目に12.0を計時。
1800mでこの2ハロン目が遅いというのは、
古馬としては相当なスローペース。
そこからずっと12秒中盤で進んだんだから、超スローに近い。
当然全部の馬に余力がある状態で最後の直線に入った。
これを中団待機から直線だけでまとめて撫で切った。
こんな流れだからこそ、力の違いが見えた。
この先の重賞戦線での戦いが本当に楽しみ。


11R ジョリーダンス 7着
「道中は無理をせずに末脚に賭けるレースを。
 その割には追ってからジリジリの伸び。
 返し馬の感触は良かったし、もっと弾けると思ったんだけどね。
 年齢的なものなのかなあ」
今回は待機を選択。前に乗った2回は突っ込んで止まってるしね。
中団後ろ、ファリダットと同じような位置でじっと脚を溜めて、
4角前から動き出したファリダット以下は気にせず待機。
直線だけに賭けて追い込んでは来たが、
馬群を縫って伸びてはいるけど、伸びきるまで至らず。
1000mの通過ラップは57.3とまずまずの速さで、
今の阪神芝の重さも重なって、ラスト1ハロンは12秒5と全馬ばてばて。
もうちょっと伸びるだけでよかったんだけどね。
まあ、年齢的なものは間違いなくあるだろう。衰えない生物など存在しない。
それでも僅差に留まっているのは大したものだ。
まだ頑張る気なら、来年も重賞で掲示板を狙い続けるくらいは可能だろう。
もうそろそろ引退させてあげて良いんじゃないかと思うが。

来週の特別騎乗予定馬

2008-12-21 23:45:32 | 競馬
疲れました。レース回顧は明日に(明日も遅くなりそうですが)

グランプリサクセスで負けたのは残念だったが、
とにかく勝っておきたかったダイシンプランは完勝。
これは来年のマイル路線での活躍を期待したい。
プランは準OPで切れ味の違いを見せつけたわけだが、
その上がりは33秒9だった。ガイセンに次いで2頭目の阪神で33秒台。
レースの流れは1秒違うが、2歳新馬と古馬戦だからそれは当然。
むしろ2秒くらい違ってちょうどつりあうくらいだと思うが、
そんな中でガイセンはプランの末脚すら上回ってるんだよね。
メインのG2、1400mの阪神カップでも各馬の末脚は平凡だった。
33秒台を繰り出したガイセンへの期待は高まるばかりだ。

良い新馬が出てきて、上々の4勝を挙げて、
良い感じで来週の大一番へ向かうことが出来て良かった。
後は最終週を気持ちよく締めてもらいたい。





土曜 阪神
さざんかS 芝1400m 未定


サンタクロースS ダート1400m シルクヒーロー
河野厩舎、アジュディケーティング産駒の6歳牡馬。
屈腱炎により1年休養、やっと復帰戦。
その間に、管理されていた西塚調教師は亡くなられた。
諦めずに復帰を目指して頑張ってもらったので、
なんとかその期待に応えて欲しいものだ。
といっても、復帰初戦はさすがに厳しいだろうけど。
少しでも良いところがあれば。


ラジオNIKKEI賞 芝2000m マッハヴェロシティ
武藤厩舎、マンハッタンカフェ産駒の2歳牡馬。
関東の評判馬が揃う新潟芝1800mを制した馬。
2番手から33秒1を繰り出して楽に勝った。
新潟の勝ちなのでほとんど評価できないわけだが、
前走の東京スポーツ杯でも最速タイの上がり。
一瞬の脚は大したものだ。
大きな武器を持っている馬は楽しめる。
リーチザクラウン、ロジユニヴァースが激突するレースだが、
瞬発力だけの勝負になったら面白いことがあるかもしれん。




日曜 中山
ホープフルS 芝2000m 未定


グッドラックハンデキャップ 芝2500m 未定


フェアウェルS ダート1800m マチカネニホンバレ
藤沢和厩舎、シンボリクリスエス産駒の3歳牡馬。
今週のレースはデイラニに任せてこちらに回ってきた。
東京から狭い中山に替わるのはマイナスだろうが、
東京よりもパワー勝負にはなるだろうし、それは望むところ。
ウォータクティクス、フサイチピージェイとの戦いになる。
間違いなく現級最強を争う3頭の戦い。
有馬記念を前に、重賞並の条件戦を楽しませてもらおう。


有馬記念 芝2500m ダイワスカーレット
松田国厩舎、アグネスタキオン産駒の4歳牝馬。
いよいよ今年のラストラン。
今年ももちろんスカーレットと締めくくりだ。
昨年はアンカツも認めるとおりにマツリダゴッホを舐めていたが、
(昨年の2着は何度見直しても悔しいが、
 あのレース前に立ち返って考えれば、
 やっぱりあれは思いつかない。仕方なかった)
今年はそんなことはない。
マツリダゴッホを最大の敵と認識し、一騎打ちに挑む。
まくってくるマツリダを返り討ちにするだけのこと。
作戦は逃げか先行か分からないが、
逃げても後ろから来る馬を凌ぐ脚を使える稀有な存在。
とにかく気分良く4角まで行っていれば大丈夫だ。

37年ぶりの牝馬による有馬記念制覇、見せていただきましょう。


ハッピーエンドC 芝1200m 未定

日曜日の騎乗馬と予想

2008-12-20 21:59:50 | 競馬
1R ナニハトモアレ ◎
寺井助手
「初戦は忙しい流れでリズムに乗れず。
 攻め内容からダートでの変わり身に期待したい」
人気を落とすかと思ったが、
どうやらジョーカプチーノに次いで人気しそうだ。
初戦は良い所なく負けてしまったが、
アンカツによれば気持ちが向かなかったということで、
一度使われての大幅な良化を期待できるだろう。
実際に坂路での動きがとても良いしね。

逃げるのはまずジョーカプチーノ。
他は軽く、とにかくこれを倒さなければならないので、
ある程度出て行って射程に入れて競馬して欲しいところ。
出来れば番手でプレッシャーをかけていければ最高だが。
力を出し切れれば、2頭でぶっちぎりだ。
勝ちきってくれると信じて、単勝。
それから3着争いの大荒れを祈って3連単総流し。


3R ペパーミントラヴ ▲
松田博師
「ゴール前でフワッとしたが、
 しぶとく伸びていたし内容は良かった。
 もう一歩前進を期待」
前走で2着の3頭が完全に人気を分け合うレース。
3頭ともに素晴らしいレースをしていると思う。
これは甲乙つけ難いんじゃないかな。
3頭ともに先行型で、最後も脚を伸ばせる感じ。
これを全部倒すのは非常に難しそうだが、
こちらもまだ能力を全開にしている感じはない。
ズブさを出して最後脚を余しているような現状なので、
もうちょっと前にエンジンがかかればきっと好勝負になる。

逃げ馬が不在。先行馬は人気サイドに集中。
これらは牽制し合いながらのレースになるだろう。
ペースはそれほど上がらないんじゃないかと思われる。
こちらとしてはハイペースのほうが良いように思えるけど、
そうなるとついて行くので終わってしまう気がするので、
楽についていける流れのほうが良いんじゃないかと思う。
とりあえずは出たなりにインで進んで行って、
その隊列次第で、外へ行くかそのままインか、
上手いこと直線で進路を作ってくれれば。
そこからは馬に頑張ってもらうしかない。
1角を崩すくらいは出来るんじゃないかと思っているが。


7R エーシンビーセルズ ▲
松永昌厩舎、サクラバクシンオー産駒の2歳牡馬。

松永昌師
「意識的に差す競馬を試みているが、板についてきたね。
 流れ一つで上位争いになる」

小牧の負傷で急遽の騎乗。
といっても、2戦前まで乗っていて小牧に譲った馬なので、
特に問題はないだろう。
というか、癖の強い馬だから騎乗経験があって良かった。
直線で完全に走る気を失って遊んでしまう馬で、
これの対策で控える競馬を始めたのはアンカツだが、
3戦続けたことで少しずつマジメに走るようになっている。
前走は他馬とぶつかるシーンが2度ほどありながら頑張った。
再び1200mに戻って、もう一歩前進を期待。

ビーセルズ自身が、自分の力を出せるようになってきたところで、
今回は相手関係がぐっと楽になる。
マルカフリートとセイクリムズンならば前走程度で互角だろう。
力を出し切れれば負けないと思うが、それはまだ期待出来ない。
単穴的立場ではあるが、かなり勝機のある単穴。
出走馬のほとんどが逃げ先行馬であり、
ハイペースで飛ばして各馬が最後に止まるところを、
一気の差しきりを期待したい。


8R グランプリサクセス ◎
小崎厩舎、フォーティーナイナー産駒の4歳牡馬。

中川助手
「前回の20キロ増の馬体は成長分。
 当てにしづらいが力上位。叩いた上積みを期待する」

前走は2ヶ月の休養明けだったが、20キロ増。
これが成長分ってのは俄かに飲み込めないところだがw
何はともあれ、叩いて良くなることは疑いようもない。
馬体が大きく増えたところで、前走は競り合いが激しくなった。
あれでは息が持たなくても仕方ない。
今回は相当な上積みを期待できそうだ。
ここ2戦は早めの競馬に活路を見出そうとしているようだが、
突っ込まなくても競馬は出来る。出たなりで良いだろう。
今回も、前走競り合ったゴッドエンブレムがいる。
ゴッドの鞍上は後藤なので、番手につかれると厄介。
出来ればゴッドを行かせてこちらが2番手から進みたいところだな。
最初をスムーズに行ければ、1000万でも連対した力でなんとかなる。

追い込み強烈なトーセンスターンは気になるが、
2頭の兼ね合いがしっかり行けば、行った行っただろう。
アンカツが上手く後藤を捌いてくれると信じて、
単勝と馬連と馬単1点ずつで行ってみたい。


10R ダイシンプラン ◎
松田博師
「前走は早めに抜け出しフワッとしてしまった。
 力はあるし、脚の使いどころひとつだろう」
先生の仰るとおり、抜け出すのが早すぎた。
あの距離で頑張るには、もう100mは我慢する必要があった。
前走は自信満々に乗りすぎたって所。
今回は距離が短縮して馬場も良くなるし、
本来の驚異的な末脚が爆発することだろう。
今日、ガイセンが脅威のラスト33秒台を出したが、
この馬もそれを繰り出せると思う。
テイエムアタックがどこで動くかは分からないが、
グロリアスウィークが前で頑張っていることは確か。
この2頭のどちらかを目標にスパートして、
強靭な末脚をもって、圧倒してほしい気持ちでいっぱいだ。
苦戦など見たくはない。楽勝を期待。
このレースで買う馬券は単勝しかない。


11R ジョリーダンス ▲
堀師
「中間落ち着いているので状態面に不安はない。
 前走で着用したブリンカーは裏目に出てしまったので、
 今回は外す」
悪いかもしれない要素は少しでも取り除きたいところ。
普段から走りに集中しないってほどに変な動きをする馬じゃないしね。
ブリンカーを外すというのはプラスにとらえておきたい。
といっても、前走は基本的に相手が強かっただけのことで、
よって大幅な相手弱化の今回はやれる可能性が高い。

逃げ馬不在で誰が行くのか分からないが、
枠的にレッツゴーキリシマかマヤノツルギのどちらかが行くか。
サイレントプライド、スプリングソングあたりは待機。
誰かがよほど思い切らないと、ハイペースにはなるまい。
まあ現級でスローまでは行かないだろうが。平均ペースかな。
昨年は後方から差し込んで2着に食い込むことが出来たが、
今年のメンバーならば先行して粘りこみのほうが良さそう。
あくまでスタートしてからの行きっぷり次第ではあるが。
もうすぐ8歳になる牝馬であって、ここまで頑張っているのが脅威だが、
2走前の頑張りからすれば、もうひと頑張り出来て良い。
相手に恵まれたここで、一発期待したいところだ。

ところで、人気サイドの馬は全部信用ならないと思うw
単複買って、それまでにアンカツが勝ってたら、
ワイドで総流しでもしようかなと思う

土曜日の結果

2008-12-20 21:45:58 | 競馬
小牧が落馬したようだね。岩田が加害者として失格になっている。

パトロールを見るとそんな酷いレースではなかったが、
(JRA発表で「急な」という言葉がない。
 進路妨害で降着するときは必ずつく言葉だ。
 他者を落馬させ失格になった時に、例外的にこうなることがある。
 斜行したわけじゃないけど落としたから失格ですよ、ってね)
小牧の馬が脚をすくわれるような感じになってしまったようで、
(マツリダゴッホがセントライト記念で落馬したのに似てるな)
狭い空間でせめぎあう競馬の怖さをまた一つ見た。
小牧は今週は駄目と言うことだが、
骨折じゃなく打撲のようで、酷いことにはならず安心。
毎日毎時毎分、アクシデントがないことを祈ってはいるが、
特に来週は今年最大のレース、ダイワスカーレットの大舞台。
明日は騎乗数が増えてしまったが、アクシデントがありませんように。





1R アリデッド 4着
上々のスタートから追っつけて前へ。
最初はいつものように置いて行かれそうな感じだったが、
今日はなんとか踏みとどまって4番手でダート入り。
砂に入ってすぐに3番手に浮上。
今日の行きっぷりは上々。
ハイペースで逃げるラストダンスを離れた位置で見ながら、
2番手のナムララピスの動きに併せる感じで進出。
4角を上がってきた感じは悪くないんだが、
直線に入って少ししたところで完全に脚が上がった。
ゴール前ギリギリまで粘って4着だったが、
直線半ばの感じだと、むしろよく4着に残れたなという感じ。
今日は前につけられたが、やはり最後に脚が止まった。
うーん、これならばまだ後ろからの競馬のほうがマシか。
良いんじゃなくて、マシかどうかってのが悲しいが。


2R スマイルミッキー 1着
出があまり良くなかった上に格好も悪い。
立て直して追っつけて先団の後ろまで行けそうな気配だったが、
そこで脚を使うことをやめて待機を選択。
隣で同じようなスタートだったステキナコイビトと比べたら一目瞭然。
中団で待って、600mくらいして落ち着いてから進出を開始した。
そこそこ速いペースで流れていて、馬群の外へじわっと出る。
逃げたレッドハイヒール以外の先行馬が怪しくなり、
一気に飲み込む感じで伸びてきたのだが、そこからが案外。
内で粘るアスカノヨアケにてこずる感じで叩きあいになったが、
最初我慢していただけあって、余力が違ってねじ伏せた。
さすがアンカツ、最初の行動が良い選択だった。
1分14秒0。なんとも平凡な決着。
ダートの未勝利戦は何度やっても・・・ってところだ。
ミッキーの雰囲気を言えば、もっと走りそうだったけど。


3R クリアソウル 4着
あまり良くはなかったが、全体的にばらついたスタートで、
相対的にはほぼ五分の出だった。
最初から待機を選択、追い込みに賭ける形。陣営の要望だろう。
好結果だった最初の2戦を踏襲した形で挑む。
レースは平均ペース、後方からエリザベスムーンがじわっと動く形。
全体的にも早めに動いた感じがするが、
アンカツは一人、4角を回るまで動かずに我慢。
インを回ってから一気に外へ持ち出した。
追い出されてしっかりと反応、グングン脚を伸ばしてきたが、
同じく後方で脚を溜めていたボンバルリーナには劣っていた。
結局あと一歩及ばずの4着まで。
でも、良いレースを出来たんじゃないかな。
馬体が減っていたことも少なからず影響があっただろう。
もうひと息だ、牝馬限定戦で頑張って欲しい。
中山があうようには思えないが、相手は今回みたいに厳しくないし、
次は中山で良いんじゃないかな。


7R キタサンガイセン 1着
スタートはあんまり速くない。
まあ松博厩舎の馬だし、マシなほうか。
ちょっと気合いを入れて集団の後ろにつきに行く感じ。
7番手の真ん中、馬群のど真ん中から。
道中ぐっとペースが落ちる場面もあったが、
ちょっと気合いを入れながらで追走が楽な感じはしない。
ただ、4角に差し掛かったところで一気に楽になった感じ。
4角の立ち上がり、ラスト3ハロン目から一気にペースアップ。
好位を進んでいた2番人気のキングストリートの勢いが良く、
一気に先団を飲み込みながら先頭へ、そのまま独走態勢。
それを後ろで見ていたガイセンとアンカツ、
直線に入ってからスパートしたが、最初はちょっとヨレ気味。
しかし真っ直ぐ伸びだしてからが凄かった。追えば追うほどに伸びる。
ゴール寸前でキングストリートを捕まえて、めでたく新馬勝ち。

上がり3ハロンはなんと33秒7。
今阪神開催でぶっちぎりのトップとなった。
今の阪神で速い上がりを使えないのは明らかで、
距離が短かったり、スローになっても34秒ちょっとが限界。
このレースにしても、速いのはガイセンとキングストリートだけ。
この2頭、特にガイセンが素晴らしいスピードとパワーを持っていることは、
疑う余地はないだろう。これは相当に走りそうだ。
これでいて、アンカツも先生もまだ腰が緩いと言う。
(スタートが遅かったり、直線入り口でふらついたのはそれが原因っぽいな)
リーチザクラウンと真っ向から戦える予感がする。
次が待ち遠しい。楽しみな馬が出てきた。


8R サンマルチーフ 4着
まあまあのスタートから先行態勢。
5頭ばかり速い馬を行かせて先団を見ながらじっくりと。
逃げたサクラプレジャーが非常に速くハイペース。
じっと脚を溜めて良い感じで進んでいたと思うのだが、
4角を回っても相手が全然落ちてこない。
逃げたサクラを筆頭に3頭がそのまま粘りこむ態勢。
好位で丁寧に脚を溜めて直線スパートしたが、
前が遥かに遠く、直線半ばではもう諦めざるを得なかった。
これは形としては相手を舐めすぎた感があるが、
時計的にはいつも通りに走っているので、
単純に上位3頭が凄かったということで良いんじゃないかな。
この馬は「堅実に1分12秒」の馬だからね。


9R セトノアンテウス 1着
好スタートから追っつけ気味に前へ。
気持ち良く出たからか、まずは出していく作戦。
飛び出して行って、それからすっと下げて3番手。
アンカツが先行策をとるときの常套手段となった。
グッドキララが予想外の2番手になったが、
これが目標となる存在には変わりない。
直線まで淡々と進んでグッドキララが先頭に立つところ、
直線に入ってスムーズにスパートして一歩一歩追い詰める。
ゴール少し前にしっかりと捕まえると、
今度は後ろからボストンオーが急襲してくる。
最後はゴールを合わせに行って、なんとか封じきった。
昇級戦だったが鮮やかに勝利へ導いた。お見事。


10R フライングメリッサ 4着
好スタート。ゆっくりと先行策。
ドリームストライドが出て行って2番手。
まったく予想通りの展開。ペースはミドルスロー。
いつでも飛び出せる手応えで待っていたが、
4角前からじわっとドリームに並びかけて直線へ。
しかし直線の立ち上がりで大きく外へ行ってしまい、
内のインにいたタガノエルシコに内を突かれる。
(併せ馬をするためにわざと空けたのか?)
そのエルシコに併せて一瞬だけ一緒に伸びかかったものの、
やはり瞬発力が違ってあっさりと置いて行かれた。
馬群に飲み込まれそうで飲み込まれずに4着入選。
これは馬のタイプを間違えてた感じ。
鮫島厩舎には珍しく乗ったことがなかったから、
試したいことがあったんだと思うが。


11R ピサノデイラニ 2着
好スタートか少し出していく感じで前へ。
やはり枠が利いて楽々と先頭に。
1角前に外枠からたくさん来ていたが、
あんなことをしたら物理的に外に膨れるだけなのにな。
2番手のコロナグラフは特に突っかかっては来ない。
淡々としたペースに持ち込んで、道中は手応え十分。
4角からじわっと離しながら最後の直線へ。
結果的に、ここでデイラニとコロナが離れて、
その間隙をついてネイキッドが上がってきたのが辛かった。
デイラニの後ろをそのまま回ってきて、追い比べて向こうが外の後ろ。
同じような実力の馬の叩きあいならば、後ろの馬が勝つのは当然のこと。
むしろ、ゴール寸前までよくぞ粘ったという感じ。
アンカツによれば、これでまったく力を出していないそうだ。
これならば勝つのはすぐだろう。

土曜日の騎乗馬と予想

2008-12-20 05:46:40 | 競馬
今日と明日は更新が夜になると思います。
土曜はちょっと頭数が多くなってしまったけど、
来週へ向けてアクシデントがありませんように。
さて、出かけるか・・・。




土曜 阪神
1R アリデッド ▲
西園師
「1400だと前半の芝部分で置かれるが、
 勝てる能力は持っているからね。流れに乗れれば」
ブックによると6番人気らしい。しかも10倍前後とか。
壊れかけのオッズ予想ソフトだけならともかく、記者の印もほとんどない。
アンカツだから6~7倍にはなるとしても、
ここまで舐められるとは・・・強くは反論できないのが悲しいがw
つっても、アリデッドが時計通りに走りゃまず勝ち負けだぞ?
ダートの未勝利戦なんてのは、時計順に買ってりゃ半分は当たる。
それくらいに未勝利レベルの時計ってのは信用できる。
弱い馬って、周りに左右されず同じ時計でしか走らんことが多い。
人気しそうなナムララピスとかエオストレとかは、
まったく大したことが無いというか、凡走アリデッドと変わらんよ。
好走アリデッド(これが望み薄w)ならまず負けることはないと思うが。
最初に置かれるのは仕方ない。スタートさえ決まってくれたら。
まず単複だけで大いに楽しめそうだが、
ラストダンスと馬単、馬連、ワイドを1点ずつ買っておきたい。


2R スマイルミッキー ◎
柳助手
「気を抜くところはあるが、状態自体はいいからね。
 実戦に行って集中して走れるようなら」
初ダートの5頭はどうなるかは分からんけども、
ダート組でスマイルミッキーが抜けているのは間違いない。
前走テンが速かったグリッターアイスがハナを切るだろうけど、
それ以外は特にテンからスピードのあるという馬がいなくて、
いつものミッキーのスタート後の動きならば、
楽に3、4番手くらいになると思う。
そんで止まった馬を交わして先頭に立って独走じゃないかな。
別にこちらが強いとかいう話じゃなくて、
相手が弱すぎて独走になってしまうと思う。
気を抜く面があるということでそこは気をつけて欲しいが、
スムーズに外に出れたら勝てる、というか競り合いにならないと思うが。

というのは前走ダートを使っていた組に対する言葉。
初ダート組、特にアスカノヨアケがどこまで走るか分からんので、
単勝にがつんと行くわけにはいかないだろう。あんまりつかないだろうし。
ここは1着頭固定で馬単総流しをしてみたいな。
ガミは覚悟で、大荒れを祈って見守るのも一興だろう。
何があってもおかしくないくらいに、弱い馬が揃っていると思う。


3R クリアソウル ▲
鈴木助手
「前走はメンバーが揃っていた印象。
 展開はカギとなるが、輸送で馬体が減らなければ」
前走2、3着の馬の中では、
人気だがやはりエリザベスムーンが一歩抜け出している印象。
この馬が後退して、前走退けた馬たちにやられるのは考えにくい。
大きく退けたスイートマトルーフが次に2着なのがヒント。
結構順列がしっかりと決まる感じがする。
思い切ってエリザベスにやられた馬とスイートにやられた馬は全部消す。
決まらないのがクリアソウルとタフネスデジタルとキシュウグラシア。
この3頭のどれかが、エリザベスを食うシーンがあるだろう。

牝馬限定のフルゲートの阪神マイル戦。
名を挙げた4頭はどれも末脚のしっかりしている馬で、
よほどペースが落ちない限りは、
このうち2頭、もしくは3頭が馬群を抜けてくると思う。
4頭BOXで3連単的中を期待したい。
エリザベスが頭で絡んでも浮くだろうし、負けてくれたらでかそうだ。
どちらかというとタフネスデジタルが勝つような気がして、
クリアについては、実はそんなに期待はしていないが、
もちろん頑張って欲しいので単複も買っておきたい。


7R キタサンガイセン ◎
松田博師
「時間をかけて乗り込んできたし、動きも徐々に良くなってきた。
 初戦から力は出せる」
ジャコスキーとキングストリートが人気を分け合いそうで、
ガイセンは少し離れて3番人気になりそうな感じ。
俺が調教から受ける印象はガイセンとジャコスキーの戦いってところ。
2頭の馬連と馬単を1点ずつ買って、
後は単勝だけ買って素晴らしい船出を期待したい。
大物だと良いなあ。


8R サンマルチーフ ◎
大橋師
「馬体増の影響かここ2走が伸びそうで伸び切れず。
 連闘と距離短縮でもう一押しを期待」
馬体増ねえ。言われるまで全く気づかなかったが。
確かにここ2戦は過去にない510キロ台に突入している。
つーか・・・5戦連続でプラスじゃないか。
このレース間隔でこれはすげえなあ(褒めてはいないw)
2ヶ月半で5戦して16キロ増てどうなんだ。
今回、連闘で出てきた気持ちがよく分かったわ。
これはちゃんと狙って出走してきているな。
馬体がしっかりと絞れていたら楽しみは大きくなる。

伸びそうで伸びずといいながらも勝ち負けになる馬。
現級最強を争う馬であることに疑う余地はなく、
外枠から気持ち良く走ってくれれば勝てないかな。
詰めの甘い馬ではあるが、
今回の相手関係ならば勝ちきって欲しいところ。
人気はするだろうが、元来の詰めの甘さが利いて妙味は残っているはず。
しっかり絞れること前提に、単勝1点で。


9R セトノアンテウス ◎
寺井助手
「今週は坂路で52秒と状態は万全。
 昇級戦で距離延長だが、スピードは十分通用する」
昇級戦にはなるが、相手関係は軽い。
逃げるだけのグッドキララが本命ならば戦いやすいね。
トーホウドルチェ、ボストンオーが前に行くだろう。
倒すべき相手は前にいるなら流れが緩むことはない。
グッドキララ自体がハイペースの逃げ馬だしね。
アンテウスは今回久々の1400m戦だが、
ずっと1200mを使ってきただけに、戸惑うことはなさそう。
寺井さんの言う通り、計算上は簡単に流れに乗れる。
4番手か5番手の絶好位からになりそうだ。
そこから伸びきれるかどうかはアンテウスの能力次第だが、
ここ2戦の末脚ならば十分に戦えると感じるし、
この相手ならばいきなり好勝負して欲しいところ。
相手には後ろから飛んできそうなメイショウローランを。
単複と馬連、馬単を1点で。


10R フライングメリッサ ▲
寺井助手
「使い詰めだが出来は安定している。
 切れる脚はないが、時計がかかれば勝ち負けは可能」
9頭の小頭数のうち、先行馬は3頭。
メリッサとドリームストライド、メイショウグラードだが、
どれもテンが特に速いことはなく、逃げ馬ではない。
ドリームストライドを逃がして番手に取り付くか、
こちらが逃げてドリームが番手になるか、
どちらにせよスローにはなりそう。
序盤は流れに乗りやすいと思う。
能力的には落ちそうなドリームが壁になりそうなのは良い。
が、そのままちんたらやってたら瞬発力勝負に巻き込まれて、
あっさりと差し込まれることは目に見えている。
後方からタガノエルシコが自力勝負にやってくることは濃厚。
これが来る前に、どのタイミングで飛び出すかが問題。
勝ちきるシーンを想像するのがかなり難しいレース。
メイショウグラードと早め先頭で叩きあいになり、
それが平均ペースで上がりがかかるのが理想か。
上がり33秒台が不可能な現在の阪神競馬場が頼み。

一つ、マイナス方向の期待だが希望はある。
これだけの小頭数ならばエルシコが最初から前に来るかもしれない。
過去走からして、エルシコは前に行ったらまったく伸びない。
凡走した3戦のうち2戦はそのパターン。
ま、岩田が間違えることは無いと思うけど。
ちょっとだけ期待して単を買っておこうかなとは思う。
基本的には、エルシコの2着争いを頑張るレース。


11R ピサノデイラニ ◎
葛西助手
「きっかけをつかめばOPでもやれる馬。
 気持ちの問題だけだから、気分良く行ければ」
この厩舎、気持ち次第の馬が多いの何のw
でも見ていて、実際にそうだろうと思えるから困る。
外からブルーレパード、コロナグラフあたり行きそうだが、
2枠に入った以上は先手を主張になるだろう。
デイラニは常に12秒ラップを刻み続けるタイプの馬だから。
こちらが出て行けば、無理に競ってくることもあるまい。
行ってから絡まれえたらもう引けないから、信用は出来ないが。
こういうのは2番手でついてくる騎手の思いつき一つ、
逃げ馬は常に相手次第。逃げ馬の信用出来なさだな。
外だったら自信を持って本命と言えたんだが。

いっそのこと速めの逃げを打ってみたらどうかな。
葛西さんの言う通りに、気持ちよく行けるだけ行ってみたら。
過去走からして好位から組み立てることは考えていないみたいだし。
そこはアンカツの考え一つか。スタート次第だな。
外の馬が無理に先手を主張して、
すんなり3番手あたりになったら話はもっと簡単なんだが。
どこについても、すぐ後ろにネイキッドについてこられるだろう。
ハンデ通りに実力は2頭が抜け出している。
順当にいけば、内枠から先行した2頭の叩きあい。
2頭はかなり堅そうに見える。
1頭単走で走るなら強いのはこっちだろうが、
競馬をして飛ぶとしたらこっちなんだろうなw

今週の騎乗馬

2008-12-18 23:22:17 | 競馬
土曜 阪神
1R 2歳未勝利(牝) ダート1400m アリデッド
西園厩舎、ダンスインザダーク産駒の2歳牝馬。
走るたびに悪化しているような気がしないでもないが、
とりあえずは未勝利の上位に位置している。
今回の相手はエオストレ、ナムララピス、ラストダンス。
時計的にはこちらが上位と言える。
アリデッド自身の走りの悪さを前にあんまり自信はもてないが、
この相手で3着を外されるとどうにもならんなという思いだ。
てか、負けるのもどうなんだ。この相手にも負けちゃうのか。


2R 2歳未勝利 ダート1200m スマイルミッキー
松永幹厩舎、コロナドズクエスト産駒の2歳牡馬。
ダートを使って連続2着。前走は凡走して6着。
重馬場で時計が速くなったのが悪かったか。
コンスタントに1分13秒半ばで走る馬のようで、
未勝利の中級という位置付けでいいだろう。
相手に恵まれれば好勝負という感じの馬だが、
今回は恵まれたなんてレベルじゃないな。
前走で掲示板に載った馬は1頭もいない。
時計的に、1分13秒5で走ったら5馬身~大差で勝てる相手関係。
普通に走ることを祈ろう。相手が弱くて勝ち負け確実。


3R 2歳未勝利(牝) 芝1600m クリアソウル
斉藤誠厩舎、アグネスデジタル産駒の2歳牝馬。
ミクロコスモス、カウアイレーンが一騎打ちをした新馬戦。
片方は阪神JFで3着、片方は次走でレコード勝ちの馬。
2頭は非常にハイレベルな上がり33秒4を掲示したが、
このレースで後方から唯一追い込んだのがクリアソウル。
2戦目も追い込んで2着。楽に勝ちそうな雰囲気だったが。
3戦目は好位から伸びきれずの6着。これは凡走。
追って味のありそうな馬だと思うんだけど、前走が分からんね。

前走2、3着の6頭がそのまま相手になるだろうが、
牝馬限定戦を戦っている馬がほとんど。
牡馬相手に戦ってきた力を見せて欲しいね。


7R 2歳新馬 芝1800m キタサンガイセン
松田博厩舎、スペシャルウィーク産駒の2歳牡馬。
特に目に付く血統の馬ではないが、
調教の動きは大したものだね。
併走馬に遅れたことがほとんどないようだ。
今週も終いを鋭く伸ばして軽く先着、態勢万全だ。
来年の牝馬クラシックのパートナーは決まったし、
これからは牡馬を探さないといけない。
どんなものか、注目しよう。


8R 3歳以上500万 ダート1200m サンマルチーフ
大橋厩舎、チーフベアハート産駒の4歳牡馬。
現級は既に勝っていて、さらに上で即座に連対もした。
500万にいたらおかしい馬なのだが、
惜敗に次ぐ惜敗で未だに500万で金を稼いでいる。
これはこれで悪くないのかもしれないが、
ここ3ヶ月で6戦目、ついに連闘で出てきた。
とてもじゃないが、現級での人気が3-2-1-1で、
着順が0-4-0-3の馬のローテーションとは思えない。
これで勝てなきゃ放牧、くらいの覚悟じゃないかと想像出来る。
(対極の考えとしては、除外権を取ろうとして抜けてしまったかも)

とにかくその能力を疑う余地はない。
相手を見渡しても、この馬が一番強いだろう。
普通に回ってくるだけで勝ち負け。
そんな状況で何度も勝ち損ねてきた馬ではあるが、
連闘で詰めの甘さが出なければ勝ちきりそうだ。


9R 北節特別 芝1400m セトノアンテウス
鮫島厩舎、ロックオブジブラルタル産駒の3歳牡馬。
今年最初、期待を背負ってダートでデビューしたが連敗。
芝に変わってすぐに勝ち上がった。
500万では、常に人気を背負いながらも惜敗続きだったが、
先行をやめて先団の後ろで我慢するようになった2走前から、
抜群の脚を繰り出せるようになって、前走は楽勝。
良い競馬を出来るようになったね。ここは昇級戦だが期待したい。

逃げ馬グッドキララ、追い込み馬ゴッドスマイルユー、
スプリントの先行馬トーホウドルチェあたりが相手か。
ざっと見て、相手はそんなに強くはないな。
頭数が11頭なのもプラスになるだろう。
これくらいならば最初から好勝負になりそうだ。


10R 猪名川特別 芝1800m フライングメリッサ
鮫島厩舎、ダンスインザダーク産駒の4歳牝馬。
9頭立て。そのうち格上挑戦が3頭。
非常にぬるい構成。タガノエルシコの1強。
現級最高の末脚を持つエルシコが小頭数に恵まれ、
絶対に負けられない1戦といえるだろう。
フライングメリッサは2番手集団の1頭。
切れる脚はないが地味に伸びて掲示板を確保できる馬。
久々に1800mを使うことになるが、
この小頭数で逃げ馬不在なら先団追走は楽だろう。
どれだけ粘れるか、楽しませてもらいたい。


11R 大阪スポーツ杯 ダート1800m ピサノデイラニ
藤沢和厩舎、フサイチペガサス産駒の4歳牡馬。
ウォーエンブレム、マチカネニホンバレが除外か回避か。
何気にデイラニの1強になったような感じだな。
現級に帰ってきたネイキッドがライバルになるだろう。
復帰してからは後一歩のところで伸び切れていないが、
前走はハイレベルだったし、あれくらいやれれば。
出来ればブルーレパードを逃がして2番手から行きたいところだな。
どうあれ、この相手ならば3着を外すことはなさそうだ。
後は勝ちきるまでいけるかどうか。
OPで活躍するためには、ネイキッド以外に苦戦などしていられないが。




日曜 阪神
1R 2歳未勝利 ダート1400m ナニハトモアレ
鮫島厩舎、ブラックホーク産駒の2歳牡馬。
調教の良さがまったく出なかった初戦だが、
砂に変わって改めて初勝利を目指す。
調教の動きはさらに良くなっており、
相手関係にもかなり恵まれた。
こちらがしっかり走れば勝てそうだ。
相手は、シルクメビウスだけが標準より上か。


3R 2歳未勝利 芝2000m ペパーミントラヴ
松田博厩舎、シンボリクリスエス産駒の2歳牝馬。
出来ることなら牝馬限定戦を選んで楽なレースをしたいが、
残念ながら2000mの牝馬限定戦はない。
相手関係よりも、この馬自身の相当なずぶさが問題であり、
このレース選択は正しい。
2回使って、いい加減反応が良くなってくれれば良いが。

前走2着の3頭が必勝を期しているような馬たちで、
相手関係は相当に厳しいけれども、
前走は現在4連続2着中のメダリアビートと接戦にはなったから、
これらが相手でも良い勝負にはなってくれるだろう。


10R 逆瀬川特別 芝1800m ダイシンプラン
松田博厩舎、タイキシャトル産駒の3歳牡馬。
9頭立てだがハイレベルな三つ巴戦。
グロリアスウィーク、テイエムアタックを相手にどう戦うか。
総合力は高いが詰めの甘さの権化みたいな馬であるグロリアスを目標に、
プランとテイエムが並んで急襲する形だろう。
とても興味深い一戦。


11R 阪神C 芝1400m ジョリーダンス
堀厩舎、ダンスインザダーク産駒の7歳牝馬。
ファリダット、スプリングソングの2強レースだが、
2頭ともにスプリンターである。
好きな距離を選べといったら、間違いなく1200を選ぶだろう。
その次がマイラーのサイレントプライド、レッツゴーキリシマ、
それからOPで戦っているゲイルスパーキー、
昇級のソルジャーズソングといったところか。
これは改めて書く事もないか。
非常に微妙なメンツでG2と呼ぶには苦しい低レベル戦。
3着だったスワンSよりもレースレベルは低い。
もう上積みはなくとも、退化せずに長く頑張っている馬。
残された力で普通に走れば好勝負だと思う。

全日本2歳優駿結果他

2008-12-17 22:21:18 | 競馬
スズカワグナーは8着
特に書く事もないんだけどw 一応回顧。

上々のスタートを切って、追っつけながら前に行こうとしていたが、
外からリスペクトキャットが速くて前に切れ込まれた。
それが不利になるほどにこちらは速くなくて、
自然な進みで7番手のイン、コーナーワークで5番手のイン。
ドロドロの馬場の中、良い位置につくことは出来たが、
800m過ぎあたりでもう手応えが怪しい。
ひたすらインのコーナーワークだけで、直線一度は5番手を窺ったが、
そこからまったく伸びずに8着に終わった。

これは・・・馬場が酷いんでね。
ダート適性とかよく分からん状態だったな。
アドマイヤドンが負けた1回目のJCDのような状態で、
普通ダートってのは雨が降ると締まって走りやすくなるものだが、
それを超えて水溜りのようになるとまた適性は別になる。
何が悪かったのかよく分からん負けだった。収穫ないなw

ところで、勝ったスーニはとても強かった。
予想で書いたが、前走は強いと思わなかった。前々走はとても強いと思った。
この馬はサウスポーなんじゃないかな。
次は左回りのドバイへ行くんじゃないかと思うけど、頑張って欲しいね。



ダイワスカーレット 1週前追い切りは抜群
アンカツが乗ってCWで追いきられた。
いつもは栗東坂路で2本時計を出す調教をしているが、
今日はまず坂路を1本、60.2-44.0-29.7-15.3で上がり、
それからCWでの一杯の本追いきりとなった。
長めの7ハロンからの時計。

94.9-79.3-64.7-51.2-38.4-12.6

坂路1本目の時計もそれなりに出してるからねえ。
そのすぐ後にCWでこれだけの時計を出せるのはさすがだな。
全体時計はロジユニヴァース、ワイドサファイアについで3番目。
ハードさを言うなら、栗東全体で飛び抜けて負荷をかけた調教をしている。
スカーレットは、これまで出せるけどやらないというのが多かったが、
今回は年末の大一番ということで、本気で来てるね。
これだけの調教を出来ることが、絶好調である証だろう。
来週はさっと流して長距離輸送に備えることになると思う。
美浦ではマツリダゴッホも抜群の動きをしているようだ。
完璧に打ち倒して、来年の海外遠征に向かいたいところだ。



アドマイヤオーラ 万全
オーラの復帰戦は来年の最初だが、
既にレースを出来そうなところまで仕上がっている。
今日はDWで高田を背に馬なりで追いきられて、
84.1-68.3-53.7-39.8-11.8をマーク。
全体時計もそこそこ出ている上で、軽く流して11秒台が出る脚力はさすが。
調教の質は十分ですぐにでも戦えそうだが、
そこはやはり長期の休養明けなので、もう少し時間をかけると安心だろう。
初戦からほぼ能力全開のオーラが見れそうだ。
昨年は2着に惜敗したが、今年は圧勝でスタートしたいところ。
まずは年末だが、年明けも楽しみ。



ブリリアントレイ出走
松国厩舎のキングカメハメハ産駒の牝馬、
ブリリアントレイが今週の芝1600mの新馬戦(牝)に出走する。
3冠牝馬スティルインラヴの妹になるな。
かなり長いこと調教を積んできていて(10月中旬に入厩してる)
アンカツも3週間くらい前に調教に乗っていたし、
いつでも出れそうな調教時計を出していたのだけど、なかなか出てこなかった。
行こうと思えばいけるけど、もっと良くなるのを待っていたそうだが、
ついに松国さんからゴーサインが出た。グンと良くなったそうだ。
今日の追いきりはアンカツが騎乗してDWで馬なり。
5F73.1-56.0-40.4-11.9
松博厩舎のような調教をしたが、馬なりで終いよく動いてるねえ。
これはかなり走ってくるんじゃないかな。



それから、初戦で人気を裏切ったナニハトモアレも今週出走予定。
坂路でアンカツが乗って良い動きをしている。
初戦はあまりにも見せ場がなかったので、逆に心配はしていない。
人気は落としてくれるだろうし、馬券的にはこれが楽しみだな。

全日本2歳優駿

2008-12-16 23:21:34 | 競馬
明日は川崎競馬場にて2歳ダート王決定戦である全日本2歳優駿。
アンカツはスズカワグナーで参戦することになった。

12月17日
全日本2歳優駿 G1 川崎・1600m
1 モエレエターナル  牝 川崎・酒井忍
2 チョットゴメンナ.   牡 北海道・今野忠成
3 ワンダフルクエスト 牡 北海道・五十嵐冬樹
4 ソウブムテキ     牡 大井・柏木健宏
5 スズカワグナー   牡 栗東・安藤勝己
6 ナイキハイグレード. 牡 船橋・戸崎圭太
7 ナサニエル      牡 北海道・服部茂史
8 リスペクトキャット.  牡 美浦・三浦皇成
9 ヴァルダマーナ   牡 川崎・御神本訓史
10 メトロノース     牡 栗東・C.ルメール
11 マイネルヘリオス  牡 愛知・宮下瞳
12 スーニ        牡 栗東・内田博幸


3連勝で兵庫ジュニアグランプリを制したスーニが断然人気。
北海道2歳優駿を楽勝したメトロノースと、
大井のハイセイコー記念を制したナイキハイグレードが2番人気を争う。
ワグナーは離れて4番人気になりそうかな。

今更だけどスズカワグナーの戦歴を振り返ると、
札幌の新馬戦を逃げて楽勝。
この時は1角と直線でフラフラして非常に危なかった。
その1戦から中5日、コスモス賞へ連闘。
わずか1戦経験しただけでレースぶりが一変。
2番手にいたが少しずつ位置を下げながら脚を溜め、
直線で狭いところを突き破ってあっさり連勝。
軽く下したイグゼキュティブは、札幌2歳で2着、京都2歳を制している。
休み明けとなった前走の東京スポーツ杯2歳Sは5着。
良い位置にいたが、直線入り口の勝負どころで反応できずに次々と入られ、
完全に置いていかれてから伸びてきての5着だった。

ここまで3戦ではっきりしていることは、
まず馬体自体はしっかりと出来ているということ。
2歳馬の中では上位の成長を見せている馬。
それから、仕掛けてから反応するまでが非常に長いということ。
勝った2戦目も、伸びてくるまで時間があった。
例えば、100mで5秒3~4のような脚は使えない。
その代わり、100m6秒弱をどこまでも続けることは出来る感じ。
洋芝で連勝したように、最低限のパワーがあるのは言うまでもないか。

現状は、一瞬の反応を求められる場面で後れをとってしまう。
極限の脚を求められるレースより、持続的に力がいるレースが良い。
ラジオNIKKEIをやめてダートに挑む理由もそんなところだと思う。
初ダートであり、実際やってみないことには分からんわけだが、
単走で走らせるならば、向かないわけがないだろう。
複数の馬の中で走ったときにどうなるかだけ。
戸惑うことなく先行策を取ることが出来たら、
実力的にはあっさりと勝てて良いはずだ。

ヴァルダマーナ、メトロノース、スーニ、
逃げ馬は外に揃ったので、出来たら先頭まで奪っちゃいたいね。
俺が思うに、初ダートの馬が消える原因の3~4割は、
砂への適性以前に、砂を被って・・・ってことだから。
それに加えて、上で触れたように反応の鈍さがある。
むしろ突かれる位で本領を発揮できるかもしれない。

もし外の馬がめちゃくちゃ速いならば、
それはそれで大歓迎すべきことだ。
こちらとしてはスローから一気に速くなることが問題なわけで、
ハイペースになってくれたらそれがなくなるからね。
その時は中団くらいに控えても良いだろう。
一瞬は切れなくとも、3ハロンの脚はこのメンバーなら断然のはず。



はず。
なんて、やってみなきゃ分かりませんw
まあ単勝で10倍くらいつきそうだから、
単複を買うだけで十分に楽しめるんじゃないかな。
芝でやったら難なく勝てる相手関係だ。
(スーニもメトロノースもナイキも前走はそんな強くは見えない。
 スーニは2走前を見たら、ちょっとやばいなあと思うが、
 この馬は狭い競馬場向きじゃないと思う)
砂でも圧勝する可能性だって普通にあるだろう。
ワイルドラッシュの砂適性を信じよう。
配当がかなりつくから単複買うけど、2、3着ってのはない気がするね。
走ったときは勝ってるんじゃないか。

先週の反省

2008-12-15 22:37:57 | 競馬
土曜 阪神
2R ガッチリガッチリ 11着
「体の張りなんかは良くなっていたけど、前半から進んでいかなかった。
 もっとやれると思っていたが」
ホントに最初から進まなかったね。
前走になくて、今回最初にあったのは芝。
馬の気分の問題かもしれないが、普通に考えりゃこれが問題かと。
1200mに使ってきたらまた買おう。1400だと怖くて買えない。
むしろ1800mに出てきたら買ってみても良い。


3R ダノンロゼ 3着
「流れが遅かったので早め早めのレースを。
 直線で1頭になるとフワフワしていたように、まだ芯が入っていないが、
 間違いなく走ってくるよ」
レースは確かにスローで、12.5-12.6-12.2-12.2と続いた。
アンカツが動いて、ラスト2ハロン目に急激に11.0を叩き出して抜けたが、
そこでばてたというよりフワついたようだが、12.2になって差された。
抜けたのが早すぎたということで良いと思うが、
勝負ところで一気に11.0の脚を使えたことは高く評価したいね。
なるほど、間違いなく走ってくるという言葉も頷ける。
現在の気性を考えて、脚の使いどころを少し変えてやれば、
次はあっさりと勝てるかな。楽しみだ。


7R ラインステッチ 6着
コメントなし。
スタートが改善して欲しい。


9R ハギノジョイフル 4着
「良い感じで運べているんだけど、もうひと伸びが利かないね」
レース映像から脳内でウィルビーキングの存在を消して見ると、
ジョイフルも、自身の持ち味を生かすべくマクリ気味の競馬をしている。
それで手応え良く上がってきて、最後までそれなりに頑張っている。
アンカツの言う通り、良い感じのレースではある。
今回は単純に上位2頭が強すぎたかな。


10R シルバーブレイズ 5着
「今日は意識的にゲートを出して、良い位置でのレースを。
 ただ、4角で思ったほどスッと反応してくれなかった。
 以前と違って歩様は本当に良くなっているんだけどね」
レースはスローになってラスト3ハロンの競馬に。
望むところだったはずだが、まったく伸びてくれなかった。
今回は、4角前から自分で動いていく感じの競馬をしたけど、
それがあまり良くないのかもしれない。
位置はどこでも良いとして、直線までじっとしたほうが良いんじゃないかな。
今回だけで決め付けるわけにはいかないだろうけど。


11R マコトスパルビエロ 1着
「今日は返し馬から動きが軽かった。
 この馬の勝ちパターンでレースが出来たし、強かったね。
 状態さえ良ければこれぐらいはやれる馬だよ」
嬉しい復活勝利。
クワイエットデイ、メイショウトウコンと真っ向から戦って互角だった馬。
キクノサリーレやダークメッセージ、マイネルアワグラスあたりが相手なら、
こちらの方が力上位だ。それを示した。
かなり遠回りしたが、久々に本賞金の加算に成功。
これでG1以外の中央重賞ならば全て出れるようになるだろう。
次の平安Sを制すれば、交流重賞の大半に出走可能になる。
年明けの金杯のオーラの復帰戦と並んで、待ち遠しいレースが出来た。


12R リーガルスキーム 2着
「砂を被ってモタついたけど、終いは良い脚を使ってくれた。
 もう少し落ち着きが出てくれば理想的だけど、
 このクラスは近いうちに勝ちあがれるよ」
あー、砂を被ったのか。なるほど言われて見直すとそんな感じだな。
エンジンがなかなかかからなかったのも、そのあたりの問題だろうね。
それでも、伸びだしてからの迫力は1000万のモノではなった。
1000万は次にでも勝つと思うけど、
もっと上でもやれる馬だと思うので、気性面の成長が欲しいね。




日曜 阪神
3R ブルーモーリシャス 5着
「もうちょっと良い位置で運びたかったんだけど、
 集団の後ろで動くに動けなかった。
 最後は伸びているんだけど、その時にはもうゴールだった。
 脚を余してしまったね」
1枠からのスタートで外にはずっと馬がいた。
で、前にいたメイショウマレンゴが邪魔でどうにもならなかった。
そのメイショウに乗っていた後藤も、
もっと前に行けば良かったと後悔するコメントを残していたりする。
後藤が行ってれば、こちらもそれを追ってスイスイ行けたはずで、
まったく違う結果になっていたことだろう。
様々な思惑が絡まって1つの結果になる。やはり競馬は面白い。
ゴール前だけだが、伸びだしてからは非常に鋭かった。
何らかの事情があって1400mを使っているのだと思うが、
2000mあたりのほうが良いように思えてならない。
急かされず、もっとゆっくりとリズム良く加速に入りたい馬だろう。


5R ロイヤルネックレス 9着
「返し馬の雰囲気は良かったし、
 外を回ってもスムーズなレースさえすれば伸びると思っていたけど、
 道中から嫌々走っている感じで気合いの入れ通しだった。
 今日は稽古の良い感じがまったくなかったね」
参考外としか言いようがない。
調教であれだけ走れる馬が、新馬戦ごときで物理的に9着になるわけがなく、
競馬という形で走らされるのを嫌がったのだろう。
実によくある話で、仕方ないなあと思うしかない。
次はここまで断然人気にはならないだろうし(よく売れたな)
改めて期待してみたいところだ。


10R コレデイイノダ 1着
「行かせれば行けるんだが、
 芝だと脚をタメた方がラスト伸びるタイプだからね。
 内々を上手く捌けたことが大きいが、
 気性が素直で乗りやすい馬だよ」
アンカツは2年前に少しコンビを組んでいたことがある馬。
砂でしか乗っていないけど、なかなかの好成績をあげていた。
しかし近走は大不振(8歳馬で年齢的なものと思われて仕方ない)で、
17番人気というのが、自身の大事な金を使うファンのジャッジ。
この馬に急遽乗って結果を出してしまうんだからたまらない。
芝では一度も乗っていないのに、どうすべきか組み立てが出来ていて、
そしてその通りに乗ってしまうんだから、凄すぎた。


せっかく17番人気などというレアな馬への騎乗になったので、
それについてデータを出してみたいと思う。
分母が少なくてデータってほどでもないけれど、
まあ面白いので。

まず、アンカツは地方時代も含めて18番人気への騎乗はない。
つまり、これまで中央で騎乗した中でもっとも人気がないレベルの馬だった。
ちなみに、17番人気の乗るのは3回目である。
アンカツの17番人気馬への騎乗時の成績は3戦1勝。
単勝回収率3100%、複勝回収率900%
覚えておきましょうかね。もう一生無いと思うけどw


過去に8番人気以下への騎乗は855回ある。
もちろん、そのほとんどが地方時代だが、
それらに乗ったときの平均着順を記してみたい。

        平均着順     騎乗成績
 8番人気    7.3  9-11-16-181
 9番人気    8.1  3- 6-11-161
10番人気    8.9  2- 4- 9-122
11番人気    9.7  2- 5- 3- 99
12番人気    9.6  2- 1- 0- 79
13番人気   10.8  1- 2- 1- 53
14番人気   11.7  0- 0- 0- 41
15番人気   13.5  0- 0- 0- 21
16番人気   11.2  0- 0- 0-  6
17番人気    8.7  1- 0- 0-  2

アンカツで14番人気以下になるような馬ではさすがに勝ったことはなかったが
全ての人気で、人気より上に持ってきている。
たとえ勝ち負けにならなくても、その評価より走らせていたということ。
今のアンカツは、豊と双璧の過剰人気騎手になってしまったが、
地方時代でも「アンカツ」の名を求めて穴馬は売れていた。
評価自体が過剰気味だったはずなのに、それより走らせていたのだ。
地方時代、どんな馬でも持ってくるといわれたアンカツだが、
本当に何でもかんでも走らせていたことが分かるデータだ。
今回の勝利は、久々に地方時代のアンカツ神話を思わせるものだったな。
今は疲れるし乗らないけど、乗ったらやっちゃうよ、ってとこだろう。


もうちょっとだけ掘り下げてみると、
8番人気以下では、平場より特別のほうが成績が良い。
目立つところで頑張ろうという意識は、地方騎手特有のものか。
特別だと単勝回収率が125%あったりする。無条件にプラス。
それから、これは当然といえば当然の傾向だけども、
ハンデ戦での成績が良い(全馬がゴールで一線に、が基本理念だからね)
はっきりいって素晴らしいの一言。

アンカツ 8番人気以下 ハンデ戦
4-4-3-48 勝率6.8% 連対率13.6% 複勝率18.6%
なんと、リーディング30位くらいの成績を残しているw
単勝回収率359%、複勝回収率165%と驚異的。
さらに一つ条件を付け加えるとこんなことに。

アンカツ 8番人気以下 ハンデ戦 芝
3-3-3-32 勝率7.3% 連対率14.6% 複勝率22.0%
単勝回収率421% 複勝回収率204%


アンカツ、ハンデ戦、芝、8番人気以下。
それ自体が超レアケースではあるけれど、
5回に1回以上は3着に飛び込んできます。恐ろしいw


ちなみに今回のレース、特別であり、ハンデ戦であり、芝でした。

今更言うなという話ですかw



11R ブエナビスタ 1着
「この馬が1番強いと思っていたからね。
 今日はゲートも普通に出ていたし、馬群の後ろを楽に追走できた。
 仕掛けるのがちょっと早いかなと思ったんだけどね。
 最後は遊んでしまっていたけど、
 先頭に立つと気を抜くようなところがあるから、
 そこでステッキを入れておいた。
 距離が延びてもまったく問題はないし、今後がホントに楽しみ。
 ボク自身もG1を勝たせてもらって良かったよ」
圧勝。何度見直しても圧勝。
後ろ過ぎじゃないの?と不安になった方が多かったと思うが、
俺は、アンカツの言う通りにむしろ少し早く動いたなと感じた。
パトロールを見ると、抜け出してから内にフワフワしているのが分かる。
ゴール前のアンカツのアクション。
近年のG1のゴールシーンで一番余裕を見せた鞍上だろう。
次元が違ったとしか言いようがあるまい。

最終単勝オッズは2.2倍。
馬単換算が2.5倍で、3連単換算が2.6倍だったから、
過剰なまでに単勝馬券が売れたということが出来る。
千万単位で、単勝の馬券が過剰に売れていた計算。
俺のように、ブエナビスタが勝つと確信していた人が多かったのだろう。
1時間前あたりから、100万円単位で次々と放り込まれているのを感じた。
金持ちは良いなあと思いながら、俺も些細ですが協力させてもらいましたw
上記の通りに、この単勝オッズは過剰だったといえるけど、
しかしレースを見終われば、つきすぎたと言って良いオッズ。
これをレース前に確信出来ていたことを勝手に誇りに思っているw

レースが終わって1日。
疲れは全くなく、けろっとしているようだ。
とりあえずは厩舎で調整を続けて、
少ししてから放牧に出してゆっくりさせる模様。
馬の状態にあわせて始動戦が決まる。
基本的にはチューリップ賞ということになるだろう。
疲れを癒して・・・ってほどに疲れてないだろうし、
元からのんびりとした馬なので、さらにリラックスされても困るけどもw
とりあえず冬休みということで、故郷で遊んできてください。


12R オネストジョン 6着
「外枠のほうが良いタイプ。
 ずっと前に馬がいたためか、抜けるだけの脚は使ってくれなかったね」
レース前に、もまれても大丈夫になってきた、というコメントがあったが、
裏を返せば、アンカツの言う通りにもまれないに越したことはない馬。
つまり、引いたのは失敗だったということで良いだろう。
ブリンカーを外したことも裏になってるんじゃないかな?
敗因らしきものはいろいろと見える。改善策も見える。
ならば、次は巻き返すだろう。