アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

来週の特別騎乗予定馬

2008-12-28 18:47:58 | 競馬
アンカツが中央入りした2003年以降、
G1で1番人気を背負った騎手の成績。

通算で、43-27-19-50
勝率30.9%、連対率50.4%、複勝率64.0%

さすがはG1といったところだろうか、
勝率、連対率ともに、全鞍成績よりも落ちることになる。
人気馬の受けるプレッシャーというのは半端ではない。
乗る人間、管理する人間の緊張が移ってしまうことが一つ、
他陣営からマークされる厳しさが一つ、
賭けられている金額の多さから来るプレッシャーも半端ではない。


ここで、そのG1で人気を背負って誰が凄いのかを挙げてみる。
1戦2戦だとさすがに数が多いので、3戦以上に絞る。
2年に1回、G1で1番人気に乗れる騎手ということになるけど、
ここまで条件が緩くても、その数は10人しかいない。
まずここに名が挙がることだけで、名手と呼ぶことが出来るだろう。
その上で成績を見てみたい。(白浜は障害での成績)

                勝率     連対率   複勝率
ペリ  5-1-2-0   62.5%  75.0%   100%
安勝 8-3-0-3   57.1%  78.5%  78.5%
デム 2-0-1-1   50.0%  50.0%  75.0%
武豊 16-7-4-16 37.2%  53.5%  62.8%
四位 2-2-2-1   28.6%  57.1%  85.7%
福永 2-1-2-5   20.0%  30.0%  50.0%
池添 1-1-0-5   14.3%  28.6%  28.6%
横典 0-2-0-1    0.0%  66.7%  66.7%
白浜 0-1-0-2    0.0%  33.3%  33.3%
デザ 0-0-2-1    0.0%   0.0%  66.7%


ペリエ、アンカツが抜けて凄いことが分かるだろう。
(ついでに豊の大変さも分かるがw)
G1で人気馬を人気通りに走らせることの難しさ、
アンカツを応援しているとちょっと忘れがちになってしまうけどw
プレッシャーに強い騎手ってのは限られている。
今日もまた、普通に決めてくれたアンカツに感謝したい。





来年は金杯が別の日に行われることになった。
アンカツ他、有力騎手にとって嬉しいことだが、
ちょっと・・・いや、相当に違和感があるなw
まあ、とりあえず両方に参加できることを喜んでおくけど。
今日は総大将が華麗に決めてくれたので、
副将に1年の最初を豪快に決めてもらいたいところだ。
久々に乗るダイシングロウも力をつけているので楽しみ。
それから、来週出走することになる前走惨敗の素質馬2頭、
ロイヤルネックレス、アドマイヤコブラの巻き返しも期待。
年齢は来年表記で。


日曜 中山
寒竹賞 芝2000m 未定


初日の出S ダート1200m 未定


中山金杯 芝2000m ダイシングロウ
松田博厩舎、ダンスインザダーク産駒の5歳牡馬。
先行型ではあるものの、ちょっとズブい所のある馬だったが、
夏にかけて1戦ごとに、急速に良くなって行った印象。
近走は小倉、新潟だったので乗ることはなかったが、
小倉記念でドリームジャーニーの2着に頑張ったように、
(相手はG3で最強の馬だろう)
G3ならば手の届くところまで来た。
使い込んでいた新潟記念は人気を裏切ってしまったが、
大惨敗だったので、さすがにあれが実力って事はない。

休養明けではあまり走る馬じゃないのが心配だが、
ズブさが残っていた頃の話でもあるので、
改めて期待を寄せてみたいところだ。
12月最初に帰ってきてからの調教が抜群。
松博流の調教でDWコースを長めにやっているが、
確実にラスト11秒台を使えているように文句なし。

相手をざっと見て、これは強いってのはいない。
ヤマニンキングリーあたりが1番人気だろう。
これならば、小倉記念程度に走れれば勝ち負け確実だ。




月曜 京都
福寿草特別 芝2000m 未定


初夢S ダート1800m 未定


京都金杯 芝1600m アドマイヤオーラ
松田博厩舎、アグネスタキオン産駒の5歳牡馬。
宝塚記念で戦線離脱したが、いよいよ復帰戦だ。
休養している間に、妹のブエナビスタがスターダムにのし上がった。
負けてられんところ。いきなり全開を期待する。
昨年はわずかに差し損ねて2着に敗れたが、
勝ったのはエイシンデピュティで後の宝塚記念馬だった。
前回の休み明けだった鳴尾記念でも良い末脚を見せた馬だし、
休み明けでもしっかりと走れる馬だと思う。
脚質が安定してきて、中団から差せるようになっているのも良い。

敵はハンデのみ。
トップハンデは確実だが、こなしてもらわないと。
勝って再びドバイへ向かって欲しい馬だ。
オーラでデューティーフリー、スカーレットでワールドカップ。
俺の中ではもうプランが出来上がってるぞw

日曜日の結果

2008-12-28 15:29:43 | 競馬
10R ダイワスカーレット 1着
期待通りの圧勝で2008年を締めくくった。

好スタートから数歩で早々に先頭に立っている。
内を見ながらじわっと出て行ったが、
押しているカワカミプリンセスより行きっぷりがいいため、
先手を取りきってレースを進めた。
調教通り、折り合いはばっちり。
アンカツの望むままのペースを刻んだ。

レースラップは以下の通り。
6.9-11.2-11.9-11.2-11.9-13.0-
13.2-12.4-11.5-11.9-12.0-11.7-12.7

1000mの通過が59.6。
有馬記念史上を見ても、速い部類のペースで入った。
11.2-11.9-11.2-11.9とか、
なんか面白いペースで入ってるなあw
これだけ行けば、一流ジョッキーなら絶対にハイペースと分かる。
とてもじゃないが絡んでいくことは出来ない。
しかしそこは何度もスカーレットに負けた一流ジョッキーたち。
突っついて死ぬわけにはいかないけど、
離れることはせずについて行って隙を窺うことを選択したのだろう。
このペースで馬群がばらけずに一団に近い感じで進んだ。

さすがのスカーレットも、ずっと11秒台で飛ばすわけには行かない。
それでは世界レコードを大幅に塗り替えてしまうからねw
1000m過ぎてから400m~500mの間、
落としすぎずゆっくりと休憩。13.0-13.2。
そしてさっとペースを戻している。上手いねえ。

今回のレースにあたって、覚悟を決めていた騎手がいくらかいた。
豊が筆頭で、メイショウサムソンが早めの進出。
それに続いて後続が詰め寄ってくる。3角過ぎのこと。
それに併せて速攻でギアチェンジ。
11.5-11.9-12.0と平均早目の流れを叩き込んだ。
これでもうついてきた馬は、もう我慢できないと続々失速気味。
さらにコーナーからラスト200までに11.7を続けて勝負あり。
こんな流れで逃げられては後続はどうしようもない。
最後は、スカーレットに関わらず自分に徹していた面々が上がってきた。
中でも、最後方でじっと待っていたアドマイヤモナークが、
ご馳走様といわんばかりに飛んできて2着に入った。
アンカツとともに辛酸を舐めながら頑張ってきたモナークが2着だったのも、
今日の喜びをさらに倍増してくれる。
そしてマツリダのアホw

スカーレットの強さだけが示された一戦。
昨日、重賞において逃げって作戦は厳しいものだと酷評したけど、
スカーレットだけは別。この歴史的名馬だけは。
今日の素晴らしい勝利によって、
逃げという脚質で、競馬史上もっと成績を残した馬になった。

来年、堂々と世界へ向かうことになるだろう。
最初の標的はドバイワールドカップか、ドバイデューティーフリーか。
どちらかというと、ワールドカップのほうでの走りを見たいね。
デューティーフリーならば、ウオッカとの対戦になるのでそちらも良い。
どちらにせよ、この馬の力を早く世界に知らしめて欲しい。
そんな気持ちで一杯になる勝利だった。


大城さん、社台の吉田照哉さん、松国さん、斉藤さん以下厩舎スタッフの方々、
そしてアンカツへ。
素晴らしい臨戦態勢、素晴らしい仕上げ、素晴らしい騎乗でした。
おめでとうございます、そしてありがとうございました。
来年も我々を大いに楽しませてくださいませ。