アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

今週の騎乗馬

2008-12-04 23:15:56 | 競馬
土曜 阪神
3R 2歳未勝利 芝2000m タニノネグローニ
松田国厩舎、タニノギムレット産駒の2歳牡馬。
必勝を期して挑んだ前走でまさかの大惨敗。
まあ、惨敗だったので逆に力負けじゃないとも言えるのだが。
とりあえずは、力がつききっていないと認めての放牧。
帰ってきてからの調教は格段に良くなってるねえ。これは良いよ。
今週の調教で僚馬フキラウソングを圧倒しているのも良いし、
30日の日曜の坂路ではラスト12秒台が出た。
この馬、これまで坂路でどれだけ頑張っても時計が出なかったのだが、
初めて12秒台を計時することが出来た。大きく前進している。

前走で2~4着の3頭が相手になると思うが、
これは相手にしないんじゃないかと思うね。
前走惨敗しているが、この動きなら今回も多分人気を背負うだろう。
今度こそ期待に応えてくれると思う。


5R 2歳新馬(牝) ダート1400m ラウリシルヴァ
鮫島厩舎、ネオユニヴァース産駒の2歳牝馬。
芝の2000mに想定されていたが、除外されたかこちらになった。
元々、来週14日のダート1400mを予定していたはずなので、
結局は予定していた条件に使うことになったわけだ。
予定を変えて阪神開幕の芝2000mにぶつけようという話になったのは、
思ったよりも動きが良くて期待できそうだったからだろうね。
この動向を見て期待感がさらに高まっている。

とりあえずは相手の軽い牝馬限定ダート戦で脚慣らし。
多分1番人気なんだろうけど、期待に応えて欲しいね。
鮫島厩舎としては、タイトルパートがいったん離脱しちゃったし、
この馬が核となって頑張って行って欲しいものだ。


7R 3歳以上500万 芝1800m ロザリオ
橋口厩舎、ジャングルポケット産駒の3歳牡馬。
豊が戦線離脱しているので変わりに騎乗することになった。
2戦目で乗っているので久々になるね。
あの頃はまだスタートが遅くて流れについて行けてなかった。
動き出すと良い脚を使ってくれたけどね。

半年してどうなったかというと・・・何も変わってないのではw
距離を延ばしたことによって、最初に焦る必要がなくなって、
自分のペースでゆっくりと加速を始めることで能力を全開に出来る感じ。
豊が馬のことをよく理解して乗っている感じだ。
アンカツも当然同じように乗ることになるだろう。
3着、2着、と来て当然1着、と行きたいところだが、
まさかの1800m参戦。これは・・・どうなんだ?
本質的には何も変わっていないような気がするので、
これはちょっと苦戦の予感がするねえ。

相手もかなり揃っている。
オセアニアボスと人気を分け合うような感じになると思うが、
それよりもワキノパワーのほうが強敵になるだろう。
降級2戦目のフェザーケープも当然ながら手強い。
休み明けのキュートエンブレムとフィニステールは実力不明。
シャローム、クールドリオンもそんな舐めてかかれる馬ではなさそうだ。
条件がかなり悪化する割に人気するし、積極的に買いたくはないレース。
単勝だけ買ってのんびりと応援だな。


9R ポインセチア賞 ダート1400m ミラクルセッション
大久保龍厩舎、マーベラスサンデー産駒の2歳牡馬。
順調に調教を積んで復帰戦を迎えることが出来る。
最終追いきりはそこそこだったが、ここまでが良かったからね。
調教通りに走ってくれれば、きっと結果が出るはずだ。

なんといっても2歳夏のダート戦を最初に使った馬。
非常に厳しい条件を戦った経験(3、1着)は、誰よりも大きいはず。
そこからしっかりと休養を入れたのも好判断だね。
同じダート戦を2度使ったオーゴンシャトル(2、3着)は、
一足早く復帰して、未勝利戦を圧倒的な強さで抜けている。
あの新馬戦の勝ち馬カールはややフロック気味だったが、
先日のもちの木賞で3着に追い込んだように、力を見せてくれている。
タフなレースで戦った3頭が、ともに順調なのは嬉しい限りだ。

ここはOP実績がまったくない馬が集まった。
セッションはおそらく人気すると思うが、
人気通りにあっさり勝てるんじゃないかと思っている。
オーゴンシャトルとの一騎打ちを期待している。


10R ゴールデンサドルトロフィー 芝1400m ライトグランデュア
北出厩舎、グラスワンダー産駒の4歳牡馬。
そこそこ好調な馬が集まって難解な一戦。
ライトも着順だけを見れば安定しているが、前走はまったく駄目。
あんな凡走をされたら、一気に8着くらいに沈んでしまうだろう。
なるべく前がかりにならないように、慎重に乗って欲しいところ。
差し届かないならなんら問題ない。前に行って止まるのだけはやめて欲しい。
先行馬が揃っている上にWSJSとなれば、ハイペースはほぼ確実。
勝利を得る可能性、確実にポイントを稼ぐ可能性、
どちらを考えても、中団からの差ししかないと思う。


11R 鳴尾記念 芝1800m キャプテンベガ
松田博厩舎、サンデーサイレンス産駒の5歳牡馬。
6戦ぶりに騎乗する06年クラシックのパートナー。
引っかかってどうしようもない面は解消しないが、
持てる力を小出しにしながら、なんとかOPに辿り着いた。
OPでもなんだかフワフワしながらも上位で頑張っている。
やっぱり能力はあるんだよね。生かしきれてないけども。

先生から何とかしてくれって事でご指名での騎乗となる。
ベガを一番分かってるのはアンカツだからということで頼まれたわけだが、
実際のところどこまで理解出来ているのか、アンカツに聞いてみたいw
俺はこの馬についてはさっぱり分からんw
早く抜けようとすると、必ずフワッとして止まることだけは分かるが。
サクラメガワンダーとの叩きあいに持ち込めたら面白いとは思う。
相手はけっこう強いし、最後まで頑張ってくれるんじゃないか。


12R ゴールデンスパートロフィー ダート1800m シーサンダー
藤沢則厩舎、アジュディケーティング産駒の6歳牡馬。
何か利点がないかなあと考えたけど、やっぱり何もないw
最後方でじっと我慢して(というか普通について行けないだろうが)
ばてた馬を料理していくのが最善だろう。
それが出来るかすらも怪しいここ2戦なわけだが。
1頭でも多く、力尽きて欲しいものだ。




日曜 阪神
1R 2歳未勝利(牝) ダート1400m アリデッド
西園厩舎、ダンスインザダーク産駒の2歳牝馬。
期待された前走はまさかの出遅れで終了。
1200mではさすがに挽回が利かなかった。
芝スタートが駄目なんじゃないかという考察だったが、
出遅れたけどダートでもそれほど行き脚がついたわけじゃなく、
結局は距離を戻して、相手弱化の一戦に賭ける事になった。

状態は変わらずに良いし、
3、3、4着の実績が示すとおりに間違いなく未勝利では上位の存在。
なんかピリッとしないけども、牝馬限定の未勝利くらいは何とか。
フレーバーティーは相手じゃないと思う。
ラストダンスとの勝負になるだろう。
実力上位の初ダート、フキラウソングについては無視しておくしかw


4R 2歳未勝利 芝1800m キンショーノボス
中村厩舎、ゴールドアリュール産駒の2歳牡馬。
17頭の相手のうち、前走で掲示板に載っていた馬が8頭。
レベルが高めの一戦に、初の芝挑戦として参加する。
こちらの戦ったダート戦は間違いなくハイレベルだった。
カノンコードがマークした時計は今年の2歳ダ18で最速だし、
2着馬スタッドジェルランも2戦目を圧勝してみせた。
OPでの活躍が期待される上位2頭に続きたいところだ。

レース前の人気はこちらが背負っていた。
調教の動きが本当に素晴らしかったからだ。
2歳馬離れした動きで、俺もこれには負けても仕方ないと思った。
実際はカノンコードが強すぎて潰されてしまったが、
展開が厳しすぎたわけで、着差ほどに弱くはない。
2戦目での慣れも見込みたいところだ。
今日の調教にはアンカツが騎乗。相変わらず素晴らしい動きだ。
この動きならば朝日杯でも通用すると言えるくらいに良い。
後はこれが実戦に出てくるかだけ。未知だが楽しみにしたい。


9R 千両賞 芝1600m リーチザクラウン
橋口厩舎、スペシャルウィーク産駒の2歳牡馬。
今日の調教にアンカツが騎乗して感触を確かめた。
さすがの動きを見せたようだね。
リーチを恐れてだろう、次々と回避馬が出た。
最大の敵エイシンタイガーが回避したことで、完全に1強となった。
カイシュウボナンザがどこまで食い下がってくるか、それだけ。
まあ、常識的に考えて負けることはあるまい。
今後のことを思えば、中団くらいから勝っておきたいところだが、
勝手に行ってしまって、適当に勝っちゃいそうだなw
賞金を積むだけのレースになりそうだ。


10R ゴールデンブーツトロフィー 芝2000m バージンフォレスト
佐々木晶厩舎、アグネスタキオン産駒の5歳牡馬。
なんとも言えない構成。よくぞこんな構成になった。
前走を惜敗して今度こそ、という馬は1頭もいない。
アヴェンティーノ、スペルバインド、キクカラヴリイ、カイゼリン、
これらがA評価だが、アヴェンティーノ以外はかなり微妙。
アヴェンティーノについても、詰めの甘さは天下一品につきw
そんな信頼の置ける大本命というわけじゃない(3着は確保するだろうが)
ここでAが当たらなくて良かったと思う。これについてはついてた。
Bどころか、Cまで普通にチャンスがありそうだ。

まあ、人のことを言っている場合でもない。
こちらは追っても追っても届かない現状を何とかしないといけない。
上がり3ハロン自体はコンスタントに34秒ちょっとで来ているので、
単純に考えればスタートからの鈍さが改善すれば何とかなる。
相手関係を見ると、純粋な先行馬はわずか4頭しかいない。
ここに希望を見出したいところだね。
中団前くらいを楽に取れたら、あっさりまであるんじゃないかと思える。
位置が悪くなったら、いつもの追って届かない、かな。
アンカツが追うなら、もうちょっと来ても良いかなとは思うけど。


11R ジャパンカップダート ダート1800m カジノドライヴ
藤沢和厩舎、マインシャフト産駒の3歳牡馬。

アンカツ手記・木曜日---------------------------------------

新しくコンビを組む馬との出会いはときめくものです。
3日は、夜明け前から阪神競馬場入りし、
カジノドライヴの追いきりに乗りました。
跨る前に姿を見ると、なんと綺麗な馬体。
ほんと良い馬と感心しました。

いざ騎乗すると、やっぱり並の馬ではありません。
歩き始めこそいくらか硬さを感じさせましたが、
いざ走り出してすぐにほぐれると抜群の行きっぷり。
軽快で俊敏、フットワークに切れがあります。
4コーナーまで先行していた僚馬シャンパンスコールを、
直線だけでスッと交わしたかと思うと、ラスト1ハロンが強烈。
手綱を押すと、11秒4の時計通りの鋭さを発揮して一気に突き放しました。

これぐらいは走るだろうなと予想はしていましたが、
期待を裏切らない激走に大満足。
藤沢和さんから上がり運動もかねてスクーリングを、という指示が出ました。
全力疾走した約10分後にパドックを5周しましたが、
物見をすることもなくしっかり歩行。
3周目には藤沢和さんも一緒に歩く熱の入れようでした。
初コースに動揺したり、舞い上がったりすることはまずないでしょう。

こうして馬と接していて、頼もしく感じました。
キャリアがわずか4戦の3歳っ子とは思えない大人びた雰囲気。
だてに2戦目に好時計でアメリカのG2を勝っていません。
これだけの馬に乗せてもらうのは、騎手として幸福です。

大人しい性質でも秘めた闘志を感じさせます。
何かの拍子にカッと燃えるような激しさが持ち味。
そうした気性が良いほうに出れば大仕事も夢ではありません。
キャリア豊富な強敵が揃っているので、
あくまでも挑戦者の立場と心得ていますが、
一発長打を狙ってアタックします。

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調教の素晴らしさは各紙が報じている通り。
それよりも、自分の目でその動きを確かめると良いだろう。
文句なし、完璧という言葉を捧げたい。
ちょっと強い程度の馬にあれほどの動きは出来まい。
さすがはベルモントSの3着馬をぶっちぎった馬だ。
阪神競馬場で追いきり出来たことも良い。
初めての競馬場で戸惑うというのは少なからずあること。
我々人間でも、知らない土地に行けばキョロキョロとしてしまう。
馬だって同じこと。知っているのと知らないのでは大違い。

後半の追い切り後の行動はどこにも載っていない話で、
藤沢厩舎はこういうところを念入りに行う厩舎。
パドックを回ったということで、
やれることはやり尽くした感じがするな。
後はレースの日に万全の状態であることを祈るのみ。
1日で状態が変わる馬のことなので、言い切ることは出来ないが、
少なくともここまでの調整は素晴らしいと言える。

枠は6枠11番になった。
どこでも良かったが、唯一率が悪い最内は出来れば避けたかったところ。
阪神1800ダートは、包まれると挽回がしにくいコースなので、
最内だけはどうしても成績が落ちてしまう。
内過ぎず外過ぎず、ちょうど良いところなんじゃないかな。

今回はやはり注目の的といった感じで、
新聞で裏一面を飾ったりもしていた。
この先、有馬記念で話題を独占して勝ってくれる予定だが、
その前にこんな機会が訪れてアンカツと同じようにとても幸せに思う。
何度も調教映像を見ているが、こればかり見てるとあっさり勝てる気がしてくるw
きっとやってくれると信じて、レースを待ちたい。


12R ゴールデンホイップトロフィー 芝1600m マルティンスターク
鶴留厩舎、シンボリクリスエス産駒の3歳牝馬。
相手をじっと見ると、10R以上になんだかよく分からない構成。
クラウンプリンセス、ケイアイプラウド、ミダースタッチ、リアルコンコルド、
この4頭がAランクなわけだけど、
ようするにこれらは「キャリアの浅い未知の魅力に溢れた馬」に過ぎない。
準OPで実績を持っているのはリアルコンコルドただ1頭だけ。
(よく準OPでこんなレースが作れたな・・・)
このAランクの馬たちが相手なら、マルティンスタークもそんな変わらない。
このBは当たったと考えて良いと思う。
レース間隔や斤量など不安な面はあるけれども、
調教の動きは素晴らしいし、距離短縮も良いと思うし、
2走前の力を発揮してくれれば、好勝負必至だと思う。これは楽しみだ。
凡走の可能性もあるとは思うが、あっさり勝利までありそう。