アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

今週の騎乗馬

2008-12-11 23:22:59 | 競馬
土曜 阪神
2R 2歳未勝利 ダート1400m ガッチリガッチリ
谷厩舎、ジェニュイン産駒の2歳牡馬。
前走は相変わらずのスタートの遅さで後方からになったが、
これまでのように変な不利を食らうことはなく、
スムーズに脚を伸ばして3着に食い込んだ。
ちょっと距離が足りなかった感じがあるので、
200m延ばして1400になるのはプラスだろう。
前走同様に36秒台の脚を繰り出せれば。

近走着順からすると5頭の争いになりそうだが、
内容を吟味すれば、まずワイズドリームが抜けているか。
それを少し離れてガッチリガッチリ、フレッドバローズが追う。
アドマイヤカポネ、スナークツバサにはそれほど信頼感はあるまい。


3R 2歳未勝利 芝1600m ダノンロゼ
橋口厩舎、フレンチデピュティ産駒の2歳牡馬。
初戦は好位7番手を追走して最後もよく伸びたが、
前がまったく止まらなかったことで5着まで。
内訳は、スローで進んで最後の2ハロンだけ11.5-10.9。
こんな流れではブエナビスタやリーチザクラウンを呼ばないと無理。
上位2頭に伸び脚で負けていたのはちょっと不満ではあるが、
まずまずの内容ではあったといえるだろう。
後は使ってからの上積みを期待したいところ。
調教の動きは前走時からそこそこ良くなっている。
というか、元が動かなさすぎなのか。

ここは前走5着程度の馬ばかり。
ロゼもそうなんだが、なんとも比較に困る構成。
俺には、どういう人気になるかあまり見えない。
とりあえずメディアの評価とコメントを見てみたい。


7R 3歳以上500万 ダート1400m ラインステッチ
藤沢和厩舎、フサイチペガサス産駒の4歳牝馬。
前でレースを組み立てる馬、だと思うのだが。
長期の休み明けになったレースでアンカツが乗ったが、
好位を進んで伸び切れなかったものの、バランスのよさを感じた。
これなら近いうちに勝つだろうなあと思っていたら、
ここ2戦は出遅れてしまっている。
それでも前走はよく脚を伸ばして4着に食い込んだ。
瞬発力があるとは思わないが、総合力の高さは感じた。
再び良いスタートを決めて、好位から脚を伸ばしたい。
前走の追い込みが今回に役立つことを期待したい。

能力的にはランザローテが3枚くらい抜けているわけだが、
ここは1年半以上の休み明けにつき、さすがにマイナス面が大きい。
ルティラーレ、マイネルトリオンフ、サンマルチーフの争い、
ラインはこの次の存在だろう。割って入ることが出来るか。


9R 境港特別 芝2200m ハギノジョイフル
鮫島厩舎、タニノギムレット産駒の4歳騸馬。
昇級戦の前走は好位からジリジリ後退する感じの5着。
道中がかなりのスローで瞬発力勝負になったが、
それほどスパッと切れる馬ではないので、
そういう意味でよく頑張ったんじゃないかと思う。
もう少し流れてくれれば、普通に勝ち負けになるだろう。

が、メンバーを見たら一気に強気になれそうだ。
相手はタイセイファイター、ソウルオブジャパンくらいしかいない。
芝の2200mを使いたい強豪なんて山ほどいるはずなんだが、
エアポケットに入ったかのように、ぬるい構成になっている。
この構成なら、前走程度でも勝ってしまうかもしれないね。

問題はアンカツとの異様な相性の悪さだけだw
鮫島厩舎の馬は調教からアンカツが参加してるし、だいたい好成績。
アンカツはタニノギムレット産駒との相性も抜群。
が、何故かこれだけ駄目なんだよなあ。
詰めの甘い馬ではあるが、4走前みたいになんとか好走を。


10R 元町S 芝2000m シルバーブレイズ
松田博厩舎、タニノギムレット産駒の4歳牡馬。
前走は、アンカツの人気も間違いなくあるのだけど、
完全に格上のメトロシュタインを凌いで売れるくらいに人気する馬。
(今改めて考えても理解に苦しむオッズだったが)
1番人気で8戦2勝。2番人気で4戦1勝。
あまり人気に応える馬とは言いがたいけれども、
能力の高さを随所に感じさせるから、人気するわけだ。
今回も人気することになると思うけど、
前走は超スローペースに泣いただけで、力はしっかり見せた。
現級突破に王手がかかっていることは間違いない。
前走のようにスムーズに運べば、ここでも勝ち負けは確実。
菊花賞で見せ場を作ったスマートギアとの争いだろう。

ってな感じで人気をする馬w
馬券的には頭で追ったら駄目な馬の典型だけども、
スマートギアがいる今回は、ちょっと妙味がありそうで楽しみ。
ここ2走が駄目だけど、実績上位のヒカリシャトルもいるしね。
また、今週は日曜に妹がデビューするし、良い所を見せてくれないか。


11R ベテルギウスS ダート2000m マコトスパルビエロ
鮫島厩舎、ブライアンズタイム産駒の4歳牡馬。
調教の感じはまあまあといったところ。
前走は少し間隔が開いたが、間隔を詰めてどこまで走る気が戻ってくるか。
やる気になってさえくれれば、重賞上位の力が黙っているはずがないんだが。
押して出て行って、悪くとも2番手にはついておきたいところ。
逃げ馬はフリートアドミラルしかいないから、
まず問題なく先手を取れると思うんだが。
取れないようならば、今回も怪しいだろう。
相手にそこそこ強い馬はいるけれども、それは二の次。
とにかく走る気を起こしてくれるかどうかだ。


12R 3歳以上1000万 ダート1400m リーガルスキーム
中尾秀厩舎、サクラバクシンオー産駒の3歳牡馬。
復帰戦の前走は8着に敗れたが、テンの速さは見せてくれた。
休み明けで息を入れたかったはずだが、展開が厳しかったのが大きいね。
1度使われて、今度は違うだろう。
調教の内容が明らかに変わってきているのが良い
前走時は速い時計を出してもラスト1ハロンは13秒後半ばかりだったのが、
今回はラスト1ハロンが12秒台を既に3回も出している。
飛ばして止まるだけの平凡な調教から、制御が利くようになってるな。
2度の圧勝の内容、時計からして、1000万で苦戦する馬とは思えない。
今回は、弱い馬は少ないが必勝を期す馬もいない、普通の構成。
この相手関係なら、本領発揮で圧勝まで期待してみたい。




日曜 阪神
3R 2歳未勝利 芝1600m ブルーモーリシャス
橋口厩舎、シンボリクリスエス産駒の2歳牡馬。
1400mを使った初戦は好位から追い込んだが届かずに2着まで。
平均遅めの流れで逃げる勝ち馬にまんまとやられた。
レースを見ていると、反応があまり良くないね。
3角から少し気合を入れている感じがあるけど、
馬はほとんど反応していない。自分から行く気がない。
直線に入って外の馬が膨れたことで進路がガラッと空いているんだが、
追い出してから伸びだすまでにタイムラグがかなりある。
11.6-11.7で締められた直線ラスト2ハロンの攻防で、
11.6のところで離され気味で、11.7のところで急速に詰め寄っている。
いかにも距離が延びて良さそうな感じがする馬だ。
阪神のマイルに変わるのは大幅なプラスになるだろうね。

ただ、相手はそこそこに揃った。
ハイレベルな前走で2着のスプリングアウェクの組は、
5、6着のフェイズシフト、ハイフィールドまで怖い。
ハッピーパレードももちろん勝ち負けだろう。
人気は割れそうなので楽しみではあるが。
おそらく2番人気だと思うが、期待したい。


5R 2歳新馬 芝1600m ロイヤルネックレス
中尾秀厩舎、シンボリクリスエス産駒の2歳牝馬。
土曜日にOP入りを目指して出走するシルバーブレイズの妹だ。
兄はOPで戦える器だと思うが、兄に負けない活躍を期待したいところ。
調教の動きがとても良く、評判がかなり良い。
最終追いきりはDWでアンカツが騎乗。
83.0-66.7-52.1-38.5-12.6をマーク。
昨日よりもさらに重かったDWコースでこの上がり時計は素晴らしい。
新馬必勝級に近いと思われる。
断然人気だと思うが、期待に応えて欲しいね。


11R 阪神ジュべナイルフィリーズ 芝1600m ブエナビスタ
松田博厩舎、スペシャルウィーク産駒の2歳牝馬。

アンカツ手記・木曜日---------------------------------------

阪神JFに挑戦するブエナビスタは、10日の朝一番に追いきられました。
松田助手を背に、DWコースで単走調整。
6ハロンからゆっくりと始動し、後半の3ハロンを38秒9で駆けています。
6ハロンのタイムは地味ですが、
松田博厩舎は、驚くような速いタイムを出すことはありません。
外目を回って、単走追いで84秒台なら悪くありません。
注目したいのはラスト。11秒7という好時計で締めています。

2歳暮れの地点で、DWコースを11秒台で駆ける馬はそうはいないでしょう。
この速いラップタイムを余力十分にマークしたそうなので、
調子は申し分ないと思います。
牝馬の場合は追い切りの後、急にテンションが上がったり、
カイバ食いが落ちたりすることも珍しくはありません。
その点、ブエナビスタは常に平常心を保てるどっしりとした馬です。
一番の強みだと思っています。
松田博さんからも、
しっかり食い込んで体調には何の心配も無いと伝えられました。
過去2戦の状態さえキープしていてくれたら、僕も不安感はまったくありません。

ただ、出走するには1勝馬同士の抽選を突破しなければなりません。
こればかりは僕の力ではどうしようもなく、ただ幸運を祈るしかないのです。
もし運良くフルゲートに入り込めたなら、好勝負に持ち込む手応えがあります。

ブエナビスタという馬は、追ってからの味が格別で、
しかも自在性と柔軟性があります。
展開に左右されることなく力を出してくれるはず。
来年は、マイルの桜花賞でも2400mのオークスでも期待できる大物です。
今後の動向に注目していてください。

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追いきりは、直線で2頭の内に滑り込んでいるんだけど、
陣営的には単走に近いものをやろうとしたのかな?
確かに、最初から単走でゆったりとしていたし、
相手と馬体が並ぶシーンはほとんどなかったんだけども。
まあ、意図は置いといて、素晴らしい動きであることに変わりはない。

アンカツは結局、ブエナビスタについて欠点を何一つ書かなかった。
実際は「スタートが遅い」という唯一の欠点があるはずなんだけど、
そんなことは問題じゃないよって事なんだろうな。
ゆっくり出たほうがやりやすい、くらいに思ってるのかもしれない。
そして、相手関係についても全く意に介さない構え。
今年の手記は全て、何らかの形で相手の強さに敬意を表していた。
自信を見せていたスカーレットの秋天でさえ、
ウオッカあたりには敬意を表する発言をしていた。
今回、相手関係に触れたのは昨日だけ。
その内容も「2勝以上の馬の実績は上だが」としか言ってない。
実際のところ、相手関係は微塵も気にしてないのだろう。
相手にならないくらいに思っているかもしれない。俺はそう思っているw
アンカツがここまで相手関係を無視した手記はそうそうない。
メジャーのマイルCS、ドンのフェブラリーS、カメのダービー。
思いつくのはこれくらいか。


そして・・・祝・抽選突破。
きっと勝ってくれると思う。
スタートで大きく遅れなければ、
勝ち負けというよりも、大楽勝じゃないかな。
それくらいに、他馬と受ける印象が違う。
負けた新馬戦でG1級だと分かった。
今回、最後に本気の脚が見れるかどうかを楽しみにしている。

伏兵が台頭するような余計な要素は増やして欲しくないので、
雨予報だけど雨は降らないで欲しいなあ。
抽選を通ったのでもう贅沢を言うつもりはないが、
雨が降らなかったら良いなと祈りながら日曜を待ちたい。


12R 御影S ダート1400m オネストジョン
宮本厩舎、エイシンダンカーク産駒の4歳牡馬。
500万に上がってからずっとブリンカーを着用している馬だが、
今回は外してみるらしい。これがどうなるか。
ちなみに、ここ10走で唯一ブリンカーをしなかった2月の北山Sは、
13着に大惨敗をしているわけだけどもw
ずっとつけて好走してきたものを外すからには、
何か感じることがあってやるんだろう。
それを信じて、再び頭で買いたい。

昇級馬の中でミリオンディスクがどこまで走るか分からないが、
基本的にはアドマイヤゴルゴと一騎打ち。
2頭で最後まで1番人気を争うだろう。
溜め込んだときの相手の強さは良く分かっている。
ゴルゴが来る前に早々に決着をつけてしまいたいところだ。