アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

日曜日の騎乗馬と予想

2008-12-27 18:47:53 | 競馬
10R ダイワスカーレット ◎
松田国師
「前走時と比べて背腰の状態はいいしトモの踏み込みもうまくなった。
 今のところは何の不安もなくレースへ臨める」

いよいよ今年のラストラン。
今年最初に掲げた世界制覇の夢は持ち越しとなっているが、
このレースを制して来年、堂々と世界へ旅立ちたい。
勝ち負けというより、楽勝で世界へ向かって欲しいし、
それを出来る馬だと信じている。
距離は確かに長いが、まあマツリダ以外には良いハンデだろう。
4角前にマツリダゴッホがやってくるだろうが、
そこまで気負わずに走れていたら、
マツリダのマクリ脚をさらに上回る脚で、
突き放しながら直線に入れるだろうと思う。
中山のマツリダのマクリ脚は本当に寒気がするほどだが、
それはあくまで普通の馬から見ての話であって、
スカーレットから見たら、それほどではない。
本気で付き合ったら、こっちのほうが上だろうと思っている。
最後の直線で出せる脚もこちらが上。
いつものスカーレット勝利のレースのように、
アンカツが余裕のアクションで手綱を緩めて、
楽々とゴールする姿を思い浮かべている。


ざっとメンバーを見て、逃げ馬はいない。
普通に行けばスカーレットが先頭に立つことになる。
何か思いつきで行く騎手がいるかもしれないんだけど、
それを考えたって分かるわけがない。
行く騎手がいるとして、それはレースが始まるまで胸の内だろう。
ただ、大外になったことでアンカツはその動きを見ながら動ける。
中山の芝2500mというのはちょっと欠陥があり、
スタートから1角までの距離が非常に短いので、
物理的に外枠が不利というのは事実である。
が、今回のスカーレットからしてみればそれは些細なことで、
200mもあればあっさりと先頭に立ちきることが出来るので、
それよりも他の動向を見やすいメリットのほうが大きいだろう。
1角を静かに回ることが出来たら、
後は後続の動きに気をつけながらマイペースで行くだけ。
最初に行ききってしまって、そこで落ち着きさえすれば、
途中から突っかけてくる馬がいてもスルー出来るはずだ。
スカーレットはそれが出来る馬だから。


マツリダゴッホがどこかで捲くってくるのは間違いない。
蛯名はそのタイミングだけを考えながら乗っているだろう。
こちらはそこまで張り詰めて乗らなくていいと思う。
スカーレットの長所の一つに、ギアの切り替えの速さがある。
後ろが来てからの仕掛けでも十分に対応できる馬。
マツリダのマクリ脚だけは他と違って11秒を切る勢いだが、
スカーレットもそれだけの脚を持っているから心配していない。
昨年の4角の攻防は、誰が見たって行かせてあげただけ。
あの地点では、単勝オッズが示していた通りに、
誰もがマツリダに対する認識が大きくずれていた。
今回は違う。認識している。情報がある。
この1点が致命的に違うことで、負ける要素はほぼ無いと思う。

4角を回ってスカーレット先頭、
捲くってきたマツリダが1馬身差の2番手、
3番手以下が3馬身くらい離れた感じで直線だと思う。
中山はとにかく短い直線だ。
何事もなかったかのように、2頭がそのままだろう。
後ろから何かをする隙はまったくないままに終わる。

馬券はスカーレットの単に資金の8割。
3連単でスカーレット→マツリダ→総流しに残りの2割を配分。
これで今年最後の大一番を楽しませてもらう。

土曜日の結果

2008-12-27 16:44:55 | 競馬
2R タガノブリガデイロ 7着
スタートは速くない、そのまま後方に待機。
少し押し上げて後方6番手からの競馬。
ハイペースに近い流れになり、悪くない位置取り。
じっと溜めて4角入り口からじわっと進出。
直線に入ってスパートしたあたりの雰囲気は良かったが、
いざ追われてジリジリとしか伸びてこなかった。
最後方から5着に追い込んだフィクサーくらいの脚を使って欲しかったが、
直線半ばで、なんか馬が諦めたような感じがした。
枠が外だったくらいで特別な敗因は見当たらず。
期待ほどに走れなかったが、京都での巻き返しを期待しよう。
この馬に限らず、京都と阪神ではがらっと傾向が変わるだろう。
気をつけておきたいことだ。


3R タニノネグローニ 10着
絶好のスタートからまず出して行って2番手。
外から上がってきた馬を行かせて5番手のイン。
目の前に人気のキングストリートを置く形。
これ以上ないポジショニングになった。
道中も楽な感じで走っていたのだが・・・。
直線、止まっているわけじゃないものの、伸びる感じはなし。
ジリジリと差され続けて10着に終わった。
2戦目みたいに中身のない敗戦。
現状は見掛け倒しで終わっているが、
調教の感じからして、少なくとも未勝利でこけるはずはないんだが。
何かが足りない。パワーが不足しているのか。


6R ブリリアントレイ 5着
出た瞬間に腰を落としてしまうような感じ。
バランスが非常に悪く、大きな出遅れ。
少しだけ気合いを入れて、後方3番手について後は我慢。
じっと溜め込んで直線に賭けた。
レースの流れは厳しめで差しが届いたが、
レイは後ろ過ぎてさすがに届かなかった。
直線の立ち上がりから半ばまでの走りはかなり良いと思う。
上位入選の馬に全然負けていなかった。
画面に映ってないが最後の100mくらいは流していると思われ、
上位との着差もあまり気にすることはあるまい。
無駄な力を使わず終えて、走る力があることは確認できた。
次走、大きく狙ってみたい。


8R ウォーゲーム 3着
まずまずのスタートからゆっくり進んで7番手から。
キレのないハギノジョイフルの逃げで始まった。
淡々としたペースから少しずつ遅めの流れへ。
余裕の手応えで待っている。楽勝の気配。
勝負どころから、目の前にいたエーシンダードマンと一緒に進出。
ダードマンを目標に余裕を持って追い出されたのだが、
いざ追われて何故か弾けない。ダラダラとしている。
結局最後まで目の前にいたダードマンに及ばず、
後ろから来たシャイニーブラウンに差されてしまった。
まさかの敗戦。上がり35秒3とか、どんだけ手抜きだったんだ。
いくら阪神が重いとはいえ、この馬なら34秒台で上がれる。
ミドルスローの流れで勝ったダードマンが前にいて、展開も文句なしだった。
これで走ってくれないとどうしようもないという感じ。
力が劣るわけはなく、馬にやる気がなかったようだ。


11R マッハヴェロシティ 4着
上々のスタートから追っつけ気味に前へ。
なんとなくだが、リーチザクラウンについていこうとしたのだと思う。
リーチが非常に速く先頭、外のロジユニヴァースが速くて2番手。
ロジユニヴァースの切れ込みが早く、
その少し前から、外のトゥリオンファーレに寄られている。
1角の入り口、マッハの進路がほとんどない。
少しでも寄れたら事故って感じの狭い空間で、
トゥリオンと接触しながらもなんとか持ちこたえた。
危ない・・・見直して冷や汗が出る。ここはさすがのバランス感覚。

5番手のインでじっと我慢していく競馬。
リーチザクラウンが力の違いを見せようという逃げ。
今の阪神では常識的に無理な逃げを打っていて、
それをロジユニヴァースが離れずマークしていくという展開。
この流れでは前が止まる可能性がある。荒れる予感。
全騎手分かっていて、誰も前2頭にはついていかなかった。
4角前あたり、4頭が前2頭に近づいて行ったが、
マッハはそこで無理せずに待機を選択。
馬場が悪いところに入って走ることをやめそうになったそうだ。
前の6頭と1度大きく離れる形になって、コーナーを回りながらスパート。

かなり勢い良く4角を回って、直線に入ってインを突こうとしたが、
内からロードロックスターがめちゃくちゃに外に寄れてくる。
ここで非常に判断速く大外へ持ち出した。本当に速い。
ロードが寄れて来るのが分かったんだと思う。
しかし、その間は追わずに外へ出したロスはさすがにあって、
それが最後まで響いて、追い込み及ばず4着までだった。
ロードロックスターがいなければ2着まであった。
惜しかった。これは良い馬だな。切れもあるし、スタミナがありそうだ。
これはG1戦線に乗せてあげないといけない馬だろう。



レースはロジユニヴァースが制した。これはまたえらく強いな。
リーチザクラウンとの差は展開だけだろう。
現2歳牡馬では、2頭が飛びぬけて強そうだ。
重賞レベルでの逃げってのは最悪の作戦。
潰すのは簡単だし(弱い馬だと自分が潰れるのは置いといて)
逃げ馬と追う馬が同実力ならまず後ろが勝つ。
先に動いた馬とそれを目標にした馬なら、追う馬が勝つ。
特に今の阪神は最後の直線が非常に重く、
ペースが少し上がるだけで、反比例的に先に行った馬が苦しくなる。
犯罪者だけど天才肌の騎手だった田原成貴氏がよく言っていることだが、
「本当に勝つことに積極的な騎手は、我慢をする騎手」だ。
ダイワスカーレットのようにG1級で行って絡まれても大丈夫な馬は、
20年に1頭いるかいないかってところだ。
逃げて負けるってのは、能力だけを言うならそんな悲観することではない。
しかし、「逃げてしまう」というところに問題が集約するわけだが。

リーチは、現状は作戦の幅がない。
テンから速すぎて自然と行ってしまうのが問題。
豊的には、今日はサイレンススズカかどうかを確認したのだろうが、
現状はそこまでではなかったということ。
一度、思い切って引っ張ってでも抑えてみる必要があるだろう。
アンカツは前走抑えなかったが、本来は引っ張るべきだった。
そういうのは重賞じゃなく条件戦でやっておくべきこと。
ただ、1回限りの代打ということが分かっていたので、
変な癖をつけないようにそのまま行かせる手段をとらせた。
立場上、それが出来なかった。いつもなら絶対にやってた。

かつてアンカツが、今は亡きレジェンドハンターを認定戦を勝つために行かせて、
そのまま抑えの利かない馬になってしまったことがある。
アンカツはこの件を今でも物凄く後悔していて、
それで今のじっと我慢できる、我慢させるアンカツの姿があるわけだが、
リーチザクラウンも逃げて3戦、そうなってしまう可能性がある。
前々走、前走、今回と逃げたことは、後々まで響くかもしれないね。
「代打の騎手で千両賞を使ったこと」が問題になりそうな気がする。
豊落馬負傷の悪夢が響きそうだ。

申し訳ないが、こちらにとってはプラスなこと。
先週にガイセンが下したキングストリートは連闘でしっかり勝ち上がったし、
来年の牡馬クラシックはガイセンで楽しむことが出来そうだ。