サナダ虫 ~解体中~

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沼 ~「スウェーデン館の謎」~

2008年10月26日 | 批評 「読」 
「スウェーデン館の謎」(著:有栖川有栖)を読んだ。

臨床犯罪学者の火村英生助教授と、推理作家の有栖川有栖の国名シリーズ第2弾。


アリスが取材で訪れた雪深い裏磐梯には、スウェーデン館というログハウスがあった。

彼は珍客として歓待されるが、深い悲しみを湛えた殺人事件に遭遇する・・。


感想。

①確かに、読者にとっては全くどうでもいいものの呼び名だ。

②名刺の余白、多過ぎ。

③ヒム、駆け付けるの早!


雪の足跡トリック。

再読だったのだが、こんなだったっけ~。

犯人(早々に察しはついてしまうけど)に、「頑張ったね」と言いたい。

つーか、女にモテモテ海豹なリュウらしいけど、私は好かん。ヒドイ!

★★★★☆


登場シーンや子供の扱い方など、火村ファンには堪らない一冊にもなっていて、

関係ないけど、改めて気付かされるアリスの口調にほんわか。


人前では標準語なのに、ヒムの前ではバリバリの大阪弁なんだよなぁ~。


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2 Comments

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サナダさんへ (kei)
2008-10-29 14:26:02
 おーっ、この前ブックオフで見つけて買ってあります。まだ読んでないけど。
 今、有栖川有栖の短篇(国名シリーズ)を読んでいるんですが、この『スウェーデン館の謎』は長編みたいですね。

 有栖川有栖って、短篇はいいけど長編はイマイチぱっとしないと思いませんか? 私だけかなぁ…。
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keiさんへ (サナダ)
2008-10-30 23:38:08
コメントありがとうございます。

そうですね、
ミステリとしては長編よりも短編の方が優れていると思います。
中でも、国名シリーズの「ロシア」と「スイス」が好きかな。
ちょっと忘れかけてるけど・・。(再読せにゃぁ)
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