踏青_徒然日記

徒然なるままに日暮しキーボードに向かいてよしなしごとを...

葛の花

2005年08月21日 | 俳句
葛の花裾を散らして咲き上がり

<この俳句の作句意図>
久しぶりに里山の岨道を散策、崖から下がるように咲く葛の花に出会った、黄色の房の下の方からピンクの花びらが開きだんだん濃い紅へと変わってゆき、赤紫になった下の方は既に散り始めていた、もう此処にも秋が近づいている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

溝萩(みそはぎ)

2005年08月19日 | 俳句
みそはぎを添えて祖霊に供しけり

<この俳句の作句意図>
みそはぎは盆の箸(ぼにばし)と言って盆飾りに添えて飾る、こんな綺麗な箸なら先祖の御霊もさぞ喜んで食べてくれるだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蜩(ひぐらし)

2005年08月18日 | 俳句
蜩の杜へかすかな涼風(かぜ)のあり

<この俳句の作句意図>
まだまだ熱気の残る夕方、森の奥から蜩の涼しげな声が聞こえる、心なしか森へ向かって涼しい風が吹いているような気がする。
☆写真は、道路公団の談合’ならぬ空蝉の談合、左の大きいのは油蝉、右の小さいのが蜩の抜け殻です☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

破れ芭蕉

2005年08月17日 | 俳句
暗き風通り抜けたる破芭蕉(やればしょう)

<この俳句の作句意図>
時折猛烈な雨の降る、台風を思わせるほどの荒天、暗い雲を吹き寄せるかのような強い風が時折破れ掛けの芭蕉の葉を揺らしている、そろそろ夏も終わるのか・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生身魂(いきみたま)

2005年08月16日 | 俳句
子の顔に親の瞳(め)の在り生身魂

<この俳句の作句意図>
盆は故人の供養ばかりでなく、生きている目上のものに礼を尽くす日でもあった、婚家先の娘が実家の親と会食などをして、一族が健康であることを祝う気持ちからと思うが我が子が親になってゆく姿を見るほど人として幸せなことは有るまい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日照草(松葉ボタン)

2005年08月15日 | 俳句
ふるさとの旧き湯の宿日照草

<この俳句の作句意図>
我がふるさと群馬は昔ながらの温泉宿が多いところ、かんかん照りの太陽の下でお墓の草むしりを済ませた後、日帰り温泉の湯に浸かって汗を流した、宿の前庭の松葉ボタンの黄色が優しく疲れを癒してくれるようだ。
☆日照草は、夏の日照りに負けず綺麗な花を開く松葉ボタンの別名です☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋桜(コスモス)

2005年08月14日 | 俳句
真青なる空押し上げてあきざくら

<この俳句の作句意図>
そこ此処でコスモスの花が開き始めた、暑いばかりと思っていた青空が、心なしか高く澄み切った爽快さを感じさせてくれる、
こうして、道端の小さな草花から季節がゆっくり、そして確実に変わってゆく、
9月になれば総選挙、人間は早急に何を、どう変えようと言うのか・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茗荷の花

2005年08月13日 | 俳句
朝もやにせせらぎ響き花茗荷

<この俳句の作句意図>
散歩道の小川のほとりに茗荷があるので気にしていたが、今朝通りかかると黄色の可憐な花を付けていた、昔は当たり前のように見ていた花だが、最近は茗荷をスーパーで買うようになったので、花を見ることはほとんど無くなってしまった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

六道参り

2005年08月12日 | 俳句
御巣鷹は晴れず六道参りかな

<この俳句の作句意図>
日航機の御巣鷹山墜落事故から今日でもう20年となる、上野村の隣にある我が家の菩提寺で六道参り、垂れ込めた雲で山は見えないが犠牲者の霊の安からん事を祈る、九ちゃんもご家族のもとへ帰っただろうか・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

墓洗う

2005年08月11日 | 俳句
山青くしたたる汗や墓洗う

<この俳句の作句意図>
お盆が近づいたので、車を飛ばして墓掃除に行った、高速に乗って片道3時間少々だが少々疲れる、しかし一年ぶりの故里の山は緑を滴らせて優しく迎えてくれた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする