たかのマッタリブログ

セレッソ大阪と温泉、お城のブログです

名護屋城

2009-08-15 10:49:46 | 日本100名城 九州・沖縄
呼子から向かったのは日本100名城 №87 名護屋城。
名護屋城博物館へ寄り、手荷物をコインロッカーに預けて城跡に向かいます。
ここの博物館も無料だし、コインロッカーも使用後100円が返却されますので、
とってもリーズナブル。利用しない手は有りません。
まして、「城跡に向かうぞー」というのを察知してくれたのか?
博物館の案内の方が名護屋城のガイドマップをくれました。
とってもラッキーです。

ただ、博物館の屋外展示で、博物館裏にある「木下延俊陣跡」が見れるとのことでしたが、
通行止めで見れなかったのは残念でした。

そして、城跡へ。
大手口手前で清掃協力金?100円を払って城内へ。
まず、大手口の石垣に圧倒されます。
そして、進んでいくと明らかに崩された石垣。

ここ名護屋城は豊臣秀吉が朝鮮出兵の本拠として築いた城郭なのですが、
江戸時代に入って廃城になり、唐津築城の際石材などを持って行ったと言われていますが、
こんな大城郭全て利用出来るはずもなく、
のちに起こった島原の乱に廃城になっていた原城が利用されたことにより、
さらに破却を進めたようです。

このお城に来てみると、太閤秀吉なんと無駄な浪費をしたもんだと思えてきます。
こんな無駄に付き合わされた諸大名や、百姓達が可哀そうですネ。
そして、いきなり攻め込まれた朝鮮の人々の悲哀が感じられます。

ただ、この城には夢の跡(秀吉は大陸出兵の)という点で、安土城(天下平定を夢見た信長の)
と共通点があるように思いますネ。

それにしても、織豊系城郭の完成型か?
石垣が素晴らしいお城です(かなり崩れていますが)。

名護屋城周辺に、各大名の陣跡も残っているようなんですが、
あまりにも規模が大きすぎるんで陣跡は後日です。

 大手口付近の石垣

 本丸大手付近の石垣、角石が崩れています

 天守台から見る玄界灘(この先に大陸が・・・)

 二の丸崩れた石垣

 復元されている山里口の石垣