Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

回想の古伊万里 175(色絵茄子文小皿)

2021-12-24 21:00:49 | 古伊万里
どっかにもう一枚くらい古伊万里があったような・・・、という気がして、あちこち漁ったら出てきました、なんてことない品が。
「色絵茄子文小皿」
色絵で茄子が絵付けされた四寸サイズの小皿ですが、ウチの伊万里の中でも「古伊万里」と呼んでいいか微妙な時代の品であるように思います。
(幕末~明治、業者さんは幕末と言っていた)
茄子は適度に写実的に絵付けされ、紫、緑、黄、さらに何故か花のようなものが散らしてあり、ここには赤が使われています。

正直なところ、いわゆる生活骨董でありまして、しかも一枚しかないということで、骨董としての価値は?。だったりします。
今思うと、「なんでこんな品買ったんだろう」というタイプの品ですが、この品を買った当時は毎月のHPの更新に苦労しており
経済的な理由も手伝って、「とりあえず伊万里ならいいか」という思いが強かったのは確かです。

裏文様のない裏白ですが、このあたりは大量生産するためのコストダウンでありましょうか。




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4 コメント

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酒田の人さんへ (Dr.K)
2021-12-25 09:24:02
確かに、ナスの実と葉っぱは写実的なのに、花はナスの花には思えませんね。
別な植物の花を描いたのでしょうか、、、。
別な植物を自由に組み合わせていますよね。その辺は、伊万里の特徴ですよね。

時代的には、悩ましいところがありますね。やはり、無難なところで、幕末~明治というところでしょうか。

葉っぱの葉脈の描き方が鍋島みたいですね(^_^)
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酒田の人さんへ (遅生)
2021-12-25 09:41:47
なんてことはない皿、ではないと思います。

何よりも、茄子の存在感がすごい。これを主柄にしようという発想にビックリ。
控えめに描かれた赤花がシュールです。
酒田の人さんらしい品だすね。
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Dr.kさんへ (酒田の人)
2021-12-25 23:25:05
伊万里では茄子文は結構早い時期からありますよね~
江戸後期でも白抜き様式や色絵で円周上に描いた品がありますが
以外に葉まで描いた品は少ないのかも知れません。
葉の先端を捻った描き方は鍋島に見られますが、やはりそれを模したものなんでありましょうか。
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遅生さんへ (酒田の人)
2021-12-25 23:27:52
お褒めをいただきありがとうございます

確かにこんな感じで色絵で写実的に茄子を描いた品は少ないのかも知れません
(とは言っても基本的に幕末~明治の雑器ですが)
それにしても、空いた空間に無関係な花を散らすというのは、なんとも自由な発想ですよね。
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