かなり久しぶりに古伊万里を買いました
なんのことはない、安かったので購入したというのが理由で、良い品はあっても高いので、この品に落ち着いたということだったりします。
「色絵椿文うがい碗」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/d7/81dba033aa03eae379ddb70c0093edce.jpg)
直径15cmほどの典型的なサイズのうがい碗で、個人的に椿文が好きなのも購入理由かも知れません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/9c/4ee3e0ef73f26ef8582ca156f2443290.jpg)
あまり良い土は使われておらず、見た目よりも手取りが重いことから想像すると、中期の波佐見系の窯の品でしょうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/03/8b722703bedd0c1cadfc1f5e77234dc8.jpg)
見込み中央の周囲をよく見ると円周状の縞があり、明らかに重ね焼きされた量産品であることが判ります。
うがい碗といえば国内需要のみだったと思われますが、中には色絵柿右衛門の素晴らしく上手の品も存在しますので
(確かDr.k氏のコレクションにあったような)
そういった品は皇族や貴族層で使われ、今回のような品は庶民に使われたんでありましょうか(根拠なし)
ちなみにウチにはもうう一つ「うがい碗」があり、それが↓ですが
共通点が多いことから、同じ窯の品なのかも知れませんね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/fa/1ba461addfad0f3c71eb646c4f038453.jpg)
あっさりとして絵付けながら、やはり女性的な印象を受けます