Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

「骨董ハンター 南方見聞録」

2022-06-27 21:13:20 | 日記
このところ何も書くことがないので、とりあえず昔購入した骨董関連の書籍を紹介したいと思います。

「骨董ハンター 南方見聞録」

この本は2001年11月の刊行で、確か八重洲ブックセンターで購入した記憶があります。(当時は毎月東京へ出張していた)
著者の島津法樹さんは骨董商の方(当時)で、美術関連の著作も多い方のようです
今回この書籍を引っ張り出してきたのは、過去にワタシが読んだ骨董関連の書籍のの中で一番面白かったからに他なりません
↓が帯背表紙側なんですが、骨董好きにはそそられる文章が並んでいます。
この本の内容は、東南アジア(タイ、ミヤンマー、インドネシア、ベトナム、等)で、お宝を発掘した時のエピソードが31編収録されています
いずれも興味深く面白いエピソードばかりで、まるでアドベンチャー映画のごとき印象を受けます。
個人的に一番印象残ったのは、帯に載っている「ウィスキー二本と交換した染付大皿」のエピソードで
島津氏はこの大皿を4万ドルと言われ、持ち合わせが二万ドルしかなかったために日本へ一時帰国してお金をかき集め現地へ戻ったものの
すでに骨董屋の親父が別のディーラーへ売却した後だったというものです。
そしてその二か月後、香港のオークションの図録でこの品が三億円で落札されたことを発見する・・・、というオチになっています。
こんな感じのエピソードが多数掲載されており、骨董に興味のある方は是非読んで欲しい書籍です。

不動の滝へ行く

2022-06-17 20:43:20 | 散歩
 山形県も梅雨入りしましたが、天気さえよければ行楽シーズンですので、とりあえず近場へ出かけてきました。

「不動の滝」というのは、以前に紹介した「玉簾の滝」へ行く途中にある滝で、旧八幡町(現在は酒田市)の下黒川地区にあります。
「村社御瀧神社」の石塔が目印で、ここから登っていきます
クルマで行けますが、狭い道路なので、小さな産直の駐車スペースを利用します

ちなみにこの産直の裏側はこんな感じになっています

坂道を登っていくと神社があり、その後ろに「不動の滝」が見えます

神社の裏側へ回ると、不動の滝の全景が見えます

さらに近づくと水しぶきが・・・

落差は15mほどですが、この滝は三方に広がっており、末広がりであることから「開運出世の滝」と呼ばれています
ま~ワタシの場合、「開運」はともかく「出世」は関係ないのは確かです。

ついでなので、以前に紹介した遊佐町の清流「牛渡川」へ足を延ばしました。
相変わらずの清流です

残念ながら梅花藻の花はまだのようでしたが、気の早い花が一輪だけ咲いていました





新着古伊万里

2022-06-15 21:21:53 | 古伊万里
 久々に伊万里を購入しました
とはいえ限られた予算で買える品ですので知れたものですが、自分なりに納得できる品だったとは言えるでしょうか。(五千円もしませんでした)
「青磁色絵魚形皿」
色絵といっても青しか使われていない品で、ウチには同じタイプの品として、「青磁色絵小鉢」があります
ヨコ22cmXタテ11cm程のサイズで、変形皿とはいえ中皿サイズの品です

色絵部分のUPですが、見て判るように黒で輪郭線が引いてあり、柿右衛門様式の特長が見て取れます
はっきりとしたことは言えませんが、このタイプの品は延宝期の品であろうと想像できます。

伊万里の中では青磁というのは人気の薄いカテゴリーで、初期青磁の大皿や鍋島青磁、青磁色絵柿右衛門といった品以外は
意外なほど安かったりします。
とはいえ、350年近く前の立派な骨董品といえる古伊万里が数千円で買えていいのだろうか・・・、という葛藤があるのは確ですね。



總光寺へ行く ➁

2022-06-12 19:55:20 | 散歩
前回に引き続き「總光寺」ですが、今回は本堂の中と裏側を紹介します。
まずは、本堂の裏側にある国指定名勝庭園の「蓬莱園」です
案内板です

画像がイマイチですが、こんな感じの庭園です


良く見えませんが、上か水が流れています

庭園の上の方は森と溶け込んでいるような感じです

庭園の右端にこんな立て札があります

本堂に戻ると、素晴らしい欄間があることに気付きます



龍の欄間だけは室町時代の作と言われているようです
このような欄間のるお寺は庄内地方では珍しいように感じますが、どんあもんでしょうか。
緑の中にひっそりと見える山門です

總光寺を出て坂を上っていくと、庄内平野が一望できる絶景ポイント「眺海の森」の展望台へ行けます

真ん中を流れているのは最上川で、ずっと向こうは日本海ですね



總光寺へ行く ①

2022-06-10 20:12:34 | 散歩
今日は午後から雨が降る予報だったんですが、何故か天気が良かったので、30数年ぶりで旧松山町(現在は酒田市)の總光寺へ行って来ました

まずは總光寺へ行く途中にある松山歴史公園へ寄り道です
山形県指定の文化財になっている「松山城大手門」

大手門を入った中にあるお堀ではスイレンが咲き始めていました


茶室「翠松庵」

松山歴史公園から車で少し上っていくと曹洞宗のお寺「洞瀧山 總光寺 」がありますが、まずはこの寺のシンボルと言える「キノコスギ」が出迎えてくれます

キノコスギについて説明板がありました



結構な老木であることが判りますね


この唯一無二の参道を進むと、酒田市の指定文化財になっている「總光寺 山門」が見えて来ます

さらに進むと山門の全体像が見えて来ます

總光寺は南北朝時代の1384年に開山したようですが、山門は三年の月日を費やし、1811年に建立されたそうです

なかなかの造りですね

山門をくぐると本堂が見えてきます

本堂の中、そして本堂の裏側に見所がありますが、続きは次回です