Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

木野俣熊野神社の杉

2024-05-31 20:31:23 | 散歩
今日の酒田は午前中は小雨だったんですが、午後には上がったので、旧温海町(現在は鶴岡市)の山間の集落にある
「木野俣熊野神社の杉」を見に行ってきました。
木野俣熊野神社は国道345号線沿いにあり、赤い鳥居が目印です
案内板がありました

案内板をよく見ないで登ったら急な階段が169段もあることに後から気付きました(結構キツい)
一番下の方にある杉ですが、なかなかの大きさです

「山五十川の玉杉」もそうでしたが、途中から階段が曲がっています

鬱蒼とした中をさらに登ります

ようやっと本殿にたどり着きましたが、本殿の周りに杉の巨木が何本もあります

いずれも存在感のある杉の巨木ばかりです

多少枝打ちされていますが、今にも襲いかかってきそうな姿です

本殿の向かい側の森の杉の巨木


杉の本来の姿でありましょうか

この枝の広がりが・・・

本殿に向って左側にあるスギも巨木です


山形県でもこのところ熊さんが目撃されることが多いので、一応、熊の目撃情報がないことは確認していましたが
さすがに長くいるのはちょっと気が引けたのは事実です。
ちなみにこの辺りは四方を山に囲まれた集落です





元禄柿右衛門と十二代柿右衛門

2024-05-28 23:09:22 | 古伊万里
ヤフオクを見ていたら、ウチにある元禄期の色絵柿右衛門(立派な傷物)と同じ図柄の十二代柿右衛門作品が出品されていた
まずはヤフオクに出品されている十二代柿右衛門の作品です(画像は勝手に借りています)

続いてはウチの傷物の元禄柿右衛門です

明らかに同じデザインですが、現物を見て写したのか絵手本や図録のようなものから写したのかは判りません
調べたところによると、十二代酒井田柿右衛門という人は1953年に江戸期から途絶えていた
「濁白手 」素地技術を復活させた人のようで、そういった意味では現代における柿右衛門の祖と言うべきかも知れません。
画像だけでは判りにくいのは事実ですが、こうして見ていくと
延宝~元禄期の技術がいかに優れていたかを感じざるを得ませんが、それを復活させた十二代もまた偉大だったということでしょうか。
ちなみに、十二代作のお皿の裏側には染付で渦福の落款が入っています。



日本一の大柳(津谷の大ヤナギ)

2024-05-26 20:34:32 | 散歩
今日の酒田は最高気温が22度ほどで、日差しも強くなかったので、先週から計画していた
「日本一の大柳」を見に出掛けました。
日本一の大柳は先日紹介した「幻想の森」と同じく戸沢村にあるんですが、「幻想の森」は最上川の西側にあるのに対し
「日本一の大柳」は最上川の東側(距離的にもそこそこ離れている)にあります。
鮭川の土手の下にある田圃の端の方に立っています

大柳の左の方にある建物は「金打坊地区簡易給水施設」です
大柳の近くへ行ってみました

北西の方向へ向かって傾いたいますが、幹の太さは柳とは思えません
案内板がありました

幹回り7.7mというのは杉やケヤキだとしても結構な巨木です
旧環境庁の巨樹巨木調査で日本一と認められたことから「日本一の大柳」と命名されたようです

幹の下の方の部分ですが、さすがに老木であることが判ります

こんな感じで支えられています

傾いているところが絵になります
葉は結構茂っており、まだまだ生命力を残していることが伺えます

ここには↓のような碑も立っており、案内板が設置してありました

案内板ですが、判るような判らないような・・・

この柳の周りは田植えをしたばかりの水田です


初めて買った焼物の本

2024-05-22 23:17:25 | 古伊万里
 昔買った本を見て、思えば今から30年ちょっと前には骨董や焼物には全く興味がなかったことを思い出しました。
以前にもちょっと書いたかも知れませんが、骨董との出会いは30代になった頃、何の気なしに足を踏み入れた地元の一般向け骨董入札会でありました。
今にして思えば、この入札会の会場が行きつけのパチンコ屋さんの近くだった
これが最大の理由だったかも知れません。
その後、何故か焼物、中でも伊万里だけに対して興味が深まり、いつのまにか30年が経ったというのが現状です
さて、ワタシが初めて購入した焼物の本が↓の「やきもの蒐集入門」です(1990年初版)
この書籍はやきもの全般について紹介されているので、思えばこの本で志野や安南、さらには天目茶碗といった知識を得たものでしたが
そんな中に伊万里もあった訳です。
この書籍の最初の方に「どのように蒐めるか」というコラムがあり、今回読み返したら今更なのだが「なるほど~」と思うものがありましたので
とりあえずタイトル部分だけ紹介したいと思います。
「これなら得意をまず一つ」
「コレクター仲間を大切に」
「本や図録を活用しよう」
「良いものをいっぱい見よう」
「鑑定は土から」
ごく普通のことが書かれてはいるんですが、確かにこれが重要なのは間違いないように思います。
又、「買い方の実際」というコラムには「避けるべき買い方」がいくつか書かれており、タイトルだけ並べると、以下のような感じです。
「衝動買い」
「無知買い」
「投機買い」
さらには「貴方も一流のニセモノコレクターになれる」というコラムもあり
「ブランド物を狙う」
「伝来を尊重する」
「古そうにみえるものを蒐める」
「自分の勘を信ずる」
「約束でものを見極める」
「価格で判断する」
以上のことを守ればいくらでも立派なニセモノが入手できる、と書いてあります。

立派なニセモノコレクターの項目は微妙なものがありますが、たまに思い出すべき項目があるのは確かかも知れません。
(対価を払って「勉強」せざるを得ないのが骨董ではありますが)