Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

百円札

2024-07-28 23:06:17 | 日記
先日の大雨で山形県内はあちこちで道路が寸断されており、とても遠出できる状況ではありませんので
昔のガラクタを整理していたら、昔懐かしい百円札が出てきました。

この紙幣が発行されていたのは昭和28年から昭和49年までで、昭和32年以降は百円硬貨と併用されています。
ちなみに、百円硬貨の変遷は以前にコチラで紹介しています
百円札自体は現存数が多いということもあってか、古銭としての価値は低く、特殊な番号とか以外はさしたる値段はつかないとか。
ワタシが子供の頃は普通に使われていた百円札ですが、同時代、やはり百円硬貨を使うケースが圧倒的に多く
百円札を使った記憶はあまりないのは確かです。
先日、新紙幣が発行されましたが、お国としてキャッシュレスを推進するために予算を使っている中
新たな紙幣を発行するというのは矛盾しているように感じます。
ちなみにウチの会社では今回の新紙幣対応に500万円を超える費用がかかりました。




酒田で大雨

2024-07-25 19:43:17 | 日記
全国ニュースでも流れていますが、今日の酒田は大雨で大変なことになっています
ウチのあたりは特に被害はないんですが、朝から市内各所で道路が冠水、さらに午後に入ると八幡地区で荒瀬川が氾濫

(画像は平常時の荒瀬川の中流域です)
さらに夕方には酒田市北部(ウチから4kmほど先)の日向川が氾濫との情報。一部のスーパーやショピングモールは営業を中止したとのことでした。
会社の同僚で八幡地区に住んでいる人によると、隣家が浸水したとのことで、とりあえず避難所へ向かうことになったとか。
山形県内は内陸部でも雨が降っていますので、最上川は明日以降さらに増水する可能性もあり
現在は雨が上がっていますが、今後どうなるのか心配なところです。


新着古伊万里(染付山水文四方小皿)

2024-07-23 21:05:20 | 古伊万里
ヤフオクで時代のある小皿が出品されていましたので、こんな値段では落札できないだろうという値段で一度だけ入札したら
なぜか落札できてしまいました。(少々傷物ではありますが)
「染付山水文四方小皿」
正保期によく見られるタイプの品で、近年はこのあたりの品も初期伊万里として売られている場合が多いですが
ワタシが伊万里に興味を持ち始めた頃は「前期藍九谷」などと呼ばれていました。

縁文様も見込みの山水文も、この手の品に良く見られるものですので、特別な魅力はありませんが、間違いない品という印象はあります。
惜しむらくは縁にいくつかホツが見られる点ですが、370年も前の品であることを思えばワタシ的には許容範囲です

このタイプとしては珍しく高めの高台で、盛大に砂付きが見られます

意外な見所が裏面でありまして、唐草文が大胆に絵付けされています
ここまで裏面を描き込んだ品は意外に少ないような気もします(私見ですが)

個人的には久々の掘り出し物でありまして、お値段はなんと新札の意匠で言うと津田梅子さん1枚でした。
出品者が山形県となっていたので、どこの業者さんかな~と思っていたら、出品者は特定できませんでしたが
発送受付が酒田市内の郵便局になっていたので、ちょっとびっくりした次第です。



さみだれ大堰

2024-07-21 21:00:42 | 散歩
今日の酒田は最高気温が32度と、えらく蒸し暑い日でありましたが、とりあえず近場で涼しそうに見える場所ということで
庄内町の最上川にある「さみだれ大堰」へ行ってみました。
こんな感じの場所です
洪水の防止と農業用水の安定的な供給を目的とした、全長200mを超える日本最大級のゴム堰だとか

対岸の施設には実際に川を泳いでいる魚が見れる「フィッシュギャラリー」があるんですが、残念ながら閉鎖中でした
施設のある側は酒田市ですが、大堰は庄内町ということのようです

梅雨時なので水量はかなり多いようです

深さがどれくらいあるのかは判りませんが、この流れに落ちたら・・・

上流側です
最上川の横を国道47号線が続いており、戸沢村を経て新庄へ続きます

下流側、河口のある酒田へと流れて行きます

気分だけは多少涼しくなりました


踊る菩薩

2024-07-19 19:44:18 | 日記
酒田はこのところ梅雨時らしい天気で、昨日の午前中はかなりの雨で一部で道路も冠水というひどい天気でした
そんな訳で出かけるには向かない天気でしたので、とりあえず本を読んで過ごすことにしました。
「踊る菩薩/一条さゆりとその時代」という作品で、昭和30年代~40年代前半に「ストリップの女王」と呼ばれた
一条さゆりさんの評伝です。

ワタシは普通の小説よりもこういった実在の人物の評伝や伝記物が好きなのでとても興味深く読めたんですが
ワタシの世代では一条さゆりさんについては名前しか知らない(彼女が猥褻関連の裁判で話題になったころは中学生)
というのが現実ですが、この作品では彼女の人生を追いながら、その時代に起きた出来事も交えて描いています。
ストリップの世界では警察の手入れで逮捕されることは日常茶飯事だったようで、ほとんど罰金を払って保釈というのが普通
(罰金はストリップの興行主が払う)だったようですが、彼女が有罪判決を受け六カ月も収監された裏には
官憲による見せしめとしての側面が強かったようです。
この裁判は最高裁まで争われたこともあって、かなり大きな話題になりましたので
ワタシの記憶に残る一条さゆりという名前はそんな時代にものであったのは確かです。
彼女が逮捕されたのは引退興行中であり、もし何事もなくストリップの世界を引退していたら彼女の後半生は大きく違ったものになったのかも知れません
しかし、現実はそのようにはならず、彼女は不幸な後半生を送ることとなりますが
それは彼女が「一条さゆり」という宿命をずっと背負ったからなんでありましょうか。
ちなみに彼女の裁判が行われていた時代、日本に女性の検事は一名もおらず、白人の陪審員だけで黒人を裁く、みたいな状況だったようです。