Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

母が旅立ち

2023-03-29 21:31:56 | 日記
 先日、満92歳のウチの母が眠るように旅立ちました

昨年12月に脳梗塞を発症し一か月ちょっと入院。退院することになったものの
両手・両足は自由にならなくなり、リハビリ専門の病院への転院か自宅での介護という選択肢を迫られ
年齢を考えるとリハビリしても病状が好転するとも思えず、自宅での介護を選択しました。
週二回訪問介護をお願いし、それ以外の日はウチの姉が面倒を見るという生活になりました
しかし、徐々に体力の衰えが見られるようになり、最初の頃は喋れていたものの、うまく喋れないために
自分から喋る回数はほとんどなくなっていき、旅立つ10日ほど前には食事がとれなくなりました。
主治医の往診を仰ぐと、「飲み込む力がなくなっているので、あまり長くはないと思う」とのこと
それでも水分の補給だけで10日ほど頑張ってくれました。

自宅で旅立たせることができたのは、せめてもの親孝行だったかな?、と今は思っている次第です。



2枚の二十銭銀貨

2023-03-24 21:33:52 | コイン
 最近はメインである古伊万里は全く入手できていないので、とりあえずちょっとだけある古銭を紹介します。

左は明治3年と4年だけに発行された「旭日竜二十銭銀貨」で、右は明治6年~明治38年に発行された「竜二十銭銀貨」です
どちらも品位は銀800銅200ですが、「旭日竜二十銭銀貨」の方がわずかに大きく直径が24mmで、「竜二十銭銀貨」は23.5mmです。

デザイン的には以前の紹介した二種類の五十銭銀貨と共通ですが、さすがに額面にあわせてサイズが小さくなっています。
現在の10円銅貨の直径が23.5mmですから、ほぼ同じサイズということになります。
さて、個人的に疑問なのは、現在の貨幣には「ニ」という単位がない(「二千円札」はともかく)のに
明治期にはなぜ「ニ」という単位の貨幣が発行されていたかという点です。
この時代には今回の二十銭銀貨のほかに、コインコレクターにとって憧れの「旧二十銭金貨」(二千万とかします)を筆頭に
「旧二円金貨」(数十万~一千数百万)、明治30年~昭和7年にかけて発酵された「新二十円金貨」(数十万~一千万)
そして江戸川乱歩の小説のタイトルにもなっている「二銭銅貨」(直径31.8mmという大きなサイズです)が発行されています。

日本における「二」単位の貨幣は昭和7年の「新二十円金貨」を最後に姿を消します
「二」単位の貨幣が消えた理由は判りませんが、江戸期には「二朱金」とか「二朱銀」が存在しますので、このあたりにヒントがあるのかも知れません。


玉簾の滝はまだ冬

2023-03-19 20:02:25 | 散歩
今年は雪解けが早いので、お馴染みの玉簾の滝の様子を見に行こうと思い立ち
午後から行ってみたんですが、さすがにまだ雪がそこそこありました。
駐車場と道路は除雪されおり雪はありませんが、周りはまだまだ雪が・・・

滝へ向かう道の横の川はこんな感じでした

道路の横の雪がこんな感じなので、こりゃダメだろうと思いながらちょっとだけ滝の方へ向ってみました

結果はやはり長めの長靴でないと行けないくらいの雪があるようでした
予想はしていたものの、やはり滝へ向かうのは次回に持ち越しということになってしまいました

山から霧が立ち上っていますが、このあたりの気温は3~4度しかありません
(平地の気温は10度ほど)
ちなみにここから3キロ程手前は↓のような感じで雪はありません

しかし、滝のある升田地区へ近づくと↓のような状況に

標高差はほとんどないはずですが、やはり山に囲まれた鳥海山の麓という環境ゆえかも知れません


元滝伏流水 3月

2023-03-17 17:27:55 | 散歩
今日は最高気温が10度ほどで天気が良かったので、ワタシにとってのパワースポットでもある、にかほ市の元滝伏流水へ行って来ました。
去年最後に行ったのが雪が降る前の11月25日でしたから、約四か月ぶりです
今年は雪が少なかったので、駐車場から向かう道は雪がありません

と思って少し進むと、やはり一部の雪が残っていました

右側の水路の横にも一部残雪が

これは山の方から流れてくる雪解け水でしょうか

あとはいつもの景色が続きます


残雪と木漏れ日


700mほど歩いてたどり着きました

手前の部分

一番水量の多い本流ですが、水の流れが生き物のように見えます
画像では伝わりませんが、夏よりも水音が大きく、水量が多いように感じます

個人的に大好きな一番奥のあたり

この糸のような水の流れは繊細で魅力的です

ワタシが駐車場に着いた時は車が一台も止まっておらず、「独り占め」と思ったんですが、帰りにはお孫さんを連れた方々と出会いました。

毎度代わり映えのしない画像ばかりですが、雰囲気だけでも伝われば幸いです。

戦後まもなくの五十銭黄銅貨

2023-03-14 23:30:11 | コイン
以前に明治時代の五十銭銀貨を2種類紹介しましたが、今回紹介するのは戦後まもなくの昭和21年~23年に発行された50銭黄銅貨です
この2枚はずっと前からウチにあったもので、恐らく昭和28年以降、一円未満の貨幣が使えななったので、そのまましまい込まれたんだと思われます。
明治期の50銭銀貨は直径30ミリ以上あり、品位も銀800銅200という立派なものでしたが、第二次大戦の敗戦という混乱期に発行されたのが
上記の二種類の50銭で、材質も銅600に亜鉛400、サイズ的にも左が直径23.5ミリで現在10円硬貨と同じサイズ
右に至っては直径が19ミリと、現在の一円玉よりも1ミリ小さいサイズです。
ちなみに、左の五十銭は昭和21~22年のみの発行で、右の五十銭は昭和22~23年だけ発行されています。
以後、日本では一円以下の硬貨は発行されていませんので、どちらも古銭としての価値はと低いものの
サイズや材質に時代が反映されていることに価値があるのかも知れません。