Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

獅子ヶ鼻湿原へ行く ➁

2022-07-31 00:27:46 | 散歩
 前回の続きですが、異形ブナの林を抜けて、いよいよ湿原らしい場所へ向かいます
まずは「あがりこ大王」から戻る途中にあった異形ブナです
幹の部分はこんな複雑な形をしていますが、自然の神秘といった感じです

元の道へ戻り、さらに登っていくと案内図があったので、多少迷ったものの、とりあえず矢印通りに左へ向かいます
(ガイド付きの団体さんは右へ行ったようです)

するとあちこちに水が流れている、いかにも「湿原」といった感じになってきます

このあたりからは木道がなくなり、細い岩場の道をしばらく歩くことになります

さらに進むと「出つぼ」と呼ばれる湧水地へたどり着きます
「出つぼ」のそばにある老木

こんな景色もありました

こから先はさらに道が険しくなり、こちらへ向かったことをちょっと後悔します

どうやら「出つぼ」側へ向かったのはワタシ一人のようで、木道や案内板もないこともあって、「迷ったらどうしよう」とか考えます
それでも頑張って進むと、ようやっと木道へ出ましたが、今度は熊が出そうな気がしてきます。

やっと導水路の近くへたどり着くと、こんな看板が

ここから導水路沿いに進むと、コケの群生地を通り「鳥海マリモ」が見れるようです
導水路の途中にはこんな場所も。神秘的な色をしていますね

さらに木道を進むと、こんな景色が

森の中を流れる湧水が大量に流れ込んでおり、この水際はとても涼しく何時間でも居られる感じです。
森の中からこんな感じで大量の水が流れてきます

さて「鳥海マリモ」とは何でしょうか?

どうやら二種類のコケが絡み合って球体状になったものらしいですが、イマイチ良く判りませんでした

とは言え、このブナ林を湧水が流れる景色は素晴らしく、この景色を見ただけで苦労してやって来た価値があります

確かにコケが群生しています

もう少し進むと、案内図の場所へ戻るんですが、さんざん歩いた上に苦行のような坂が・・・

坂を上りきると、途中で追い越した団体さんが一休みしながらガイドさんの説明を受けていました

あとは異形ブナ林を赤川の流れを見ながら戻るだけです
水の流れの音が涼しさを誘いますが、通常のトレッキングの1.5倍くらいのペースで歩いたので、汗だくだったりします。

ここを抜けると管理棟があり、無時に一周したことになります

ついでながら、入り口には入山者の数を把握するために赤外線センサーが設置してありました
(17時までには戻る必要があるようです、熊さんとか出るらしいので)

獅子ヶ鼻湿原へ行く

2022-07-29 20:17:34 | 散歩
酒田もここ数日は最高気温が30~31度ということで、夏本番といった感じですが、とりあえず涼を求めてお隣の秋田県へ行って来ました
「獅子ヶ鼻湿原」は秋田県のにかほ市にあり、鳥海山麓の北側に位置するブナの原生林に囲まれた場所です(ウチから車で50分ほど)
以前に紹介した「奈曽の白滝」や「元滝伏流水」からはそれほど遠くありませんが、ここ異形のブナ林で有名な場所です

ここが入口です

良く知らない花が咲いていました

木道を歩いていくといきなり異形のブナが・・・

中高年のグループがトレッキング・ガイドと一緒に歩いていましたが、道を譲ってくれたので先を急ぎますが
良く見るとそこら中に異形のブナがあことに気付きます

異形のブナばかり林立する森はまるでロストワールドのような雰囲気も・・・

さらに森の中を進むとこんな看板があり、橋を渡ると湿原の入口かと思うとそうではなく、本格的な湿原まではまだ距離があります

ちなみに「赤川」はこんな感じです

さらに森の中を進み、案内板から右へ300mほど入ると、この森の主である「あがりこ大王」がありますが
その途中にもこんな異形のブナの巨木が


なんとも不思議な形をしていますが、さらに進むと「炭焼き窯」があります

案内板を見ると、実はこの炭焼き窯こそが異形ブナの秘密らしいです

さらに森の中を歩いていくと、いよいよありました「あがりこ大王」

案内板①

案内板➁

別方向から

「あがりこ大王」の近くに花一輪(何の花か知らない・・・)

「獅子ヶ鼻湿原」は一周5kmほどありますので、続きは次回です



マイナポイント

2022-07-27 21:13:56 | 古伊万里
マイナポイント事業の第二弾が先月末から始まっており、ウチのお店で扱っている電子マネーの申し込みが増えています

このご時世、うまく利用すれば20000円得することができるというのは、とても大きいのは確かのようで
高齢者を中心に今月は申し込みが先月の3倍近くになっていたりします。
で、先日なんですが、申込書の生年月日を見たら令和2年というのあがありました
令和2年生まれ・・・、満二歳ですね
勿論、親の承諾があれば何歳でも作れますし、クレカのように面倒なことがなく、すぐにカードが貰えるというメリットがあります。
早い話が、親が子供のマイナンバー・カードを申し込み、さらにマイナポイントと紐づけできるカード等を作成
さらに子供の名前で銀行口座を作れば、それこそ年齢にかかわらずマイナポイントをフルでGETできる訳です。
(フルでGETできるのは第一弾の時に5000円分のポイントを貰っていない人になりますが)
極端な話、五人家族だった場合、うまく立ち回れば10万円分のマイナポイントがGETできることになります。
いや~、抜け目がない人がいるもんだな~、と思いネットで検索すると、こうすれば子供のマイナポイントがゲットできるという記事が
あちらこちらにありました。(情報を制する者は得をする・・・)
市役所のマイナポイント相談口はえらく混雑している(高齢者で)ようで、かなり大変なことになっているとか・・・

マイナンバー・カードを普及させるのに、目の前にニンジンをぶら下げるということをお上がやっている訳ですが
正直なところ、そんなことをするんだったら、マイナンバー制度がスタートした段階でもっと無駄遣いしないですむ方法があったのでは?
などと考えるのは私だけでありましょうか?。


濃みの美しい(と思う)中期古伊万里

2022-07-18 21:48:08 | 古伊万里
最近はなかなか古伊万里が入手できず(限られた予算内で)、どこかへ出掛けようにも休日は雨ということで
何もブログにUPできるネタがないので、とりあえず今まで何の脈絡もなく紹介してきた古伊万里をちょっとしたキーワードで分類して再掲したいと思います。
(もはやネタ切れですな・・・)
そんな訳で第一回(二回目はないかも知れませんが)は、個人的に染付の濃みが美しいと思う中期古伊万里をいくつか再掲したいと思います。

① 四寸サイズの変形皿です

中央部を白抜きし、その周囲を濃いめの染付で塗りつぶし、その中に菊文が描かれています

この品の良い点は、落款が中期古伊万里の中でも優品が多いとされる「古人」である点でしょうか。

➁ 四寸半サイズの流水文が美しい小鉢です

見込み中央部に精緻な団龍を描き、周囲は竜田川文ですが、薄い染付と濃い染付を併用することで完成度の高いデザインになっています
薄濃みの出来栄えも出色だと思います。落款は「渦福」

③ 菊文の六寸皿です

①の品と同じ様な印象の品ですが、こちらは➁と同様に二種類の染付でより完成度の高い品になっています。落款は「渦福」

④ 流水に菊文の六寸皿

技法的には③の品と同じタイプの品ですが、中央が白抜きではなく五弁花である点、見込み周囲の青海波文などから
若干華やかな印象を覚えます。落款は「太明成化年製」

⑤ 菊に雲気文の五寸深皿

中央部が白抜きされた典型的な延宝~元禄期の深皿で、周囲を六つに区割りして一つおきに同じ文様を描いています
文様の筆致の細かさと染付の発色の清麗さは、さすがに盛期伊万里といった印象です。
この品の落款は優品が多いことで知られる「車輪福」です

あらためて盛期伊万里の水準の高さを感じる品でもあります。

元滝伏流水へ行く

2022-07-10 09:45:37 | 散歩
 「元滝伏流水」は一昨日に紹介した「奈曽の白滝」からさほど遠くない場所にあり、TV番組とかでも紹介されている、にかほ市のスポットです。
駐車場からすぐの所に遊歩道の入口があります
こんな感じの道を進んでいきますが、日陰なので暑くはありません

道の右側にはあちらこちらから水が流れ落ちています

さらに進むと左側にはこんな景色が

水と岩、そして草が織りなす不思議な景色です

さらに進むと、この伏流水の源流(?)へたどり着きます

一番奥のあたりはこんな感じですが、デジカメを落っことしたせいかボケてます・・・

この辺りに来ると水と鬱蒼とした森のおかげで随分と涼しく、外気温が32度もあっても何時間でも居られる感じでした
平日にもかかわらず、観光客は十数人いたでしょうか。

案内板を見ると判るように、この水はすべて鳥海山の伏流水で、遊佐町の牛渡川と同様に鳥海山の恵み豊かさの象徴かも知れません。
暑い時期には手軽に行ける最高のスポットのひとつだとワタシは思います。