Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

防虫剤の入替

2022-02-27 20:38:41 | 
 酒田も今日は気温が8度位まで上がり、午前中は雨となりました
少しづつ雪解けも進んでいますので、大雪だった今年の冬もあと少しの辛抱かも知れません。

さて、ウチには何年か前に収集した蝶の標本がいくつかあるんですが、標本にとって最大の敵は虫でありまして(カツオブシムシとかチャタテムシ等)
こいつに入られると、折角の標本が食べつくされてしまいます。
実際、昔の標本箱を取り出したらピンしか残ってなかったなんていう話もあるようです
そんな訳で久々にウチの標本箱の防虫剤を入れ替えました。(一部だけ)
まずはワタシの一番大好きな「スカシジャノメ」の箱から


蝶の標本はとても繊細ですが、特にスカシジャノメのような小さな種類は気を使います。展翅する時に大きなクシャミをしたら
標本がバラバラになったなんていう話を聞いたことがあります。
続いては、比較的大型の蝶の入った箱です

左からミドリメガネアゲハ、アオメガネアゲハ、そしてワシントン条約で商業取引が禁止されている「ミンドロカラスアゲハ」です
メガネアゲハはこの他に「アカメガネアゲハ」という種類がいますんで、本来ならメガネアゲハ三種類を同じ箱に入れるところですが
ある時期に「蝶の標本のような繊細な品は自分には向いていない」と気づき、アカメガネアゲハは入手することなく蝶のマイブームは終わったのでした。

今でも蝶の標本は大好きですが、保存のことを考えると、ワタシには古伊万里の方が向いているようです。

土曜日の虎

2022-02-20 20:33:50 | 日記
ここ数年、昭和の時代のTVドラマのDVD・BOXを買い込んで見ているんですが
(「特捜最前線」、「非情のライセンス」等)
今迄知らなかった作品ながら、とても出来が良く楽しめた作品が「土曜日の虎」です。
この作品、昭和41年にTBS系で全20話のシリーズで放送されていますが、当時ワタシは7歳ですし、山形県では当然のように放送されていません
原作は多作の人気作家ながら若くして亡くなった梶山李之ですので、原作がいいのは確かですが
個人的には酒田が生んだ個性派俳優、成田三樹夫の唯一の主演シリーズであるというのも大きなポイントだったりします。

放送当時、成田三樹夫は31歳でようやく悪役を得意とする個性派俳優として名を上げ始めた頃で
共演している工藤堅太郎と江波杏子はともに20代前半だったようです。
成田三樹夫が演じるのは経営コンサルタントですが、これは現在イメージする経営コンサルタントとは違い
産業スパイ、乗っ取りと言ったライバル企業の悪に対して知識と行動力で立ち向かうという役どころです。
当時流行していた007シリーズに代表されるスパイ映画の影響も見られますが、成田三樹夫のファンとしては必見の作品なのは確かです。


新着古伊万里 

2022-02-18 19:41:12 | 古伊万里
酒田は平年の3倍を超える大雪で(現在の積雪は42cm)、しばらく穏やかな日が続いたと思ったら
木曜日から金曜日にかけて30cmほど積もり、今日は除雪に追われました。

それはさておき、数か月ぶりで新たな古伊万里を入手したので紹介したいと思います
「染付牡丹文五寸皿」
牡丹の花を大きく大胆に描いた小皿で、余白や構図の妙で五寸皿とは思えないサイズ感があります
享保~宝暦期の染錦の品で牡丹を大きく描き、さらに唐獅子などを描いた品は良く見かけますが
そういった品とは一線を画す魅力を備えているように思います。

濃みによるグラデーションの効いた絵付けはなかなかのもので、恐らくは寛文末~延宝といった時代の品と想像されます
個人的にこういった大胆なデザインの品を見かけると、どうしても欲しくなります
落款は「角福」で、裏文様も寛文期によく見られるタイプのものです
ただ、高台が寛文期の特長的な薄くまっすぐ立ったものでないことを思うと
やはり延宝に近い時代の品なのは確かでしょうか。
ところで、古伊万里ではこういった描かれ方をした花は多くの場合「牡丹」ということになっていますが
↓は借りて来た牡丹の花の画像なんですが、この品の場合も牡丹と言えば牡丹かな?、といった感じではあります。


新集成伊万里

2022-02-10 21:01:21 | 日記
「新集成伊万里」というのは小木一良先生の監修した古伊万里の図録で、平成五年に初版が発行されています。

この図録を初めて見たのは今から20数年前で、当時毎月のように東京へ出張していたワタシは、新幹線の待ち時間、寸暇を惜しんで
八重洲ブックセンター5階(だったかな)の陶磁器関連の書籍が置いてある売り場へ通っていました。

そこに並んでいたのがこの「新集成伊万里」でした。
とは言え値段を見ると二万円也と、伊万里に興味を持ち始めたばかりの者にとっては厳しいお値段
そんなこともあって、こんな立派な図録は買うことはないんだろうなと決めつけていました。
しかし、10年近く経ったある日、ヤフオクで数千円で売りに出ているのを発見、特殊な書籍なので競合もせずに落札と相成りました
かくして念願の図録を安く入手した訳ですが、このような立派な図録に載っているような品は入手できない(後期・幕末の品は除く)
と思っていたんですが、一応ウチにも中期までの品で2品図録掲載品があります。(いずれも傷物ですが・・・)
その①
回想の古伊万里 3」で紹介した「草花文皿」
その➁
回想の古伊万里 119」で紹介した「山水波文皿」

図録に載っていれば良い品という訳ではありませんが、収集を続ける上でなにがしかの励みになったことは確かでしょうか。


大雪で裏庭の鳥海山に新山が出現!?

2022-02-06 12:32:17 | 日記
 今年の酒田は平年の3倍を超える積雪量でありまして(と言っても山形県内では一番少ない)、連日の除雪でブログはお休みしておりました

で、現在はどんな状況かというと

奥の方に小高くなっている部分が元々除雪で出来ていた山なんですが、手前の少し低い部分は
金曜日の夜から降った雪(たぶん30cm近く)を除雪した雪です。
ちなみに上から見ると↓のような状況で、こんな大雪は近年は全く記憶にありません
道路は除雪で道幅がとても狭くなっており、車同士がすれ違えない場所が多くなっています
↓は隣家の欅の木なんですが、片側だけ雪が付いているのは海側から吹く季節風による吹雪の結果だったりします

火曜日頃からは多少気温が上がりそうですが、この雪が解けるのはいつの日やら・・・