Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

新着古伊万里

2024-06-20 21:26:18 | 古伊万里
かなり久しぶりに古伊万里を買いました
なんのことはない、安かったので購入したというのが理由で、良い品はあっても高いので、この品に落ち着いたということだったりします。
「色絵椿文うがい碗」

直径15cmほどの典型的なサイズのうがい碗で、個人的に椿文が好きなのも購入理由かも知れません

あまり良い土は使われておらず、見た目よりも手取りが重いことから想像すると、中期の波佐見系の窯の品でしょうか

見込み中央の周囲をよく見ると円周状の縞があり、明らかに重ね焼きされた量産品であることが判ります。
うがい碗といえば国内需要のみだったと思われますが、中には色絵柿右衛門の素晴らしく上手の品も存在しますので
(確かDr.k氏のコレクションにあったような)
そういった品は皇族や貴族層で使われ、今回のような品は庶民に使われたんでありましょうか(根拠なし)
ちなみにウチにはもうう一つ「うがい碗」があり、それが↓ですが
共通点が多いことから、同じ窯の品なのかも知れませんね。

あっさりとして絵付けながら、やはり女性的な印象を受けます




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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
酒田の人さんへ (Dr.K)
2024-06-21 10:16:30
良い物を手に入れましたね(^_^)
しかも、安く手に入れたのですか(^-^*)

確かに、良く見ますと、蛇の目釉剥ぎになっていますから、重ね焼きされたのですね。
その点では、私の所蔵している柿右衛門様式の「うがい碗」(拙ブログの2021.3.13日紹介)に比べますとランクは下がるかもしれませんが、立派なものですね(^-^*)

この「うがい碗」の生産地なのですが、確かに、土とか、蛇の目釉剥ぎなどから考えますと、波佐見系なのかもしれませんね。
ただ、私は、波佐見焼きについては勉強不足なのですが、この様な例を見ますと、波佐見でも色絵は焼けていたのですね。
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Unknown (ぽぽ)
2024-06-21 12:44:44
酒田さんへ
うがい碗なるものなのですね!
勉強になります(^^)
蛇の目を隠すような絵付けが碗の高台分なのでまるで分かりませんね。
すごく自然な絵付けに見えます(^^)
また白磁の部分の風合いがぼてっとしているよう見えました。個人的にこの感じが好きです。(^^)
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酒田の人さんへ (遅生)
2024-06-21 14:23:50
椿の図がうまくまとまっていますね。
釉剝ぎを感じさせません。
皇族や貴族層とまではいかないにしても、庶民の中でも、センスの良いお嬢様が使っていた器ではないでしょうか。
波佐見もなかなかやるではないか、というのが私の感想です。
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Dr.kさんへ (酒田の人)
2024-06-21 19:13:47
うがい碗は柿右衛門の」ような特別な品を除くと、それ程の値段にはならないようです
あっさりとした絵付けながら、余白がうまくとられているように感じます。
波佐見焼については私もあまりよく判っていませんが
全体の雰囲気が同時代の伊万里とは明らかに違っているように思え
土の感じなどから波佐見ではと思った次第です。
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ぽぽさんへ (酒田の人)
2024-06-21 19:18:07
うがい碗(鉄漿碗とも言いますが)は小さな高台の特長的な器形で
内側だけ絵付けされている場合がほとんどです。
重ね焼きで厚ぼったいといえば、すぐに思い出されるのは「くらわんか」ですが
絵付けはともかく、その特徴に当てはまってはいます。
雑器の類なのかも知れませんが、独特の魅力があるように感じています。
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遅生さんへ (酒田の人)
2024-06-21 19:22:25
椿文は結構好きで、伊万里でも良く見かけるモチーフですが
ちゃんと黄色を使っているあたりがポイントかも知れません。
デザイン的にも見るべき点があるようには感じますが
必要以上に丁寧でないあたりが魅力の一端なんでありましょうか。
天明以前の中期までだと、磁器は高級品だったでしょうから
やはり若干の富裕層が使った可能性はあるのかも知れませんね~(希望的観測)
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