Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

シチズン・コスモトロン 7806A

2016年01月24日 | 修理・工作・技術
久しぶりに引っ張り出したシチズン・コスモトロン。折角なので電池交換して暫く稼働させてみる。結果、少し進むようなので緩急針の調整を行う。調整中にテンプの動きにムラがあることに気づく。電池電圧をコイル基板に取り次ぐ端子部分の接触不良が疑われたので基板の端子を磨き微量の接点復活剤を処置。コイル基板の電源ターミナル部は基板の表裏に各一箇所。テスターで基板電圧の安定を確認するもテンプの動きは安定せず。仕方なく基板、テンプ、輪列受けを降ろして注油。テンプを降ろした際にアンクルが見当たらず脱落したかと一瞬焦る。電磁テンプ式ムーブメントはテンプの振り石でインデックス車を直接駆動する方式だった。チョンボ整備なのでこの程度の分解にとどめておく。完全OHする気力はない。簡単分解してみて気づいたことに電磁テンプ式ではテンワに重い永久磁石を二つ搭載している。それゆえ姿勢差がかなり大きく出ると思われる。まあ、キリキリに精度を追い求めるのではなく、緩くメカニズムを楽しむ時計趣味なので気にはしないのだけれど。分解ついでに風防ガラスの内側やインデックスを磨いて元通り組み付け。あとは時間の追い込みをして楽しむことにした。
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