最終回文庫◇◇雑然と積み上げた本の山の中から面白そうなものが出てきた時に、それにまつわる話を書いていきます◇◇

※2011年9月以前の旧サイトで掲載した記事では、画像が表示されないものがあります。ご容赦ください。

私の絵本コレクション ペール・カストール どうぶつシリーズ

2017年12月14日 | 絵本





カストールのどうぶつシリーズは、すべてリダが文を書きロジャンコフスキーが描いています。

オリジナル版で持っているのは、"Coucou"(カッコウ)1冊だけ。1939年の発行です。

 表紙。



 標題紙。




 本文から。



 他の鳥に托卵する様子が描かれています。



生態を正しく描いた内容は、現在も評価が高いです。
古書展でシリーズを見つけ、見たことがなかったこの1冊を買い求めたのだったと思います。全部買っておけば良かった……。


このシリーズ、最初の邦訳は福音館書店から世界傑作絵本シリーズとして、『りすのパナシ』『かわせみのマルタン』『くまのブウル』『かものプルッフ』『のうさぎのフルー』が出版され、しばらくの品切れ後に、世界傑作童話シリーズとして『りすのパナシ』『のうさぎのフルー』『かわせみのマルタン』の3冊だけが再出版されましたが、現在は絶版になっています。

 手元にあるのは、そのうちの1冊『のうさぎのフルー』。
 表紙




 標題紙。



 本文。(訳文部分を修正しています)








現在は童話館出版からシリーズで発行(『かっこう』は含まれていません)されていて、入手可能です。